就職/転職

シドニーの工事現場を見て考えさせられました…

シドニーの街を歩いていると、大規模な建設工事をよく目にします。街の中心に路面電車が走る計画があるらしく、目抜き通りであるジョージ・ストリートを全面閉鎖して工事する様を見ていてシドニーの都市開発の渦みたいなものを感じます。ところでその工事現場につきものなのが「働く人」。日本では土木作業員とも呼ばれ、男性が働いているイメージがあると思います。しかしここシドニーでは工事現場で働く女性が多いことにビックリしました。蛍光色のジャケットを身にまとい、サングラスをかけながら、顔と服は泥で少し汚れながらも、颯爽と工事現場で働く姿を目にしたときは、正直かっこよすぎてシビレました。

シワひとつないスーツでビシッ決めるカッコよさとは真逆ですが、その姿は、僕が考えていた危険・汚い・きつい(3K)のイメージを一瞬で払拭しました。オーストラリアの国の人たちは、土木作業員として働くことに抵抗はないのでしょうか。自身の性を意識する感覚が日本のそれとは違うのでしょう。LGBTに対する理解が高いオーストラリアだからこそ、それと同様に仕事に関しても男女の性は左右されるべきではないのでしょうね。実際に工事現場の給料は他の仕事よりも高いらしく、土木作業員として働いている僕のルームメイト(男性)は、なかなか良い給料を貰っています。男の仕事ってなんだろう? 女の仕事ってなんだろう? 日本にはなかった価値観をジョージ・ストリートで考えさせてくれました。それにしても工事現場で働く女性ってどうしてキレイに見えるのでしょうね。「車が通るからちょっと待ってね」と笑顔で言われると喜んで待っちゃいます。

文:塩谷明治(編集部)

 

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