ゆるめのロックアウトと言いますか、全国民に不要不急の外出を自粛するように要請されたのを契機に、3月30日から9月30日まで、メディケアでのサイコロジストのクライエント全員に、テレヘルスがカバーされることになり、その形でのカウンセリングをすでにはじめています!テレヘルスではバルクビル、つまりメディケアで全額カバーを行うように豪政府から指示されています。
テレヘルスとはインターネットを利用したビデオ通話や、電話を使った治療セッションのことです。ビデオ通話ではZoomやFaceTime、WhatsAppなどが安全性が高いとされているので、それらをできるだけ使用いたします。またそれらが難しい場合、お電話でも可能です。
Better Access (Mental Health Treatment Plan)
Chronic Disease Management Plan
Pregnancy Support Counseling
Eating Disorder
Helping Children with Autism
GPで気持ちの症状の診断を受けて、メンタルヘルストリートメントプランを作成していただき、
そのプランのアイテムナンバーがメディケアにロッジされていると、
カレンダーイヤーで年に10セッションまで、サイコロジストのカウンセリングを
受けることができます。
すでにプランが出ている方は、そのままテレヘルスに移行できます。
GPに診察を受けに行くかまたはテレヘルスで、メンタルプランを作っていただけるかGPにご相談ください。
GPの診察も3月30日からテレヘルスによる受診が可能になりました。メンタルヘルストリートメントプランを作っていただけるかどうか診察を受けたいなどの理由であれば、テレヘルスで可能なことも多いと思います。どこのGPに行くべきか、どのようにご自分の状態を説明したら良いかなどについては、まずはわたしにお問い合わせをいただければ相談にのり、ご説明いたします。
もしまずは初回トライアルカウンセリングでサイコロジストとの相性を見て、カウンセリングで何ができそうかを知りたい、GPに行くにもサイコロジストからの紹介状があった方が良い、などがありましたら、テレヘルスでトライアル・カウンセリングも可能です。どうぞご連絡ください。
クリニックでは通常トライアル・カウンセリングは45分を設定し、書類記入15分、トライアル・カウンセリングを30分としています。テレヘルスの場合、事前に書類をお送りすると思いますが、その場合はカウンセリング自体は30分くらいになるのでご了承ください。その中でだいたいのご事情をお聞きし、カウンセリングで何ができそうかやドクターへの行き方などをご説明し、ドクターに紹介状もお書きいたします。
コロナ禍がはじまる前からテレヘルスが可能なスキームもあります。
過疎地テレヘルス・ベターアクセス
Better Access Telehealth Services for people in rural and remote areas
https://www1.health.gov.au/internet/main/publishing.nsf/Content/mental-ba-telehealth
サイコロジストが身の周りにいない過疎地にお住いの方が対象のテレヘルスによるベターアクセス・スキーム。
テレヘルスという手段によるところ以外は、上述のベターアクセス・スキームと同じ条件
Monash Modified Modelという医療用地図で、エリア4〜7に住所のある方が対象。
https://www.health.gov.au/resources/apps-and-tools/health-workforce-locator/health-workforce-locator
現在はすべてのクライエントにテレヘルスができるようになったので、このスキームでもちがいがなくなりましたが、このスキームの方は、9月30日以降もずっとテレヘルスが可能です。ブッシュファイヤーで心理的に影響を受けられたと思う方は、どうぞお気軽にご連絡ください。
ブッシュファイヤー・レスポンス
Mental Health Services for Bushfire Response
http://www.mbsonline.gov.au/internet/mbsonline/publishing.nsf/Content/Factsheet-BushfireResponse
近年の大規模ブッシュファイヤーで影響を受けたと思われている方が対象。このスキームだけはGPのメンタルプランが必要なく、メンタル・ディスオーダーの診断も必要なく、直接サイコロジストに連絡して、メディケア・バルクビルでのカウンセリングが受けられます。カレンダーイヤーで10セッションまでで、ベターアウトカム・スキームなどとは別に追加10セッションが可能です。
学生OSHC保険に関しては、従来メディケアでカバーされていてアイテムナンバーがあるものは同様にカバーすることになっている保険で、テレヘルスについても同様にカバーするとメール文書で回答を得ています。
ワーキングホリデーや留学生の方などで日本からの海外旅行保険をお持ちの方は、ケースによってテレヘルスによるGP受診やサイコロジストによるカウンセリングも許可される場合があるとの回答を得ております。個々のケースによって保険会社にお問い合わせしていきますので、現在のとんでもない状況の中でストレスをうけてお困りの方は、どうぞご遠慮なくご連絡ください。
プライベート医療保険でも、ほとんどの保険がテレヘルスをカバーするようになりました。
コロナ禍で、まるで映画のような世界的なロックダウンに実際になっており、びっくりですね。日常とはちがう雰囲気や設定、次々に流れてくる危機的なニュースの中で、落ちつかない気持ちでいらっしゃる方も多いことでしょう。
まだ今は自宅で過ごすのもはじまったばまりで気が張っていて、メンタルも大丈夫かもしれませんか、これが数週間などに長くなると、気持ちも疲れてくるものです。
このような状況の中でどのように過ごすことがメンタルキープのコツになるかなどは、以前にもブログ記事に書きましたので、ご参照ください。
◆コロナ・ウイルスの流行にともないポジティブなメンタルヘルスをキープするために
https://www.jams.tv/wp-admin/post.php?post=167222&action=edit
◆コロナウイルス流行による不安を鎮めるために:APSメディアリリース(日本語訳)
https://www.jams.tv/wp-admin/post.php?post=168294&action=edit
◆非常時のトイレットペーパー買い占めに関する心理的考察
https://www.jams.tv/wp-admin/post.php?post=171025&action=edit
◆コロナ騒動、メンタルキープのコツby豪心理臨床学会長がニュースで語る
https://www.jams.tv/wp-admin/post.php?post=172677&action=edit
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