訪日オーストラリア人旅行者数は過去最高を記録!訪日観光セミナ...
JNTO(Japan National Tourism Organization/日本政府観光局)主催による訪日観光セミナー・商談会 「Japan Roadshow 2024」…
オーストラリア人へのインバウンド対策を検討するにあたり、ターゲットとなるオーストラリアの人々と直に触れ合い、ダイレクトに反応を得る機会は大変重要であり貴重です。face to faceで直接顧客に情報発信・PRできる方法の1つとして、イベントや展示会があります。本記事では、オーストラリア人の訪日誘致、インバウンド戦略に効果的なイベント情報をお伝えします。
昨今ではSNS等を通じた口コミでの広がりが人々の消費行動に大きな影響を与えるため、消費者が実際に足を運び、見て・聞いて・体験できるイベントは、やり方次第で国内での話題化等大きなプロモーション効果を期待できます。特に観光・インバウンド市場においては、消費者にその国の情報にどれだけ接触させ、いかに興味喚起させるかに拠るところが大きく、イベント・展示会への出展は有力なPR手法と言えるでしょう。
また、実際に商品を試してもらいマーケティングに活かしたり、他に出展している同業界・他業界の企業との情報交換や取引先開拓等、様々な活用方法が挙げられます。
オーストラリア国内では、毎年多くの分野で様々な展示会・イベントが各地で開催されていますが、中でもインバウンド市場を盛り上げ得る、日本の魅力を発信するのに最適な、現地での注目度の高いビックイベントをまとめてご紹介します。
毎年12月、オーストラリア・シドニーの観光スポットでもあるダーリングハーバー内のタンバロンパークで開催されるのが、オーストラリア最大規模の日系イベント「Matsuri Japan Festival(以下、Matsuri)」。
Matsuriは2006年に日豪友好30周年を記念して開催されて以来、シドニーの日系コミュニティが一堂に会し日本の文化・伝統を発信する日本フェスティバルです。今や日本とオーストラリアをつなぐ架け橋のような存在になっており、来場者数は年々増加、2017年には過去最高の5万5000人の動員を記録し、日本好きの地元民や在豪邦人に愛される一大イベントとなっています。
そんな本イベントには、訪日観光を盛り上げ、インバウンド活性化を図るべく、毎年多くの企業や地方自治体が日本からやってきてブースを出展します。2017年には、ANA、JAL、伊藤園、チョーヤ梅酒、オリオンビール、ホットモットといった企業や、山梨、静岡、名古屋、関西(大阪・神戸・堺)、和歌山、香川、沖縄等地方自治体がブースを出展。ノベルティの配布や、おみくじを引いたりゲームに参加してお土産をもらえるなど、趣向を凝らした企画内容で来場者を”おもてなし”し、最新の観光情報と日本文化を発信しました。
8時間という長時間のイベントにも関わらず、終日会場は人・人・人。他国のナショナルフェスティバルと比較しても、来場者数だけでなく、ブース出展者数やステージでのパフォーマンスのクオリティは高く、「こんなにも人が多いタンバロンパークは見たことがないよ」と、地元民が話すのも納得です。
ここ、オーストラリアにおいては日本文化の人気は青天井。オーストラリア人の日本への関心はとても高く、アニメや漫画などのポップカルチャーの人気はもちろん、日本文化としてオーストラリア人の生活に浸透、定着していく様子を感じることができます。本イベントを通してオーストラリア人たちに日本の魅力にもっと触れてもらうことが、オーストラリア人の訪日のきっかけとなり、しいてはインバウンド消費を促すことに繋がるでしょう。
なお、弊社には本イベントの運営を行う「祭り実行委員会」に携わるスタッフが数名在籍しています。
イベント公式サイト:Matsuri – Japan Festival – http://jp.matsurisydney.com
太陽の光が降り注ぐ真夏の2月、オーストラリア国内各地で開催されるのが、海外旅行者に向けた国内最大級の旅行博覧会「WORLD TRAVEL EXPO」。主催者は豪大手旅行会社Flight Centerです。
2018年も、ブリスベン、パース、ホバード、シドニー、タウンズビル、メルボルン、ニューカッスル、アデレード、ケアンズ、キャンベラ、ゴールドコースト、ダーウィンといった国内12都市での開催が決定。毎年、世界各国の観光局や地方自治体、航空会社、鉄道、ホテルなど、述べ150以上もの団体・企業が一堂に介し、多種多様な旅行情報を発信するとあって、人気を博しています。
その中でも日本のブースは、家族連れやカップルなど、世代を問わず多くの来場者が列をなす程人気で、オーストラリア人の日本観光への期待が伺え、訪日旅行のPRには絶好の機会です。
伝統文化からテクノロジー、またオタク文化やウィンタースポーツまで、幅広い魅力を持つ日本は、慣れ親しんだ西洋文化とは違った、非日常的な経験ができるとあって、注目を集めています。
「アクティビティ好き」「海外旅行にはお金を惜しまない」などの特徴を持つオーストラリア人は、東京や京都などの定番観光スポットはもちろんのこと、日本の伝統文化や地域に根ざした体験ができる体験型観光や、高級ホテルや老舗旅館などに宿泊するラグジュアリートラベルなどの新型旅行を求め、来シーズンに向けた長期的な旅行計画を練る人も多く見られます。旅行へのアンテナが高い人が来場するので、持ち帰った情報を周囲に積極的にシェアすることが予想され、PRの仕方次第では口コミでの話題化が狙えるかもしれません。
消費者に向けてダイレクトに情報を発信できる同イベントは、人気観光地のさらなる認知度向上、および地方や新規事業の需要喚起にも繋がる格好の場となっています。また、数多くのサプライヤーが参加することで、新規参入や事業拡大に努める業界関係者同士のネットワーク強化にも一役買っています。
ここ数年の動きでは、全日空のオーストラリア路線再開に始まり、LCCによる直行便の増加、また最近では日本航空やカンタス航空が新路線を開設するなど、オーストラリア・日本間の航空路線増が日本人気の追い風にもなっています。
観光大国として成長し続ける日本と世界最長の経済成長率を誇り、旅行愛好家が多いオーストラリアの両国の思惑がぴったりと重なり、大きな波及効果を感じられる、インバウンドビジネスや観光ビジネスに最適なイベントです。
イベント公式サイト: World Travel Expo https://www.travelexpo.net.au
毎年5月に、シドニーとメルボルンで開催されるのが、スノースポーツの最新情報を発信する「Snow Travel Expo」。2017年は6,000人を超える来場があり、大きな盛り上がりをみせました。
この「Snow Travel Expo」はスキー・スノーボードに特化した旅行博覧会。世界中から多くのスキー関係者や旅行業界関係者が一堂に会し、オーストラリアはもちろん、ヨーロッパ、北米、韓国、ニュージーランドなどを合わせた、世界11カ国50以上もの団体・企業が参加するオーストラリア最大級のスノーエキスポです。
2017年には、日本から北海道や東北、新潟、長野といった地方自治体や有名リゾート、大手旅行会社、スキー用品の販売会社などが出展し、各スキーリゾートの魅力や宿泊施設、スノーレジャーなどの最新トレンドからお得な情報まで幅広く発信。その場で予約の問い合わせやツアー照会をする来場者などで多くのブースは賑わいをみせるなど、スノーレジャービジネスにおいてのインバウンド・PRにはぴったりのイベントです。
南半球に位置するオーストラリアは、日本を含む北半球の国々と季節が逆転しているため、12月~2月はサマーシーズンとなります。さらに、年末年始は最大で10週間のホリデーシーズンになるので、長い休みを海外で過ごす人も多く、アウトドア好きなオーストラリア人は「夏場にスノースポーツを満喫したい!」と、世界各国のスキーリゾートに出かけます。
その中でも、日本のスキーリゾートはオーストラリア人に大変人気で、オーストラリアの大手海外旅行雑誌「インターナショナル・トラベラー」の読者投票「リーダーズ・チョイス 2017 アワード」では、「ベスト・スキーイング・デスティネーション」部門の第1位に選ばれました。日本のスキー場は「パウダースノー」が楽しめる良質な雪や、オーストラリアとの時差が2時間(サマータイム時)という点、北米やヨーロッパに比べアクセスがよいといった要因から、多くのスキーファンを魅了しています。ニセコ(北海道)や白馬(長野)には、周りを見渡す限り外国人という光景が広がり、その大多数がオージーというほど、オーストラリアからのファンが多くつめかけています。
オーストラリアからの訪日客数は過去5年間で倍増、さらに平均滞在期間は2週間と言われています。他国からの観光客に比べて圧倒的に滞在期間が長く、また1回の旅行における平均支出額が世界一ということが知られているのがオーストラリア人。スノースポーツを楽しんだ後は、日本各地に足を伸ばして観光をするというパターンも定着しつつあり、冬季におけるオーストラリアからの観光客誘致は、インバウンド消費額全体を底上げすることに繋がっており、スノースポーツに関連する業界以外からも注目が集まっています。
「Snow Travel Expo」では、既存の宿泊施設や旅行パッケージ、製品の紹介だけでなく、最先端のビジネスチャンスに関連する情報が集積しており、事業拡大、新規参入を進める企業の方たちにとっての、活発な商談の場にもなっている等、インバウンドにはおすすめのイベントです。
イベント公式サイト: Snow Travel Expo https://snowtravelexpo.com.au
アニメやマンガ、映画、音楽、ゲームなど、日本発のポップカルチャー愛好家が集まる人気イベント「SMASH! Sydney Manga and Anime Show (以下SMASH!)」は、毎年7月にオーストラリア・シドニーで開催されるイベントです。
SMASH!は2007年に開催されて以来、オーストラリア最大級のポップカルチャーの祭典として知られ、10周年を迎えた昨年は初年度から10倍となる、約20,000人の来場があり、いまやマンガ・アニメのファンだけでなく、多くの業界に影響を与える一大イベントへと変貌を遂げました。
有名声優やアーティスト、ゲームプロデューサーを招致してサイン会や質問コーナーや、日本で開催されるコスプレ世界一決定戦への切符をかけたコスプレ・コンテスト、アニメソング限定のカラオケ大会、そして地元や海外から集まったアイドルやバンドなどによるライブパフォーマンスなど様々なプログラムの他、「お帰りなさいませ、ご主人様♡」の台詞と共に迎え入れてくれる癒しのメイド喫茶、マニア垂涎のプレミアグッズの販売、さらには日本政府観光局(以下、JNTO)によるビジット・ジャパン・ブースなど、多種多様なブースは来場者を飽きさせません。
近年、世界各地(アジアはタイやインドネシア、欧米ではアメリカやフランス等)でマンガ・アニメの大型イベントが開かれていますが、オーストラリアにおいては、地理的・経済的な有利性から、本物を求めて訪日する人が多いのも特徴です。訪日オーストラリア人の誘致とインバウンド消費活性化に一役買っているのが、Smash!等の日本のポップカルチャーイベントなのです。
実際にアニメ・マンガ愛好家にはストーリーのバックグラウンドをより深く理解したいという動機から日本語学習者が多く、国際交流基金の2015年調査データによると、オーストラリアの日本語学習者数は世界第4位の357,348人、対人口比でみると全人口の約1.5%で世界第1位となっています。また、2012年から2015年の日本語学習者増加率は約60,000人増の20.5%で世界トップという結果となっており、日本語学習を通じた日本に対する興味喚起が進めば、今後より多くのオーストラリア人の訪日と、更なるインバウンド消費が期待できるでしょう。
日本のポップカルチャーが持つ可能性は想像以上のものがあります。「クールジャパン」をテーマにJNTOがポップカルチャーを切り口に日本の魅力発信に乗り出したように、多くのオーストラリア人が子供の頃から親しんできたアニメ・マンガといったポップカルチャーの持つ影響力を、民間レベルにおいてもインバウンドに利用しない手はないでしょう。SMASH!は2018年から会場をシドニー最大の巨大展示場「ICCS」に移し、さらに規模を拡大して開催することが決定。初開催から10年経つ今もなお、進化するSMASH!には、オーストラリア人の訪日を増やすチャンスが眠っています。
イベント公式サイト: SMASH! Sydney Manga and Anime Show https://smash.org.au
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