日本政府観光局(JNTO)主催の訪日観光セミナー「Japan Endless Discovery Seminar 2014 in Sydney」が、9月4日(木)、シドニー市内サーキュラーキーにあるCustoms Houseにて開催された。
このセミナーは、毎年日本政府観光局(JNTO)が旅行会社・メディア関係者向けに開催しているもので、年間を通して様々な楽しみ方ができる日本の文化の紹介や最新の旅行情報の発信を通じて訪日旅行者層の拡大を目的としている。
冒頭では、小林敏明首席領事が挨拶し、年間を通して楽しめる日本の四季の魅了などを紹介しながら日本とオーストラリアの旅行業界の発展を願っていると述べた。
会場には多くの旅行関係者が参加し、日本各地から参加した自治体の担当者によるプレゼンテーションや、ネットワーキング会場に設置された各ブースでの商談に熱心に耳を傾けていた。
現在は市立図書館などとして利用されている旧税関ビル、CUSTOMS HOUSEでセミナーが開催されるのは今回が初めて。
ネットワーキングでも闊達な商談セッションが各テーブルで展開された。
JNTOシドニー事務所・鍬本浩司所長
「2013年は、日本を訪れたオーストラリア人が245,000人に上り、これは2008年の数字を上回り過去最高の記録でした」
基本情報から、四季それぞれの旅行の楽しみ方までをアピールするJNTOシドニー事務所・善木麻依子次長
「初めての旅行者には箱根・鎌倉・日光・東京・大阪・奈良・京都・広島・宮島などが、そしてリピーターには高山・金沢・熊野古道・和歌山・九州などがオススメです」
京都の魅力について語るAlistair Jone氏(トラベル・ライター)
2013年の旅行者数(6,413,700人/この90%が日本人でそのうちの80%がリピーター)など、具体的な数字をあげながら沖縄がいかに人気のあるホリデーデスティネーションであるかを語る沖縄観光コンベンションビューローの宮里顕光氏
宮島の魅力などを交えながら、人気サイクリングスポットとしての新たな広島の魅力を紹介する自治体国際化協会シドニー事務所・平澤美佐氏
高野山で体験できる宿坊や精進料理に加え、熊野古道の魅力を紹介する和歌山県観光交流課・魚井慎吾氏
富山湾の特徴とそこで採れるシーフードが自慢と語る富山県観光課・谷口万里子氏
2015年3月に開通する北陸新幹線に触れながら、飛騨牛や奥飛騨温泉郷を紹介する高山市役所海外戦略室・林秀和氏
食、Cool Japan、Traditional Japanの観点から相撲、歌舞伎座、ロボットレストラン、秋葉原メイドカフェを紹介する東京都観光レップシドニー代表・栩野勝治氏。
空手のデモンストレーションでは、組み手を披露するほかバット折りの実演も行われた。
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