ディー・ワイ・ビーチの事故で、脊髄を損傷し入院中の日本人留学生を支援するため、彼の友人たちが医療費の寄付を募っています。
森下晴斗さんは、2022年初めからワーキングホリデーでオーストラリアのノーザン・ビーチに滞在し、カフェで働きながらサーフィンと英語を学んでいたそうです。
「森下晴斗(ハルト)は僕たちの友人であり、サーフィン、スケボーと写真に熱心な22歳です」と森下さんの友人の吉田健太郎(ノーザン・ビーチ・アーティストのケンタロウとして知られる)さん。
しかし、先月10月27日にディー・ワイ・ビーチのプールに飛び込んだ際、プールの底に後頭部をぶつけてしまいました。そして、意識はあるものの手足を動かすことができず、重篤な状態でロイヤル・ノース・ショア病院に運ばれました。
森下さんは脊髄を損傷しており、その首の椎骨の骨折を整復して安定させるために緊急手術を受けました。現在は生命維持装置を外した後、森下さんは言葉を話すことができますが、現時点では胸から下と下半身が麻痺しており、腕を限定的にしか動かすことはできず、指も動かすことができません。森下さん本人は一刻も早く理学療法を開始したいとの意向を示していますが、現時点では予後の見込みが不明とのこと。
日本の横浜に住む森下さんのご両親は、シドニーに出向いて入院中の森下さんと面会しており、お父様は今月24日までシドニーに滞在、お母様は一度帰国されましたが今も森下さんのサポートを望んでいるそうです。森下さんを見舞い、ケンタロウさんをはじめとした友人たちも頻繁に病院を訪れています。
森下さんの友人たちは、「まずはハルトと彼の家族を代表して、現場で親愛なる友人を助けてくれた地元のノーザンビーチズのコミュニティ、NSW州の救急隊員、ノーザンビーチの警察官、ナラビーンの消防士やレスキューチーム、救助と輸送に関わったすべての人、そしてハルトの治療に全力を尽くしているロイヤルノースショア病院のすべての医師と看護師の皆様に、心から感謝の気持ちを述べさせてください」と感謝を述べた上で、今ある懸念事項について語っています。
それは、森下さんがオーストラリア国籍または永住権を持っていないため、事故の医療費が短期滞在者向け健康保険でどれほどカバーされるのかまだ不明ということ。飛行機に乗って日本へ帰国できるほど身体の状態が安定するまで、数ヶ月かかる可能性があります。そのため、森下さんの入院期間や日本への帰国費用が不明であることから、友人たちは自ら募金活動をスタートしました。
GoFundMeWebサイトにて、今後のリハビリや帰国費用として8万ドルの寄付を募っています。集められた資金は森下さんご家族に直接送金され、森下さんのリハビリと今後の治療費、ご家族のシドニーでの滞在費や渡豪の旅費などに使われるとのこと。
「多くの人が経済的支援を提供する余裕がないかもしれない事も理解していますが、どんなに少額でもハルトを助ける事に繋がると思っています」と森下さんの友人は締め括っています。
詳しくは森下さんの友人の言葉で語られた、GoFundMeの寄付ページもご覧ください。同ページでは、今後も森下さんの治療状況などが定期的に更新される予定だそうです。
最後に、JAMS.TVから森下晴斗さんの一日も早いご回復を心よりお祈り申し上げます。
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