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ビジネスの観点からスポーツ界に関わるスポーツマネジメントとは

日本だけではなく世界中で、近年大きな盛り上がりを見せているスポーツ界。この盛り上がりは、もちろん各スポーツのスター選手の大きな活躍が要因の一つですが、スポーツマネジメントの力も大きいのが事実です。スポーツのビジネス的要素が注目されている近年において、スポーツマネジメントは必要不可欠です。

特に、2032年にブリスベンでオリンピックが開催されることが決定したオーストラリアでは、国内のスポーツ産業が急激に成長しており、現在最も「熱い」学問の一つです。

また、大規模スポーツイベントの開催が開催されたり、様々なスポーツで世界的なスター選手が続々と誕生している日本も例外ではなく、スポーツマネジメントへの注目度は高いです。

経営学的に、ビジネスの観点からスポーツ選手やチームをサポートするスポーツマネジメント。オーストラリアをはじめ世界で注目され始めているこの学問を学ぶことのできる大学院を今回はご紹介します!

スポーツマネジメントとは

スポーツマネジメントは、エージェントとして商業的に選手を支えるのと同時に、現役中及び引退後の選手の生活のサポートまで行います。

スポーツビジネスが発展してきている近年において、商業的なパートナーシップやマーケティング、選手のメディア起用、地域住民との関わりなどあらゆる場面において、選手をマネージメントする存在の需要は高いです。

また、健康意識が高まっていることにより日常的に運動を行う社会人も増えてきていることや、高齢化が進んでいることにより健康促進事業に力を入れている機関が増えてきていることからも、スポーツマネジメントの活躍の場は多く用意されています。

卒業後のキャリア

スポーツマネジメントとはどのような学問なのかを説明いたしましたが、では、卒業後はどのような仕事に就くことが多いのでしょうか。

スポーツマネジメントを修了した学生の主な活躍の場は下記が挙げられます。

  • スポーツマネジメント会社への就職
  • スポーツチームの運営や広報
  • スポーツイベントの運営
  • スポーツメーカーへの就職

スポーツマネジメントを学ぶことができる大学院

日本の学士をスポーツマネジメントと異なる分野で修了していても問題ありません!

大学ごとに設定されている成績の条件英語力の条件を満たせば、入学することができます。

また、成績や英語力が基準を満たしていなくても、準備コースを修了すれば大学院に編入することができます。

スポーツマネジメントは近年注目され始めた比較的新しい学問であるため、スポーツマネジメントコースを提供している学校は限られています。

以下、Master of Sport Management を提供している学校です。

シドニー工科大学 (University of Technology Sydney)

UTS logo

シドニー工科大学(University of Technology Sydney:UTS)は創立50年未満の大学が対象のYoung University Rankingsで世界ランキング9位、オーストラリア国内1位にランクインする若手の優秀大学です。キャンパスもシドニーの中心地に位置しており、人気の大学です。

UTSの Master of Sport Management (Extension) では、スポンサーについてやスポーツ法、発展と平和のためのスポーツなど、スポーツに関する様々なトピックを学習することができます。

また、インターンシップの機会も用意されており、実際にスポーツマネジメントの職で働いている人や選手と関わりを持つこともできます。実際の職場で経験を積むことは学びを深めるのに最適です。

コース :Master of Sport Management (Extension)
期間  :2年
キャンパス:シドニーシティ
費用  :$38,688/年
入学条件:
・学士号(分野問わず)(TAFEなどのDiplomaでも可)
・IELTS 6.5 (Writing 6.0)
入学時期:2月, 7月

ボンド大学 (Bond University)

Bond University logo

ボンド大学はゴールドコーストにキャンパスを構える大学です。日本人の方が大学の設立に関わっていることから、日本とは深い関係にあり、多くの日本人留学生が入学しています。

また、大学HPには日本語で記載されているページもあるなど、日本人学生にぴったりの大学です。

ボンド大学は2032年のオリンピックの舞台であるブリスベンと同じクイーンズランド週に位置しているため、スポーツマネジメントは特に力を入れている分野の一つとなっています。

ボンド大学の Master of Sport Management では、国際スポーツビジネスやリーダーシップ、人材マネジメント、ビジネス戦略などのトピックを学習します。すべての学生がスポーツ関連のボランティアを経験することが奨励されており、インターンシップについてもスポーツ機関で行うことができます。

コース :Master of Sport Management
期間  :1年4か月
キャンパス:ゴールドコーストキャンパス
費用  :$73,840
入学条件:
・学士号(分野問わず)(TAFEなどのDiplomaでも可)
・IELTS 6.5 (各項目6.0以上)
入学時期:1月、5月、9月

ディーキン大学 (Deakin University)

Deakin University logo

メルボルンに位置するディーキン大学は就職サポートが盛んです。生涯使用することができるディーキンタレント(DeakinTALENT)というサービスでは、履歴書の作成方法や面接で印象を残す方法などのキャリアセッションに参加することができます。

ディーキン大学の Master of Business (Sport Management)では、スポーツマネジメントに関する様々なトピックを学べることに加えて、パートナーシップを結ぶスポーツクラブとの交流もさかんです。パートナーシップは、Geelong Football ClabやバスケットボールクラブのMelbourne Boomersなどのプロチームと結ばれており、より高いレベルのスポーツマネジメントの舞台で学ぶことができます。

ディーキン大学は、2023年のQS世界大学ランキングのスポーツ関連部門で世界7位に選ばれており、スポーツ関連の分野を学ぶのに最適な大学です。

コース :Master of Business (Sport Management)
期間  :2年(条件を満たせば1~1.5年)
キャンパス:バーウッド(メルボルン)
費用  :$43,600/年
入学条件:
・学士号(分野問わず)(学士号を関連する分野かつ高成績で取得していると期間が短くなる可能性があります)
・IELTS 6.5 (各分野 6.0 以上)
入学時期:3月, 7月

グリフィス大学 (Griffith University)

 

Griffith University logo

 

グリフィス大学は、ゴールドコーストとブリスベンを中心に5つのキャンパスを構えており、世界の大学の中でも上位2%に入るトップレベルの大学で、人気も高いです。

約9000人、130か国からの留学生が在籍しており、これはオーストラリアでも最大規模です。留学生向けのアドバイザーによる学業や生活のサポートや、学生団体による友達作りなどのサポート、英語に関する無料個別相談など、留学生にとって過ごしやすい環境が魅力となっています。

グリフィス大学のスポーツマネジメントは、Master of Business に属する専攻の1つとなっています。このコースでは、密に関連しているスポーツ・観光・イベントの3分野を網羅した授業が行われており、これらの3分野のマネジメントについて包括的に幅広く学ぶことができるのが強みです。

具体的には、観光・スポーツ・ホテルのデジタルイノベーションや、スポーツ及びイベントにおけるボランティアのマネジメント、スポーツとソーシャルメディアなどのトピックについて学ぶことができます。

コース :Master of Business
期間  :2年(条件を満たせば1~1.5年)
キャンパス:ゴールドコースト
費用  :$37,500/年
入学条件:
・学士号(分野問わず)(GPA7.0中最低4.0以上の成績制限あり)
・IELTS 6.5 (各分野 6.0 以上)
入学時期:2月, 7月, 10月

*上記情報はすべて2024年度のものです。


いかがでしたか?

世界的に大きな盛り上がりを見せているスポーツをビジネスで支える「スポーツマネジメント」。

オーストラリアの大学院では、学士などで関連する分野を学んだことがなくても、英語力が基準を満たしていなくても、修了することが可能です。

各大学が設定する条件を満たせば奨学金を受給できるチャンスもあるので、ご興味のある方はぜひお気軽にご相談ください!

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