どうも皆さま。
代表の気分で活動が決まる在シドニー非営利邦人団体、シドニー日本人コミュニティ『LINK』のヤマダヒロトでございます。
毎年この時期になると溢れかえる特定のファーム求人。
なんか怪しいなと薄々感じつつも、セカンド欲しいし、それに日本語だし。。。
そうして悪徳ファームやコントラクターに引っ掛かってしまう人数があまりにも多いんでしょう。
今年はオーストラリアの行政機関であるFair Work Ombudsman(日本の労働基準監督署的なところ)が、ファーム選びの際に気を付けるべき5つのポイントを書いてくれましたよ。
それがこちら。
どんっ!!!
3をふたつ続ける初歩的ミスが既に6日間放置されているあたりさすがオーストラリア。
とはいえそれでも行政機関。
なんだかんだ労基法に関する情報や警告を定期的に発信してくれている。
それじゃ一つずつ見て、もとい訳していこう。
要は身元がはっきりしない人物の求人を信用するなってこと。
そんなん当たり前だろ。馬鹿にするな!って思うかもしれないけれど、日本語だからというだけで、信じてしまう日本人が多いのも事実。
そしてその弱みにつけこんでくる人間がたくさんいるのが海外。
アコモデーション料金$○○/週といったように、住居をセットで指定してくる求人にも要注意。
仕事がないのにレントだけ支払わされたり、相場より高いレントで搾取される可能性があるから。最近非常に増えたケース。
ファーム選びの際には、その地域のレント水準をrealestate.com.auなどで調べてみることをお勧めします。
ファームと雇用契約を結ぶ際には、必ず事前に会社名(個人事業主の場合には個人名)とABN(オーストラリアでビジネスを行うための登録番号)を確認しよう。
コントラクターとの雇用契約の場合も同様。その際にはコントラクターのLabour Hire Licence Numberも確認しておくこと。
ABNが有効かどうかはこちらのABN Lookupでチェックできます。ABNなければ違法!
これも大事なポイント。違法な賃金で働かされた上に、給料が安すぎる→ちゃんと働いてないだろうという判断でセカンドが下りないケースもあります。
現行のカジュアル契約(時間給契約)の最低賃金は$23.66/時間。
レアなケースだと思うけれど、フルタイム/パートタイム契約(正規雇用)の場合の最低賃金は$18.93/時間。こちらの契約には有給(Annual Leave/Sick Leave)が付随するので確認すること。
最後のポイント。歩合給で契約する場合には、チーム全体でどれだけピックしたかではなく、必ず個人の仕事量で給料をもらうこと。
なお歩合給ですが、そのファームでの平均的な能力のワーカーの給料が$27.21/時間を超えていなければならないという法律規定がちゃんとあるのでこちらにも注意。
知ってか知らずか、この悪徳コントラクター側に付く日本人を見かけることが近年多くなってムカついたから。マジこいつらカッコ悪いわ!
それだけ。
これからファーム探そうっていう人たちは、最初から人頼るんじゃなくて、まずは自分で色々ネットで検索してみるといいですよ。
最近は日本語でもファーム経験談とかリアルかつ有益な情報書いてある個人のブログなんかも簡単にヒットするんで。
最初にも書いたけど、シドニーで気ままに邦人コミュニティ運営してますので、興味あれば一度覗いてみてくださいな。
ではまた。
オーストラリア政府公認移民法コンサルタントの「Access Visa(アクセス・ビザ)」では、永住ビザや一時滞在ビザなど、日々…