法律/ビザ

今週の数字/100件

日本のニュースから…

盗撮で学生逮捕 投稿でもうけ(2016年1月13日)

盗撮目的で侵入 内装業者逮捕(2016年2月5日)

バスに盗撮カメラ 運転手逮捕(2016年3月20日)

消防署員 靴にスマホ付け盗撮(2016年3月26日)

盗撮目的で女子トイレ侵入 男子高校生逮捕(2016年4月16日)

女子高生のスカート内を盗撮容疑 自称南あわじ市課長補佐を逮捕(2016年4月17日)

コンビニで10歳女児のスカート内盗撮 男逮捕(2016年4月19日)

Yahoo!ニュースで盗撮に関連するアーカイブを検索したところ、今年に入ってからの盗撮ニュースがこんなにありました。

なぜ、男性は女性のスカート内を見たいのか? 男性の妄想のために迷惑を被るのはいつも女性…。

盗撮事件のニュースを見るとそんな思いになり、また、「まったく日本人は…」と思っていました。

でも、盗撮行為は日本だけのものではないのですね。

今年1月、ビクトリア州で男が未成年の少女の秘部を撮影したとしてストーカー行為の罪で逮捕されました。

2月、メルボルンのスポーツ店で、着替えの中の女性を携帯で盗撮したとして男が捕まりました。

3月、シドニー/ニューカッスル間の鉄道で、座席の下から携帯で撮影したとして男が逮捕されました。

オーストラリアでも盗撮行為で逮捕という事件があるんです。

そこで今週の数字は、ニュー・サウス・ウェールズ州で2014年に盗撮行為(Upskirting)で逮捕された件数です。2011年の32件から3倍になっています。ビクトリア州でも、53件(2011年)から139件(2014年)と、3倍近くに増えています。

ところがこの件数は、2015年になるとニュー・サウス・ウェールズ州で67件に、ビクトリア州でも67件と半減しています。

専門家によると盗撮行為が減ってきているわけではなく、高性能のカメラやスマホが増えて、気づかれなかったり、捕まりにくくなったからといいます。日本では携帯カメラのシャッター音を消す、消音アプリが出回っているほどですから。

その一方、ビクトリア州では盗撮によるイメージを一般に公開した罪での逮捕件数が3件から17件に急増しています。

そのため専門家は、伝統的な盗撮行為は自身の妄想のためだったのが、最近ではそのイメージを公開したり、イメージを元に脅すというより悪質な事件が増えているそうです。

盗撮行為はれっきとしたネット犯罪で、インターネットの普及はもちろん、手軽に撮影や録画ができる機器の登場が拍車をかけているようです。

 

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