こんにちは、こころの相談室で総務を担当しているキャルです。
「海」に関連することを書くつもりなのですが、思いついたのがこの曲でした。
宜しければJazzyな雰囲気でお読み下さい。
http://www.youtube.com/watch?v=cMWHNY292F0
さて。こどもは「なぜ?」「なんで?」「どうして?」の天才です。
ふいに子供が素朴な疑問を口にする時、ハッとすることってありませんか?
私たち大人が、ふだん何気なく生活していて「当たり前」だと思っていることの、なんて多いことでしょう。
「どうして豚さんみたいに鼻をすすってるの?」
「一週間はなんで7日なの?」
「どうして人は生きてるの?」
中には科学的に説明できたり、こどもの知らないことを教えてあげることで解決できるものもありますが、
時々ドキッとさせられる質問もあります。
言葉は悪いですが、相手が子供なのでなんとかなりますが、この相手がもしも大人なら?
さらに悪いことには、自分自身が相手なら??
途方に暮れてしまいますよね。
もしも
「今のままの人生で、ほんとに良いの?」
なんて、自分自身からふいに尋ねられてしまったら。
私は、そう自分自身から尋ねられて、ここにいます。
最初は、とても悩みました。
仕事のこと、人間関係、家族のこと、そして自分自身のこと。
考えることは沢山ありましたが、そっと背中を押してくれたのも、こどもの、甥っ子のふとした疑問でした。
「どうして海の色は青いの?」
甥っ子のいつものニコニコ攻撃です。
いつもの素話(道具を使わないお話「海が一人で寂しかったから、お空さんとお友達になったんだよ」)
をしようかとも思ったんですが、この時はちゃんと答えました。
色とはどういった性質を持ったものなのか。空の色を反射している事も関係している事。
子供にも理解できるように説明していたつもりですが、話しながらふと思いついたことがありました。
太古の海の色は昔は赤銅色をしていた、ということです。
昔、海には鉄が溶けていました。
そのせいで赤銅色になっていたのですが、その鉄は、生物が吐き出す酸素で酸化され、赤銅色した鉄は沈殿して鉄鋼山になり、海自体は透明になった。。。
という事ですが、実はこの太古の海、私たちの身体の中にも残っています。
血液がそれにあたるわけですが、私たちは太古の海と一緒に生活している事になります。
これを思い出した時、「なんて小さな事で悩んでいるんだろう」と感じ、渡豪を決意しました。
悩んでいる時は、大抵こういった事になりがちです。
視界が狭くなり、余裕がなくなり、自分一人であっぷあっぷしてしまう。
そうなる前に、ちょっと視点を変えてみませんか?
↓ちょっと怖いですね。赤い海です。
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