毎年5月に、スノースポーツの最新情報を発信する「Snow Travel Expo」がシドニーとメルボルンで開催されています。世界中から多くのスキー関係者や旅行業界関係者が一堂に会し、オーストラリアはもちろん、ヨーロッパ、北米、韓国、ニュージーランドなどを合わせた、世界11カ国50以上もの団体・企業が参加するオーストラリア最大級のスノーエキスポです。
主催者の調査によると、来場者は平均年収1000万円ほどの可処分所得の高いスノースポーツ消費層で、アンケートでは80%の人がこのEXPOの出展内容を参考に行き先を決めたという回答が得られています。2017年のデータによると、6000人近くの人が来場し、年々注目が高まりつつあります。
日本から北海道や東北、新潟、長野といった地方自治体や有名リゾート、大手旅行会社、スキー用品の販売会社などが出展し、各スキーリゾートの魅力や宿泊施設、スノーレジャーなどの最新トレンドからお得な情報まで幅広く発信。その場で予約の問い合わせやツアー照会をする来場者などで賑わいます。
南半球に位置するオーストラリアは、日本を含む北半球の国々と季節が逆転しているため、12月~2月はサマーシーズンとなります。さらに、年末年始は最大で10週間のホリデーシーズンになるので、長~い休みを海外で過ごす人も多く、アウトドア好きなオーストラリア人は「夏場にスノースポーツを満喫したい!」と、世界各国のスキーリゾートに出かけるというわけです。
なかでも日本のスキーリゾートはオーストラリア人に大人気! 日本のスキー場は「パウダースノー」が楽しめる良質な雪や、オーストラリアとの時差が2時間(サマータイム時)という点、北米やヨーロッパに比べアクセスがよいといった要因から、多くのスキーファンにも人気の旅先なのです。
ちなみのオーストラリアの大手海外旅行雑誌「インターナショナル・トラベラー」の読者投票「リーダーズ・チョイス 2017 アワード」では、日本が「ベスト・スキーイング・デスティネーション」部門の第1位に選ばれました。(2018年はノミネートのみ)
旅行先として人気のニセコ(北海道)や白馬(長野)には、周りを見渡す限り外国人という光景が広がり、その大多数がオージーというほど、オーストラリアからのファンが多くつめかけています。
オーストラリアからの訪日客数は過去5年間で倍増、さらに平均滞在期間は2週間と言われています。他国からの観光客に比べて圧倒的に滞在期間が長く、それゆえに1回の旅行における日本国内における観光客の平均支出額が世界一ということが知られています。スノースポーツを楽しんだ後は、日本各地に足を伸ばして観光をするというパターンも定着しつつあり、冬季におけるオーストラリアからの観光客誘致は、スノースポーツに関連する業界以外からも注目が集まっています。
益々賑わいをみせる、オーストラリア市場におけるインバウンド・観光ビジネスですが、「Snow Travel Expo」では、既存の宿泊施設や旅行パッケージ、製品の紹介だけでなく、最先端のビジネスチャンスに関連する情報が集積しており、事業拡大、新規参入を進める企業の方たちにとっての、活発な商談の場となっています。今後も、「Snow Travel Expo」は、新しいトレンドの発信地として見逃せません!
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文:三好可愛
更新:2019.05.20 Jay
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