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名古屋市とシドニーの絆はより強固なものへ。 

概要

シドニー市と姉妹友好都市を結ぶ名古屋市から副市長と市会議員団(今後、公式代表団と表記)が23日に来豪、Asia Future Business Summitの合間を縫ってシドニー市役所を表敬訪問しました。来年で姉妹友好都市締結40周年を迎え両市はこれまで姉妹マラソン交流、名古屋市立高校の海外派遣事業や姉妹動物園交流など幅広い分野において関係を深めていましたが、近年では名古屋市で開催されるコスプレの世界最大イベント「世界コスプレサミット」にシドニーで開催するコスプレ大会優勝者を出場させるなポップカルチャーを通した交流も深めています。24日にはシドニー市とAsialink Businessの共催による会議にて名古屋市の観光地や名古屋メシのプロモーションをし、オーストラリア人誘客について積極的な議論が交わされました 

左より名古屋市議:西川学氏、シドニー市議:Robert Kok氏、名古屋市議:岡本やすひろ氏、
シドニー市長:Clover Moore氏、 名古屋市副市長: 広沢一郎氏、名古屋市議:服部将也氏、さわだ晃一氏

 

Future Asia Breakfast Reception/Future Asia Business Summit 

7月23日、名古屋市の公式代表団は、シドニー市の地元企業や多国籍企業、政府代表者、領事団や商工会議所が参加するアジアでビジネスチャンスを掴むためのパネルディスカッション’ Future Asia Business Summit’に出席しました。 

このイベントに先立って開かれたシドニー市長主催の’Future Asia Breakfast Reception’ではFuture Asia Business Summit出席者も含めた約70名のゲストが集まりシドニー市のClover Moore市長に続いて名古屋市広沢一郎副市長も挨拶に立ち、 2027年に開通するリニア中央新幹線などの最新情報を織り交ぜ、ビジネスをアジアに誘致するならば地理的な利点も含め名古屋市が最適だと訴えました。この交流によってシドニー市と名古屋市の関係発展がこれまで以上に加速されることを願ってやみません。  

シドニー市長:Clover Moore氏

 

名古屋市副市長:広沢一郎氏

シドニー市役所表敬訪問  

7月23日の午後に広沢副市長をはじめとする公式代表団はシドニー市役所を表敬訪問し来年姉妹都市関係40周年を迎えるにあたって今後両市の関係がさらに発展するための交流内容などについて意見交換を行いましたシドニー市役所を代表して会談に臨んだRobert Kok市議は、シドニー市が抱えるゴミ問題について意見を求め、20年前から環境問題改善に努めている名古屋市の取り組みについて語る広沢副市長の話に聞き入っていました。 

またKok市議が今後は音楽やパフォーマンス・アーツを通し次世代をより意識した交流を深めたいと呼びかけると代表団からは周年事業以外での関係強化に取り組むべきとの意見が寄せられ、Kok市議が強く賛同する場面も。広沢副市長は名古屋で毎年開催される名古屋まつりにて来年はオーストラリアに特化したイベントを催したいと提案Kok市議もそれに応え、シドニー市から合唱団を派遣するなど最善の努力を尽くしたいと述べました。 

また、Kok市議は名古屋市には手羽先などのユニークな食文化が根付いているのに、オーストラリア人の認知度が低いことに触れ、毎年12月にシドニー市で実施されMatsuri Japan Festivalでのプロモーションを提案しました。 

そして来年迎える姉妹友好都市締結40周年では、テーマとしてSustainable City & Sustainable Developmentを掲げ次世代の交流を深め、今後もお互い持続した発展ができる友好都市関係を継続していきたいと両市を代表し広沢副市長とKok市議が約束し、会談の幕を下ろしました。 

今後の両市の交流、発展から目が離せません。まずは今年の「Matsuri Japan Festivalに名古屋市が出展されることをシドニー市民一同お待ちしております。 

シドニー市議Robert Kok氏よりオーストラリアの代表民芸品であるブーメランが贈呈されました。

 

シドニー市とAsialink Businessの共催による会議にて広沢氏は名古屋市の観光地や名古屋メシをアピールしました。

 

取材・文:臼井佑季

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