<子どものプレイ・セラピー>
子どものプレイ・セラピーは、サイコロジスト谷野の専門の一つです。1991年ころの国際基督教大学大学院での臨床研修時代、また1992年から1998年までの日本での臨床現場であった東京市部の教育相談室では、プレイ・セラピーと親御さんの養育相談をたくさん経験しました。それから早二十年以上が経過しており、忘れられない子どものクライエントたちが今はいくつになっているのか、どんな大人になっているかと思いを馳せたりします。
言語的なカウンセリングがまだむずかしい子どものクライエントには、プレイでの象徴的なカウンセリング・心理療法を行います。それがプレイ・セラピーです。こころの相談室にも、箱庭やドール・ハウス、家族人形、象徴的人形、アートの道具などをそろえています。その中で、サイコロジストと遊びながら、彼らの内面の感情や思いに共感したり、介入したりします。
お子さんにはあまり難しく説明せず、「○○ちゃんがどんなにがんばってやっているかを見てくれて、楽しく遊んでくれる「気持ちの先生」がいる。子供が遊ぶことを通して、もっともっと元気になれるようにしてくれるところだよ。行かなくてはならないところではなく、気に入ったら行って良いところ」と説明してくださると良いかと思います。
具体的には、「不登校」、「学校などでの友人関係のトラブル」、「自信がない」、「プレゼンテーションが苦手」、「飛行機に乗るのが怖い」、「いじめ」などなどでしょうか。お子さんに気分が沈みがち、表情が良くない、不眠、登校時にお腹が痛くなる、あまり食べないなどの問題が出ているようでしたら、GPで診断されて、Medicareや学生OSHC保険、海外旅行保険で全額カバーされてお子さんのプレイ・セラピーに来られる可能性があります。詳しくは、どうぞお気軽に当相談室までお問い合わせください。
<日本語による発達アセスメント>
日本語での発達・知能検査の実施、発達アセスメントと、英語と日本語両方でのアセスメント・レポートの作成もいたします。
実施可能な知能検査は今のところ、日本語版「WISC-III」「WAIS-R」「田中ビネー知能検査」です。また自閉傾向を調べる「CARS小児自閉症評定尺度」「ADIR-S」、注意欠陥障害を調べる「Conners」です。
大人の発達障害には、自閉傾向を調べる「ADIR-S」、注意欠陥障害を調べる「CAARS」です。
日本語が英語よりも強いお子さんの発達検査は、日本で標準化された検査を日本語でとらるのが一番正確です。通常はその検査結果を持って、発達専門小児科医で診断してもらう流れです。逆に、発達専門小児科医からも、日本語での発達検査をとるようにとのオーダーが出て、毎年何人か紹介されて来てアセスメントをしています。
ことばや行動が同年齢児よりも遅いのでは・・・?といったご不安の方も、正式な発達アセスメントの前に発達相談いたしますので、どうぞお問い合わせください。
<親御さんの養育相談>
お子さんへの発達アセスメントやプレイ・セラピーと同時に、親御さんへの養育・療育相談もいたします。親御さんがメディケアや学生OSHC保険のGPメンタルヘルス・トリートメント・プランをもしや取れるのであれば、年に10回まで全額カバーで親御さんへのペアレント・マネージメント・トレーニングも可能です。詳しくはお気軽に、こころクリニック0416-006-835にお問い合わせくださいね。
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