シドニーと姉妹都市関係にある名古屋市の高校生19名が、交換留学プログラムの一環として8月1日、シドニー市役所を表敬訪問した。
名古屋市教育委員会では、未来を担うにふさわしい国際的視野を持った心豊かな人間の育成と国際理解教育の充実を図ることを目的として、市立高校に通う生徒を姉妹友好都市を中心とした海外都市に派遣している。なかでもシドニーとの交換留学プログラムは長きにわたる交流が続き、2020年には姉妹都市提携40周年を迎えた。同年以降のプログラムは新型コロナウイルス感染症拡大の影響を踏まえ中止されたが、このたび4年ぶりに両市の学校間交流が叶った。
今年シドニーを訪れた名古屋市立高校の一行は、7月23日から8月3日の日程でブルーマウンテンズでのホームステイ、現地校入学、シドニー市内の学校訪問やシドニー市内視察などを体験した後、帰国前日の滞在10日目にシドニー市役所を訪問した。
歓迎レセプションではロバート・コック市議会議員が一行を出迎え、4年ぶりの再会に喜びあふれる挨拶を述べた。続いて、シドニー・名古屋姉妹都市委員会の委員長を務めるデヴィッド・ブッチャー氏が、長年のシドニーと名古屋市との結びつきを重ねて寿いだ。
名古屋市立高校の一行は、引率の根木知子教員と学生代表の松原由晃さんが英語で謝辞を述べた後、学生の「上を向いて歩こう」の高らかな合唱と、学生2名が扇子を用いた華やかなパフォーマンスを披露した。
その後、記念品の交換と記念撮影があり、学生たちはシドニー・名古屋姉妹都市委員会の面々と英語で話しかけ、談笑し、両市ともに4年間の隔たりを感じさせない朗らかな雰囲気のなかレセプションは幕を閉じた。
「パンデミックの影響で姉妹都市締結40周年という重要な節目を祝うことができませんでしたが、シドニーと名古屋が築いた関係はパンデミックで途切れることはありませんでした。日豪関係の未来を築いていく若き大使たちは、優秀で、よく話し、知識も豊富です。そんな彼らと話をすることで、その関心事や情熱を知ることができました。渡航制限が解除された今、文化的な交流だけでなく経済的な結びつきを築く上でも、両市が長年姉妹友好都市であることは非常に重要な意味を持つことでしょう」
「オーストラリアの生徒の皆さんに今回の交流を通して少しでも日本のことを身近に感じてもらえましたし、日本からの生徒たちには自分から働きかけるような積極性を持ち、自分の世界の狭さと世界の広さを見てほしかったので、そうした感想も聞くことができて良かったです」
「シドニーは初めて来ましたが、現地の大学にも訪問できたことで、海外のレベルの高さや世界の広さを知ることができました。僕は将来生物学者になりたくて、外国の大学院への進学を考えているので、そのためにも英語の勉強など頑張ろうと思います」
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