モスクワ、オーストラリア、アメリカの音楽院を卒業した実力派日本人アーティスト「Mirabella

( https://www.facebook.com/MirabellaTrio )」による「Trio Concert Series 2014」が6月21日（土）に開催された。今回は会場として、ノースシドニーの伝統ある教会St Peters Churchが選ばれた。「この教会の大部分は石造りですが、天井部分のみ木製なんです。音の反響がとても美しいので、観客のみなさんと奏者が一体となって楽しむことができる。」とヴァイオリン奏者の江口清香さんは語る。

Mirabellaはシドニー在住の西脇佳代子さん(ピアノ奏者)、マクリーン英恵さん(クラリネット奏者)、江口清香さん(ヴァイオリン奏者)により2010年に結成。ユニークな編成で作曲されたトリオ曲を中心とし、シドニーを拠点に演奏活動を続けている。

当日はこだわり選ばれた会場で、子どもたちも見守るあたたかな雰囲気の中、コンサートはスタート。ヴァイオリンとピアノのデュオから始まり、入れ替りでクラリネットとピアノのデュオへと移行。ベートーベン、ウェーバー、サン・サーンスの楽曲を次々と披露し、クライマックスの「ストラビンスキー 兵士の物語」へ。ここで初めてトリオの３人と男性ナレーションが揃い、朗読と演奏の美しい作品に会場は酔いしれた。演奏後は花束を手渡すひとたちも見られ、盛況な雰囲気でコンサートは幕を閉じた。

今年度は更なるコンサートも予定。今後も活動を続けていく彼女たちからは、目が離せない。

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