訪日オーストラリア人旅行者数は過去最高を記録!訪日観光セミナ...
JNTO(Japan National Tourism Organization/日本政府観光局)主催による訪日観光セミナー・商談会 「Japan Roadshow 2024」…
「Visit Japan」を掲げ、長年インバウンドの観光事業に力を入れている日本。2019年ラグビーワールドカップ、2020年東京オリンピック、2021年ワールドマスターズゲームなど、世界規模で注目されているイベントの開催地であり、今後さらなる外国人観光客が期待されています。
観光庁によると2018年の訪日外国人観光客数は3,119万2,000人と、初めて3,000万人を超えました。
国別の訪日外国人ランキングでは、主にアジア圏が上位を占めていますが、その中で欧米豪として上位にランクしているのは5位のアメリカと7位のオーストラリアです。
また、欧米豪からのインバウンド客数による伸び率は10~20%で、2019年4月14日に観光庁が発表した2019年上半期(1月ー3月)の「訪日外国人観光客1人当たり旅行支出ランキング上位10か国」のデータでは、245,795円でオーストラリアが1位でした。
2018年 国別の訪日外国人ランキング
国名 | 訪日外客数(人) | |
---|---|---|
1 | 中国 | 8,380,100 |
2 | 韓国 | 7,539,000 |
3 | 台湾 | 4,757,300 |
4 | 香港 | 2,207,900 |
5 | アメリカ | 1,526,500 |
6 | タイ | 1,132,100 |
7 | オーストラリア | 552,400 |
オーストラリアからの訪日観光客数は2012年以降増加傾向にあり、オーストラリアはアジア圏以外のビジネス市場拡大を考える国として、非常に魅力的なマーケットとなっています。
さらに、オーストラリアから日本への直行便が毎日運行されているため、欧米に比べて短時間での訪日が可能。また、毎年1ヶ月〜2ヶ月ほどの長期休暇を取るオーストラリア人の国民性や消費額の高さを考えると、オーストラリアは日系企業が注目すべき重要なインバウンドターゲットと言えます。
実は、オーストラリア国内では日本文化が好きなオーストラリア人に向けた日系イベントや、オーストラリア人に今後の旅行先として日本をプロモーションする日系イベントが毎年開催されています。そのため、日系企業が多数のオーストラリア人にプロモーションできる機会が豊富にあるのです。
本記事では、オーストラリアでの日系イベント参加について、メリットや過去の日系イベント事例と今後開催予定の日系企業参加候補イベントを紹介します。
貴社の商品やサービスをオーストラリアでプロモーションするための情報としてお役立てください。
オーストラリア国内では、毎年さまざまななジャンルのイベントが開催されています。日系イベントを活用した訪日観光プロモーションは、自社の商品やサービスをより多くのオーストラリア人に直接的かつ効果的に伝えることができます。
しかし、企業にとっては、日本国外でのイベントという点で不安もあるでしょう。
そこで、まずはオーストラリア国内で開催される日系イベントに参加するメリットとデメリットをまとめました。
1.オーストラリア人に対して直接商品やサービスをPRできる
オーストラリア国内の日系イベントには、毎年オーストラリア人が大勢訪れます。日本の出展ブースはとても人気があり、日系企業が自社の商品やサービスを直接オーストラリア人にプロモーションできる絶好の機会です。
特に来シーズンからの日本長期旅行を考えているオーストラリア人に向けては、非常に需要の高いプロモーションとなります。また、日本国内の他企業よりもいち早く、直接的にオーストラリア国内の消費者にプロモーションすることが可能です。
2.オーストラリア人の日本に対する関心、嗜好、トレンド、国民性や気質などを直接把握できる機会になる
日系イベントに参加して直接オーストラリア人と接することで、日本では感じることができないリアルな現地の声を得ることができます。また、日本に関心のあるオーストラリア人との会話を通して、新たな発見もあるでしょう。
実際に接する中で感じたオーストラリア人の日本への関心や嗜好、トレンド、国民性は、貴重なデータとして自社に持ち帰り、帰国後の自社商品やサービス展開に役立たせることができるため、日系イベントへの参加で得た経験は価値あるものになります。
3.商品やサービス、日本国内観光地の認知向上
オーストラリア国内での日系イベントへの参加は、特定の市場に興味がある消費者・ターゲットにダイレクトに宣伝できるため、非常に高いプロモーション効果があります。今後、さらなる認知拡大を検討されている日系企業にとっては、効果的なツールになるかもしれません。
4.新規事業や事業拡大のための業界関係者とのネットワーク構築
オーストラリア国内での旅行関連や日系イベントには、数多くの来場者が見込まれるため、多数の企業が出店します。イベントに参加することで、消費者に向けてのプロモーションだけではなく、同じ業界の外資系企業や日系企業とネットワーク構築にも繋がります。
1.地理的問題
オーストラリア国内で開催する日系イベントに参加しプロモーションするとなると、日本からオーストラリアまでの交通費と現地での宿泊費などが必要です。
航空券を例に挙げると、東京発-シドニー着の直行便は往復で1人約20〜30万円ほどかかります。格安航空券は直行便の半額あるいはそれ以下の値段で済むこともありますが、他国経由で乗り換えが必要になるケースが多いです。(※シーズンと航空会社により航空券の値段は異なります)
また、機材やブローシャなども事前に郵送しておく必要があります。
2.言語の問題
オーストラリアは多民族国家ですが、主なコミュニケーションは英語です。そのため、オーストラリア国内での日系イベント参加では、英語がコミュニケーション手段となります。
オーストラリア人の英語には独自の言語や発音があり、ビジネスの場でのコミュニケーションに不安な方は、現地に精通している日本人を通訳者とし、オーストラリア人との橋渡しをしてもらうことをおすすめします。
オーストラリア国内での日系イベント出展に関して、サザンクロス・プロモーションズでは出展準備からブース運営までトータルでサポートします。また、サザンクロス・プロモーションズは、オーストラリアを拠点に長年働いてきた強みと実績を活かし、現地に密着しているからこそできる各日系企業に合わせたイベントの情報発信などのご提案をいたします。
2019年2月に開催されたWorld Travel Expoは、オーストラリア最大規模の旅行博覧会です。シドニーをはじめメルボルン、パース、ゴールドコースト、ブリズベン、キャンベラ、アデレードを含む全11都市で開催されました。
そのため、このイベントは、オーストラリア国内全域での日本観光プロモーションに興味がある旅行会社やホテル、航空会社、地方観光自治体、エンターテインメント施設、観光施設などの日系企業に特におすすめです。
このイベントには、世界中からホテル、クルーズ、鉄道会社、航空会社、観光局などが出展します。日本からは日本政府観光局(JNTO)をはじめ、各自治体や観光関連団体がイベントに参加し、多くのオーストラリア人に日本の魅力をプロモーションしました。
このイベントに日系企業が参加することで、日本国内のみならず国外の世界市場で活躍する観光業界の他企業の動向についても知ることができます。
参考:オーストラリア最大級の旅行博「World Travel Expo」、シドニーを皮切りに全国で開催!
日本政府観光局(JNTO)が主催するJapan Road Showは、オーストラリア・シドニーとメルボルンで開催された訪日観光セミナーです。
この日系イベントには、日本の自治体や旅行関連企業56団体が出展し、過去最大の日系企業参加数となりました。さらに、シドニーの旅行関係者は250以上が参加。数多くのオーストラリア旅行業界に向けて、日本をプロモーションする素晴らしい機会となりました。
こちらのイベントでは、BtoBでの訪日プロモーションが可能です。そのため、オーストラリアの旅行関連者との新たなビジネス関係の構築の機会になります。
参考:過去最大のスケールで日豪を繋ぐ訪日観光セミナー「Japan Road Show 2019」開催
2019年5月にシドニーで開催されたSnow Travel Expoには、2万5,000人もの来場者が訪れました。スノートラベル関連プロモーションのために世界中から70以上の国が参加し、日本からはスノースポーツが盛んな北海道、新潟、群馬、石川、岩手、山形、青森、福島などがイベントに参加。当日の会場の1/3もの出展ブースを日系企業が占めました。
日本でのスキー旅行に関心が高いオーストラリア人は多数おり、日本のスキーシーズンである12月~1月頃は訪日オーストラリア人観光客数が伸びます。そのため、このイベントは、日本の冬の観光市場を盛り上げるプロモーションになるとも言えるでしょう。
また、このイベントの来場者数から考えても、スノースポーツをメイン産業とする日本地域や旅行会社、ホテル、スキー施設などの日系企業が、次のホリデー目的地として、多くのオーストラリア人にプロモーショすることが可能です。
参考:「Snow Travel Expo 2019」開催。次のホリデーに向けて旅行の準備が始まる!
2007年からシドニーで開催されている日本ポップカルチャーイベント「SMASH」は、日本のアニメ、漫画、ゲーム、アイドル、コスプレが好きなオーストラリア人に向けてのイベントです。
約2万人の来場者が訪れる人気イベントで、年々盛り上がりを見せています。会場のICC(シドニー国際会議場)は12ものエリアに分けられ、特に2018年開催時は、コスプレ関連グッズやアニメデザイン、イラストの販売や展示エリアに、日系関連をはじめ50以上のブースが並び、会場の中心部として賑わっていました。
日本のポップカルチャーはオーストラリアで非常に人気があり、独自のコミュニティを形成して日本のポップカルチャーイベント情報を共有するオーストラリア人もいるほどです。イベント当日には数多くのコスプレイヤーが訪れていました。
また、観光関連の日系企業ブースには、訪日観光に興味があるオーストラリア人が熱心に情報を集める姿も見られました。日本のポップカルチャーや文化に関心を持つオーストラリア人が多数集まる日系イベントのため、特に日本のポップカルチー関連企業や地方観光自治体、観光施設、旅行会社などの観光関連日系企業のイベント参加をおすすめします。
参考:「SMASH!(スマッシュ)2018」がシドニーのICCで開催!
来場者数は年々増加するMatsuri Japan Festivalは、毎年12月にシドニーで開催されるオーストラリア最大の日系イベントです。日本観光案内や飲食、子供向けの日本文化体験ブースなど、数多くの日系企業が出展します。また、日本人アーティストのライブや空手パフォーマンスなどステージショーも開かれ、会場を盛り上げます。
このイベントはオーストラリアの日本コミュニティと日系企業によって長年開催されているため、オーストラリアの日系イベントの中で最も経験と実績のあるイベントです。日本芸能・パフォーマンス、飲食、体験、地域観光案内などの認知拡大を目的に、オーストラリアでプロモーションを展開したい日系企業・団体におすすめします。
参考:オーストラリア最大級の日系イベント「Matsuri Japan Festival」
2019年9月以降にオーストラリア国内で開催予定の、日系企業向けのイベント候補をまとめました。
今後オーストラリア国内でのイベント参加、プロモーションなどに関心のある日系企業に向けて少しでも参考になればと思います。
イベント名 | 開催時期 | 開催都市 | ジャンル | |
---|---|---|---|---|
1 | Matsuri Japan Festival (チャッツウッド) | 8〜9月頃 | シドニー近郊 | 飲食 文化 エンターテインメント |
2 | Sakura Matsuri (CHERRY BLOSSOM FESTIVAL) |
9月頃 | シドニー | 自然 文化 |
3 | World Travel Expo | 9〜10月頃 | シドニー メルボルン ブリズベン キャンベラ アデレード パース |
旅行 |
4 | Sydney International Food Festival | 10月頃 | シドニー | 食 |
5 | The Japanese Film Festival | 11月中旬~下旬頃 | シドニー | 映画 |
6 | Matsuri Japan Festival (ダーリングハーバー) |
12月頃 | シドニー | 飲食 文化 エンターテインメント |
7 | AIME(Asia Pacific Incentive & Meetings Expo) | 2月頃 | メルボルン | 貿易 ビジネス |
8 | Australian Tourism Exchange (ATE) | 5月頃 | メルボルン | 旅行 |
9 | Snow Travel expo | 5月頃 | メルボルン | 旅行 |
オーストラリア国内での日系企業関連イベントで、参加してみたいと思うイベントはありましたか。本記事でも紹介したように、オーストラリアでは毎年数々のイベントが開催されているため、日系企業が参加することで、たくさんのオーストラリア人にプロモーションすることが可能です。
オーストラリアからの訪日観光客数増加していること、またオーストラリア人の消費額の高さや滞在期間の長さを考えると、オーストラリア人は今後ますます注目すべきインバウンドターゲットです。
オーストラリアで開催されているイベントについて知り、当社のようにオーストラリアに拠点を構え日本人スタッフを抱える企業とタッグを組むことで、効果的なプロモーションをオーストラリアで展開することができます。
オーストラリアでの日系関連イベントにぜひ1度参加してみてください。サザンクロス・プロモーションズは、貴社の商品やサービスに合ったオーストラリア国内でのイベントを提案し、サポートいたします。
オーストラリアでの日系関連イベント参加に興味がある方は、以下の問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。
この記事を書いた人: 奥原 朋加
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