豪州最大の日本酒イベントと商談会、メルボルンに続きシドニーで...
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オーストラリア最大規模の旅行博覧会「ワールド・トラベル・エキスポ(World Travel Expo)2019」がシドニー・オリンピック・パーク内のシドニー・ショーグラウンドにて、2月2日(土)、3日(日)の2日間にわたって開催された。
世界各国から観光局や航空会社、鉄道会社、ホテル、クルージングなど出展者が集結。旅行計画中の家族連れや多くの老若男女で賑わった。
その場で旅行申し込みできるのが同エキスポのユニークなポイント。会場を囲むように設置された「Bookings & Enquiries」ブースには主催者であるオーストラリア最大手の旅行会社Flight Centreのスタッフがスタンバイ。真剣な表情で問い合わせをする来場者の姿が印象的だった。
日本からは日本政府観光局(JNTO)をはじめ、自治体や観光関連団体が出展し、日本の多様な魅力をアピールしていた。
シドニーを皮切りに開催された同エキスポは、2月から3月にかけてメルボルン、パース、ゴールドコースト、ブリスベン、キャンベラ、アデレードなど全国11都市で開催される。
日本関連の出展団体
●日本政府観光局/ビジット・ジャパン(JNTO)
JNTOの訪日旅行促進事業「ビジット・ジャパン(Visit Japan)」を旗印に最大規模のスケールと、瓦屋根と丸窓から見える日本の庭園風景をモチーフとする装飾で来場者の注目を集めていた。
JNTOシドニー事務所次長 坂本卓也
「訪日オーストラリア人観光客数の増加や今回のエキスポへの出展者数を見ても、オーストラリア市場への注目度が実感できます。ブースでは、ちょっと変わったところへ行きたいというオーストラリア人の声も増えてきており、定番の観光地以外のプロモーションにも力を入れていきたいです」
●関西観光本部
ラグビーW杯後も2021年のワールドマスターズゲームズ関西、2025年の大阪・関西万博を控えていることもあり、ますます盛り上がりを見せる関西エリア。自治体、DMO、鉄道会社の合計14団体から構成されたブースは活気にあふれ、絶え間なく多くの来場者が訪れていた。
一般社団法人関西観光本部プロモーション部主任調査員 伊東暁
「この先のビッグイベントをしっかりと見据え、関西エリア一体となってプロモーションに力を入れていきます。大阪や京都などの有名観光地にはすでに多くの訪日観光客が訪れているので『大阪・京都からもう一歩先』の目的地に足を運んでもらうことが今後の目標です」
●東京スカイツリー
東武スカイツリー株式会社営業本部観光営業部主任 鈴木健大(写真右)
「入場者の約4分の1が訪日観光客のため、海外でのプロモーションは欠かせません。スカイツリー内で楽しめる『食』や周辺観光についての質問が多いので、浅草や墨田区のエリア情報と合わせて魅力を発信していきたいと思っています」
●東京ディズニーリゾート
●新潟
●AIZU SKI JAPAN
●JR東日本ホテルズ
●羽田空港
和傘や提灯をあしらった装飾が来場者の注目を集め、携帯片手にブースを撮影する来場者が多く見られた。ラグビー日本代表キャプテンのサイン入りラグビーボールや空港内で味わえる日本食の食品サンプルの展示が印象に残った。
扇子を使ったゲームの様子
●神奈川県
富士山と箱根の写真が目印。東京からの「一日観光」を売りに、都心からのアクセスの良さと自然豊かな観光資源の魅力を発信していた。
神奈川県国際文化観光局観光部国際観光課海外プロモーショングループグループリーダー
井出博晶
「オーストラリアでのイベント出展は今回が初めて。ラグビーW杯開催に向けて試合の合間に行ける小旅行として神奈川の認知度を広め、ラグビー好きなオーストラリア人にぜひ足を運んでいただきたいと思います」
●沖縄観光コンベンションビューロー
●全日本空輸
●日本航空
●JTB Australia
取材・文:中村拓史
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