高齢になると病気のリスクが高まりますが、肺炎もまた年齢が上がるごとにかかりやすくなります。日本人がかかる肺炎の中で主な原因菌である「肺炎球菌」。肺炎は、細菌やウイルスなどの病原微生物が体内に入り込み、肺に炎症を起こした状態です。 高齢になると、体力の衰えや持病によって免疫力が弱まり、病原微生物に感染しやすくなってしまいます。
肺炎球菌による肺炎には、うがいや手洗いなど毎日の感染対策はもちろんのこと、ワクチン接種が有効。オーストラリアでは、70歳以上の方に肺炎球菌予防接種の「プレベナー13(13vPCV)」を推奨しています。以前に「ニューモバックス23(23vPPV)」を接種したことがある方でも、1年以上経過していれば「プレベナー13(13vPCV)」も接種することができます。
今回は、その肺炎球菌の予防接種について「ワールドシティ日本語医療・歯科センター」がご紹介します。
同院には経験豊富なGPが常駐し、各種ワクチン接種も受付中。感染悪化を予防するために、妊婦の方やお子様はワクチン接種をしておきましょう。オーストラリアでは「全国予防接種プログラム(National Immunisation Program)」にて、百日咳を含むさまざまな予防接種を対象者が無料で受けることができます。
「体・歯・美のケア」ができ、長年シドニーの日本人の健康をサポートするためのGPをはじめ、女性医師による美容医療、審美歯科も提供しています。
「肺炎球菌感染症」とは、肺炎球菌という細菌によって引き起こされる病気です。日本人の約3~5%の高齢者が、鼻や喉の奥に菌が常在しているとされており、たとえオーストラリアに在住していても、これらの菌が何らかのきっかけで進展することで、気管支炎、肺炎、敗血症、髄膜炎などの重い合併症を起こす可能性があります。また、副鼻腔炎や中耳炎の原因にもなり得ます。
発熱、咳、息切れなど風邪とよく似た症状で、7~10日以上も咳や高熱が続く、息苦しい、息を吸うと胸が痛いといった状態であれば、風邪ではなく肺炎の可能性があります。ただし、高齢の場合は急激に症状が進むことや、典型的な肺炎の症状がみられないこともあります。「元気がない」「食欲がない」などの症状が肺炎によるものである可能性もあるため、周囲の方は高齢者の体調不良を見逃さないよう注意が必要です。
「肺炎球菌感染症」は主に気道の分泌物に含まれる細菌で、唾液などを通じて飛沫感染します。
乳幼児と高齢者の負担が最も大きく、日本では高齢者肺炎の原因の第1位となっています。また、アボリジニやトレス海峡諸島民の子供や成人にもリスクの大きいものです。高齢の場合、インフルエンザをきっかけに肺炎を起こすこともあり、インフルエンザ流行時に肺炎で入院した患者の原因菌として肺炎球菌が多いことも報告されています。
肺炎球菌感染症は、高齢者に多くみられます。肺炎球菌感染症の原因には、90種類以上の「肺炎球菌」がありますが、重篤な感染症に至るのは数種類だけ。肺炎球菌は通常は気道にすみつき、特に冬と春の初めに空気中の飛沫により感染が拡大していきます。
オーストラリアの定期接種で使用される「ニューモバックス23(23vPPV)」は、そのうちの23種類に効果があります。この23種類は、成人の侵襲性肺炎球菌感染症(※)の原因の約4〜5割を占めるという研究結果があり、侵襲性肺炎球菌感染症を4割程度予防する効果があります。
肺炎球菌感染症のワクチン接種は、全国予防接種プログラム(National Immunisation Program)の援助を受けているため、対象者は無料でワクチン接種をすることができ、70歳以上の健康なオーストラリア在住の非原住民成人の方で「プレベナー13(13vPCV)」をまだ接種していない場合、1回接種することが推奨されています。この場合、過去に「ニューモバックス23(23vPPV)」を接種してから、少なくとも12カ月後に「プレベナー13(13vPCV)」を接種できます。
ワクチン接種を受けることで感染のリスクは減りますが、その免疫力は時間とともに低下するため、定期的なブースター接種が必要です。
また、50歳以上の健康なアボリジニおよびトレス海峡諸島民の成人の方は、「プレベナー13(13vPCV)」を1回接種し、12カ月後に「ニューモバックス23(23vPPV)」を1回接種し、少なくとも5年後に「ニューモバックス23(23vPPV)」を2回接種するという手順になります。
かかりつけ医(GP)に相談して、必要な時期にしっかりと予防接種を受けておきましょう!
※肺炎球菌による侵襲性感染症のうち、菌が髄液または血液から検出された感染症のこと。
現在、「プレベナー13(13vPCV)」と「ニューモバックス23(23vPPV)」が、全国予防接種プログラム(National Immunisation Program)のもと、対象者に接種される肺炎球菌ワクチンです。
先住民以外のオーストラリアに住む成人には、70歳時点で肺炎球菌結合型ワクチンの単回接種が推奨されています。70歳時点で肺炎球菌結合型ワクチンの接種を受けていない70歳以上の方は、できるだけ早くキャッチアップ接種を1回受けましょう。
肺炎球菌ワクチンの接種は、以下の人に推奨されています。
シドニーシティ歯科本院
住所:Level 1 & 2 / 722 George Street, Sydney NSW 2000
電話: (02) 9281-0348(日本語ライン)または (02) 9281-6744(歯科直通/英語対応)
営業時間:月~金 9:00-18:00/ 土 9:00-16:00
イーストウッド歯科分院
住所:3/14 Ethel Street, Eastwood 2122
電話番号:(02) 9858-3000
営業時間:月~金 9:00-18:00/ 土 9:00-16:00
ケンプシー歯科分院
住所:37 North Parade, Campsie 2194
電話番号:(02) 9136-4777
営業時間:月~金 9:00-18:00/ 土 9:00-16:00
予約時に申し出ることで、診察や施術の当日に日本語通訳を付けることもできます。
左:ジェシカ医師、右:ナームン医師
日本語通訳勤務のいる「ワールドシティ日本語医療・歯科センター」には、女性医師が常勤しています。GPは全診療科目を診察してくれる町のお医者さん。
新型コロナウイルス、インフルエンザ、帯状疱疹、百日咳などの各種予防接種を担当してくれる他、薬の処方や治療、血液検査、乳がんの診察などをしてくれるので、何らかの症状があれば、まずはGPへ。GPのいるクリニックでは毎年、各種予防接種や健康診断も実施されています。
週6日、学校や仕事帰りや土曜日にも通える親切な営業時間で、GPの他、歯科、血液検査ができる検査施設も併設しています。短期滞在や年単位の長期滞在でも、海外旅行保険をお持ちの方にはキャッシュレスの診察サービス、メディケアをお持ちの方にはバルクビリングによる自己負担なしの診察サービスを提供しています。海外留学生保険(OSHC)をお持ちの方は、治療内容に応じて後日保険会社に申請することで保険カバーが受けられます。
日頃の定期検診、身体の不調、事故や怪我の際でも不安に思わず、健康を第一に受診しましょう。
中でもGP(一般開業医)のジェシカ医師は、海外渡航者の治療経験が豊富で、感染症、婦人科、産前産後ケア、小児科、皮膚科と幅広い分野に精通し、ニキビやアトピーなどの皮膚の症状、女性のヘルスケアもお任せ。
同じくGPで週2日(火・金)の診察を担当するナームン医師は、婦人科と精神科が専門。軽手術を得意とし、嚢胞切除やいぼの切除など、さまざまな肌トラブルの治療もお手のもの。
「体重が増えてしまったけど人に言いにくい」という方も、プライバシーを守りながら適切なアドバイスや、場合によっては治療に導いてくれるGPに相談を。他にも、「オーストラリアに来てからできてしまった吹き出物をどうにかしたい」という方や「マスクの肌荒れが治らない」というお悩みなど、普段のシドニー生活で困っていることがあればサポートしてくれますよ!
また、同院には日本語対応の受付や通訳が在籍し、日本語専用ラインから簡単に予約することができたり、GPの診察の際にも日本人通訳が同席してもらえたりと、英語に苦手意識のある方でも安心。
さらに、ジェシカ医師は美容医療も専門。アメリカ美容医学会の臨床インストラクター(ドクターに指導する立場)も務めるレベルの腕前で、皮膚科の技術とあわせて肌の不調やトラブルの原因を解明してくれます。
※当日に日本語通訳が必要な方は必ず予約時にお伝えください。
【GP(一般医療)】
・インフルエンザなど各種予防接種 受付中
【歯科】
・新規患者様に限り、歯科検診&クリーニング&レントゲン(パノラマ or バイトウィング×2) 250ドル
・歯科矯正の診断&見積もり(歯型作成含む) レントゲン写真をお持ちの方:65ドル、それ以外の方:250ドル【美容医療】
・初回診察&見積り 無料
・ヒアルロン酸の注入 15%オフ
シドニーにある「ワールドシティ日本語総合医療・歯科センター」では、今月も歯科・美容医療・GP全てでキャンペーンを実施中!
歯科のチェックアップは半年に一度推奨されています。今年のチェックアップはフル歯科検診に歯のクリーニングとレントゲン(パノラマまたはバイトウィングを2枚)撮影をして、隅々までお口をきれいにしておきましょう。予約時に申し出ることで、診察や施術の当日に日本語通訳を付けることもできます。
歯科矯正をご検討されている方には、レントゲン写真撮影と歯型作成もしてもらえる診断&見積りがおすすめ。すでにレントゲン写真をお持ちの方なら、診察代の65ドルだけのお支払いになってお得です!
また、メディケアに加入されているご家庭では、2歳〜17歳までのお子様の基本的な歯科サービスの一部または全費用がカバーされます。2年間で最高1,095ドルまでカバーされるお得なサービス! 詳しくは、お子様が小児歯科医療給付制度(CDBS)の対象となるかどうかをご確認ください。
オーストラリアに来てから肌の調子が気になる方や肌トラブルの多い方は、皮膚科を専門の一つとする2人の女医にまずは相談を。初回の診察と見積もりは無料! ヒアルロン酸やボトックス注入のほか、しっかりとした美容医療を受けることができます。今月はお肌にハリを与えたい方のためのヒアルロン酸の注入が15%オフです♪
そして、インフルエンザをはじめとした、新型コロナウイルス、百日咳、帯状疱疹など各種予防接種も受付中。予防接種の大きなメリットは、病気の重症化リスクを軽減できること。予防接種にはさまざまありますが、どの予防接種を受けたことがあるのかわからない方も、まずはGPに相談してみましょう。
健康なオーストラリア生活を続けていくために、身体のメンテナンスの一つは欠かせません。2024年を健やかな心身で迎えるために、日本と異なる医療システムに戸惑われる方も、気軽に「ワールドシティ日本語総合医療・歯科センター」へ相談を。日本語対応で丁寧に説明してもらえますよ!
シドニーシティ歯科本院
住所:Level 1 & 2 / 722 George Street, Sydney NSW 2000
電話: (02) 9281-0348(日本語ライン)または (02) 9281-6744(歯科直通/英語対応)
営業時間:月~金 9:00-18:00/ 土 9:00-16:00イーストウッド歯科分院
住所:3/14 Ethel Street, Eastwood 2122
電話番号:(02) 9858-3000
営業時間:月~金 9:00-18:00/ 土 9:00-16:00ケンプシー歯科分院
住所:37 North Parade, Campsie 2194
電話番号:(02) 9136-4777
営業時間:月~金 9:00-18:00/ 土 9:00-16:00歯科でも一般でも予約時に申し出ることで、診察や施術の当日に日本語通訳を付けることもできます。
シドニーシティの「ワールドシティ日本語医療・歯科センター」は、一般開業医GPやパソロジー検査所、美容医療も院内に備え、一般・矯正歯科も専門にする日系総合医療センター。
1階の医療フロアと2階の歯科フロアがあり、GPでは婦人科系やピルの処方など、あらゆる女性の悩みを安心して相談できます。
定期的な検診や割引キャンペーンを利用した治療で、オーストラリア生活の健康維持を促進。トラブルはもちろん、健康のためのメンテナンスまで、まずは「ワールドシティ日本語医療・歯科センター」にお問い合わせ・ご予約を!
「ワールドシティ日本語医療・歯科センター」に非常勤医師として在籍している、オーストラリア・日本両国の歯科医師免許を持つ末永華子歯科医。
2018年にAustralian Dental Councilを経てオーストラリアの歯科医の資格を取得、シドニー大学講師(兼東北大学非常勤准教)としてシドニー大学歯学部で教鞭をとりながら、同院に勤めています。
ハナコ先生の「ワールドシティ日本語医療・歯科センター」一般歯科での担当日は、毎週火曜日。被せもの(クラウン・ブリッジ)、入れ歯、顎関節症を得意としている他、がん治療や手術を控えている患者に対する口腔ケアも専門です。
また、日本語による歯科診療はもちろんのこと、日本にある歯科クリニックとのやり取りも可能なため、日本のかかりつけ歯科クリニックからの引き継ぎや治療内容に関することなど、日本語で気軽に相談することができます。
「日本で歯科医としての経験があり、オーストラリアで歯科医として働くことに興味がある」という方も、ハナコ先生に気軽にご相談を。歯科の治療だけでなく、訪れる人々に寄り添い手助けしてくれるのも、患者さんから評判の理由の一つです。緊張をほぐす会話や日本語で歯のお悩み相談に親身に乗ってくれるので、歯に関するお悩みは小さなことでも質問してみましょう!
ハナコ先生の経歴や専門はこちら
シドニーシティにある「ワールドシティー日本語医療・歯科センター」には、技術力に定評を持ちながら日本語を話せる歯科医が在籍。さまざまな複雑ケースに対応してきた実績と、常に最新機器を導入してアップデートし続ける歯科技術のほか、インプラント治療や歯列矯正といった高額治療には分割払いも適用されるなど、普段から良心的な価格が、シドニー住まいの日本人にも好評です。
シドニー中心部のチャイナタウン近くにある同院は、立地上、さまざまな事情でシドニーに滞在されている日本人の患者さまが来院。そこで、治療のメリット・デメリットをしっかりと説明し、ベテラン歯科医たちが技術と経験から導き出す選択肢を提案していきます。
また、同院では手術用顕微鏡(歯科用マイクロスコープ)をはじめとした最先端の歯科用医療機器を導入することで、より精密な神経の治療を提供。根管治療や抜歯、虫歯治療、歯周病治療など、多岐に渡る歯科治療に最新技術を安全に用いています。
丁寧な物腰や流暢な日本語を話すことから、日本人にとても人気のあるクリス歯科医。クイーンズランド大学歯学部卒で、日本留学経験もあるクリス歯科医の日本語の流暢さは、もはやネイティブレベル。歯科治療についての説明も、最初から最後まで日本語で丁寧にしてもらえるので、クリス歯科医の診療では日本語通訳はほとんど必要ありません。
もちろん、マシュー歯科医院長直伝の技量ですから、安心して身を任せられます。クリス歯科医の得意分野は根幹治療。治療中は緊張している患者さまも少なくないため、クリス歯科医の方からフレンドリーに接することで、緊張をほぐすようにしているのだとか。安堵からか治療中に眠ってしまう患者さまもしばしば。歯の痛みが不安な方にもクリス歯科医はぴったり。
現在はよりスキルアップを目指して高度な病例にも対応できる技術を習得中で、歯周治療学やインプラント手術など、さまざまな分野の講習も学んでいるそう。一人一人に合った治療法を追求し、その病状の差はもちろん、歯科医院への苦手意識や不安がある方にも優しい治療を心掛けている先生です。
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住所:Level 1 & 2 / 722 George Street, Sydney NSW 2000
電話: (02) 9281-0348(日本語ライン)または (02) 9281-6744(歯科)
営業時間:月~金 9:00-18:00/ 土 9:00-16:00
メンバー一同こころよりお問い合わせ・ご相談をお待ちしております。
JAMS.TVへのご相談はこちらからDrキムに聞いてみよう! 4歳になる子どもが歯医者に行きたがりません。虫歯がないか心配です。どうしたら良いでしょうか? …