日系コミュニティ

★デスカフェあした5/22、10時半からスタバ@チャイナタウン

参加者12名で行いました!

会場はチャイナタウンのスターバックス、写真の黄土色のキャピタル・スクエアビルの一階角です!

 

1。シドニー近郊でのリタイアメント・ビレッジの費用

を調べてくださった参加者がいました!

ノースショア、キララのリタイアメントビレッジ

ノースショアのお高い地域ですが・・・。550〜700Kなどの、すごいお値段です。

もちろん一例に過ぎませんが・・・。

上が、まったくインディペンデントに暮らす場合。

下が、食事、週に一回のお掃除、ランドリー、お薬のマネージメントが含まれる場合。

財産として家を持っていれば、それを売ってこのようなところに入り、経費はペンションなどで支払う、または財産があってペンションがもらえない人は、スーパーアニュエーションからや自分の財産から払う、ということになる。

このようなリタイアメント・ビレッジの値段は、不動産価格などと似ていて、地方に行けば行くほど普通安くなる。

財産をものすごく持っている人はともかく、たいがいは子どもには自分の財産をあまり残さずに、リタイアメント・ビレッジ購入に当てるこという選択になる。

 

2。リタイアメント・ビレッジに入居することの利点は?

何かあった時には連絡して、人が飛んできてくれるシステムがある。また電球を変えてほしいときなど、身の回りのことにヘルプがほしいときには頼める。近くにもお年寄りがたくさん住んでコミュニティを作っているので、安否などを心配し合えるし、クラブ活動など交流がしやすい。

それ以外は、自分のユニットに住んでいるのとあまり変わらない。せっかく自分の代で作った財産は、そういうところに使いこまず、子どもや孫などに残したい、リタイアメント・ビレッジには行かずにひとりで暮らせる間は一人で暮らし、いざとなったらホステルやナーシングホームに行く、と考える人もいる。そこはその人の価値観やニーズ次第。

 

3。以前、チャツウッド駅前でワンフロアーを日本人向けにするナーシングホームの計画があった

違うフロアを中国人向けにするなどのエスニックなナーシングホームの計画があったが頓挫した。その時は、入居費が700Kなどという話であった。

 

4。老化を遅らせるためにやると良い活動

  • 頭を使うゲーム:数独やパズル、マージャンなど
  • ダンス系:社交ダンス、ズンバ、アクアビクスなど
  • 運動:ジム、水泳、水の中を歩く、タイチーなど
  • 楽器:ピアノなど

 

5。日豪プレス、今月の四月号に終活特集

要チェック!(日豪プレスの社屋は、デスカフェ会場のすぐ目の前なので、世話役がメールして、若い社員さんが四月号を10部ほど届けてくさいました・・!)

四月号はまだ配布されています。シティで手に入れたい方は、デスカフェ会場のスタバの目の前のワールドシティ日本語医療・歯科センターのリフトホールに置いてあります!

 

スタバの向かいのワールドシティで日豪プレスなどをピックアップできます。

 

6。リンドフィールドでリタイアメント・ビレッジの入居者の遠足に遭遇

ある参加者が、ノースショア線の駅で今日ちょうど集団のお年寄りが乗りこんで来るのに出会った。リタイアメントビレッジかホステルからの遠足だろう。タウンホールまでだった。この集団が乗り込んできたら、車両のみながいっせいに席を立った!!オーストラリアならではの良い光景。日本ではなかなかこうは行かないかも。みなおしゃれして、男性は女性の荷物を持ち、持ちつもたれつ。思いやりのある光景がとてもよかった。リタイアメントビレッジもこのような交流が持てたりする。(そのホームがよい雰囲気で運営されているところだからだろう、との声あり)。ただその集団の中に東洋人がひとりもいなかったのが残念・・・。

 

7。リタイアメントビレッジに入って元気になった日系人も

孤立して家にいるより。また会合に出てくるようになったり。

 

8。デスカフェはもともとは「死」について考え、話し合える場

死:人間が手を出せない領域。身を任せる。受け入れるしかない。自然に起こることは、それで良いことのはず。それより、それまでどう充実して生きられるかが大事だ。

 

9。参加者のお一人は、日本で入浴介護をしていた看護師さん

入浴介護:お風呂を家の中に持って行って組み立てる。3人で。2人で持ち込む。1人看護師。

こちらではそのようなサービスを見たことがあるか?ーあまりない。こちらでは、ナーシングホームでもいすに座らせてシャワーしているようだ。日本人として・・・やはり肩までつかれるあたたかいお風呂が・・・。

 

10。日本人はあったかいお風呂につかるということに大きな価値がある

清潔にするというだけでなく、温かいお風呂につかりたい。それが日常の大きな楽しみ。だから老後も、ナーシングホームに入るようになってからも、本当は温かいお風呂を楽しみたい。

いま自宅にいるうちは、自宅の西洋式バスタブで日本式の温かいお風呂を楽しもうと、いろいろ工夫している。バスタブは沸かすことができないので、フタを使うとなかなか冷めなくて良い。フタはハードウェアショップで探す。30ミリの発砲スチロールを切って作っても良い。最初は数10センチのお湯を貯めて、フタをして湯気のあたたかいのも楽しむ。冷めてきたらお湯を足して行く。

 

11。コリアン・バスハウスや大きなお風呂を楽しむ

女性なら韓国アカスリバスハウスで大きなお風呂に入れる。チャツウッドとシティにある。

https://www.arisoospa.com.au/

https://www.jams.tv/beauty/140561

今シティのコリアンバスはプロモーションで入浴(大きなお風呂とスチームサウナと乾式サウナ)が39ドルが25ドルのディスカウント。五月末まで。

 

12。プールやジムでジャグジーやサウナを楽しむ

ハイドパーク横のセントメリーズカセドラル前のクックアンドフィリッププールに、ジャグジーがある。

https://www.cookandphillip.org.au/

この写真の右奥にあるのがジャグジー。この写真では見えにくいですが・・・。ハイドロセラピー・プールとサイトでは説明。

 

13。お年寄り用の入浴カーや、コリアンバスのような日本式お風呂屋さんは可能ではないのか?

水物のビジネスは、なかなか難しい。衛生面や事故防止。以前にメルボルンに日本式のお風呂やさんがあったが、なくなってしまった。コリアンバスがあるなら、誰か日本のお風呂屋さんを作って・・!といったところだが・・・。

 

14。ローカルのナーシングホームに入っても良いが、ほしいのはやはり日本食と日本式のあたたかいお風呂

お寿司をバンで売り歩いているビジネスがある。お年寄りのお家やナーシングホームでも注文できないか。おにぎりや日本食お弁当でも。届けてくれる日本食のミールサービスがほしい。

 

15。年をとって動きにくくなったりナーシングホームに入っても日本食はなんとかなる、それよりお風呂か?

ナーシングホームにも、部屋のバスルームはシャワーだけだったりするが、フロアにはバスタブがあるところがあるので、そこでリクエストして日本式に暖かいお風呂に入れるようにできるかも。

 

16。リタイアしてからの福祉、医療情報を得るのにJASICのセミナー

場所はチャツウッドのドガティセンターが多い。

https://www.jams.tv/event/138660

 

17。高齢者の引きこもりが問題。どんどん外に出て人に会って話をするようにしよう!

デスカフェに出てきている人たち。年をとっていてもみな覇気があって元気。どんどん外に出て人と話す機会を作って、このように元気でいよう。

高齢者の男子会もある。

 

18。日系人の高齢者、または最後はそれになりゆく私たち、最後はローカルのナーシングホームに入ると思うか?

入るのだろうと思う。それまで元気だったのお年寄りがあるときに急にガクッと弱くなることも起こる。そうなったらホステルやナーシングホームいに行かないといけなくなる。子どもがシドニーにいるのなら、やはりシドニーでナーシングホームに入ることになるだろう。兄弟や親戚くらいしかいない日本に帰り、それでも日本の老人ホームに入るのかは、またそのような絆のうすい人たちに迷惑をかけることになるし、やはりあまり考えられない人も多い。子どもがここにいない人なら、日本に帰って晩年を過ごす選択肢もある。

 

次回は5月22日水曜日の10時半、「令和」になってからやりましょう!!令和、まだ全然ピンときていませんが。。。

ーーー

世話役の感想は、「死」や「終末」にまつわることを話し合えるのが主題のデスカフェ。シドニーで老後を過ごす日系人が中心に集まるので、どうしても「日系人である私たちがシドニーでのリタイアメントや終末をどう充実したものにできるのか」という話になります。

「死」に向かっていく生を、私たちは生ききらなければならないし、「死」は受け入れていくしかないプロセスでしかないのでしょうが、それまでとにかく生きなければならない、外国であるシドニーで日系人としての終末期をどう準備できるのか、そのためのリソースを模索する話し合いになることが多いです。

最後まで生ききることこそが問題なのだ、日系人としての幸せな老後とは・・・そのために発展していってほしいリソース(社会資源)や設定とは・・・とつくづく考えます。

なかなか答えが出なかったり、現実化はしていかないことも多いけれど、私たちのニーズや願望を言い合ってシェアできるデスカフェの場を持てることが、貴重に思います。こうやって表現していれば、そのうちのいくつかは実現することもあるでしょう。

年をとってシドニーに生きて、リタイアメントや終末期を充実させていきたいのは私だけではない、こんなに仲間がいる、と思ってうれしかったり安らいだ気持ちになります。(世話役やの)

 

スターバックスさん、いつも私たち日系人に居心地のよい会場を提供していただき、というか勝手に集まっていますが、本当にありがとうございます。わかりやすい場所で良いと言っていてだいています。頼む人も頼まない人もいますが、すみません。でもスタバ、チャイナタウン店二階は、すでに日系人のデスカフェの大事な会場 となりつつあります・・

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