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JNTOがスキー観光セミナーを開催

日本政府観光局(JNTO)主催のスキー観光セミナー「JAPAN Snow & Adventure Seminar 2013 in Sydney」が、5月27日(月)、シドニー市内Four Points by Sheraton Sydneyにて開催された。

このセミナーは、訪日外国人旅行の拡大を目的に、日本各地のスキーリゾートやアウトドア・アドベンチャーの魅力をオーストラリアに発信し、オーストラリア人旅行者にとってより魅力的な旅行商品の開発と販売を支援するというもの。

会場には、旅行業界の関係者が100人以上参加され、日本各地のスキーリゾートのデスクで担当者と情報交換や商談で熱気あふれる雰囲気となった。

セミナーでは、はじめに小原雅博在シドニー日本国総領事の挨拶があり、好調な今シーズン(2012年12月〜2013年3月)を振り返り、今は日本に行くグッドタイムで、多くのオーストラリア人が日本に行くことを望んでいる、スキーだけではなく日本の文化も楽しんでもらいたい、と話された。

 

小原雅博シドニー総領事 鍬本浩司JNTOシドニー事務所所長

 

続いて、鍬本浩司JNTOシドニー事務所所長が挨拶に立ち、日本に行くオーストラリア人観光客の動向についての説明があった。今シーズンは1月に3万1700人と、過去最高の観光客数となり、これは円安、豪ドル高が影響しているとし、来シーズンも大いに期待できると語った。また、今年は「日豪観光交流年」ということもあり、日本政府観光局としてもオーストラリア政府観光局と連携して、日本への誘客に努めたいと語った。

 

引き続き、北海道、長野・新潟、東北の各スキーリゾートをPRする、各エリアの代表者による熱のこもったプレゼンテーションが披露された。皆さん、趣向を凝らしたDVD上映や、中には着ぐるみ姿で説明したり、会場を笑いに包むプレゼンテーションがあるなど、参加者一同、熱心に各スキー場の説明に聞き入っていた。

スキー観光セミナーに先立ってメルボルンとシドニーで行なわれた「スノー・トラベル・エキスポ 2013」での盛況ぶりとあわせて、日本にとってオーストラリア市場の重要さ、また、オーストラリア人のスキー旅行への人気の高さが窺えた。

尚、参加者全員に弊社発行の英文情報誌「G'Day Japan!」をはじめ、各スキー場のプレゼンテーション資料などが手渡された。

 

今回のセミナー開催について、JNTOシドニー事務所次長の善木麻衣子氏に聞いた。

これだけ多くの自治体が参加され、積極的に自分たちのスキーリゾートについてPRされてよかったです。参加者も今回は業者の方々が100人以上も集まっていただき、円安ということもあってか、積極的に日本をアピールしようという姿勢が感じられます。今年に入ってもスキー客が伸びているということからも、今年末から来年にかけてのシーズンも期待できるかなと感じています。

 

各スキーエリアによるプレゼンテーション

長野・新潟

福島洋次郎氏

(白馬東急ホテル)

畔上由美子氏

(ホテルセラン/志賀高原)

森晃氏

(旅館さかや/野沢温泉)

 
清水美佐子

(Japan Snow Access/妙高)

Chris Morecroft氏

(班尾高原スキー場)

 

東北

高荒健一氏

(東北観光推進機構)

清野浩輝氏

(青森県観光課/八甲田)

Rebecca Anne Hamilton氏

(安比高原リゾート)

 
佐藤千草氏

(吉田屋旅館/蔵王)

Chou I Ching氏

(Takamiya Hotel Group/蔵王)

 

北海道

John Morrell氏

(Hokkaido Powder Belt)

James Worboys氏

(キロロアソシエイツ)

かものはし

(ニセコ花園リゾートマスコット)

 

須藤利宗氏

(加森観光/ルスツ)

長井聡氏

(星野リゾート/トマム)

 

 

   

会場には観光ポスターや情報パンフレットをはじめ、利き酒コーナーも

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