Training Benchmarks A とBは要約すると下記の様になります。
Training Benchmark A
スポンサーのPayrollの2% を同じ業界のIndustry Training Fundsに拠出すること。
Training Benchmark B
スポンサーのPayrollの1% をスポンサーの豪州国籍者、または永住ビザ保有者である従業員の訓練費用として支出すること。
Training Benchmark Aを選択した場合、支出額がTraining Benchmark Bの倍になりますので通常はTraining Benchmark Bが選択されるケースが多くなりますが、「訓練を受けさせるべき豪州国籍者、または永住ビザ保有者である従業員がいない」、或いは「何らかの理由で教育訓練機関に寄付を行いたい」と希望される場合はTraining Benchmark Aが選ばれることになります。なお Industry Training FundsとみなされるFundは現在多く存在しないため、寄付先として、大学やTAFEなどの教育訓練機関も認められています。
PayrollについてはDIBP (Department of Immigration and Border Protection)のPolicyで下記の様に定められています。
• Any wages , remuneration, salary, commission, bonuses, allowances, superannuation contributions or eligible termination payments, defined as wages in the Act relating to payroll tax in the relevant State/Territory, that the applicant has paid to their employees during the relevant 12 month period; and
• payments made to contractors or sub-contractors during the same period if work provided by the contractor is related to the service/product provided by the sponsor’s business (for example, the contractor is a bricklayer and the applicant is a construction company) – regardless of whether such payments are included for payroll tax purposes or not.
次回に続きます。
Hideaki Takahata / 高畠英明
Solicitor & Registered Migration Agent (MARN 0325064)
NEXUS Migration Australia Pty Ltd
Suite 2, Level 17, 9 Castlereagh Street
Sydney NSW 2000
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[本稿は豪州のビザに関する一般的情報の提供のみを目的とするものであり、法的アドバイスを意図したものではありません。本稿の執筆時点における正確性については細心の注意を払っておりますが、本稿の提供する情報の利用によって利用者等に何らかの損害が発生したとしても,かかる損害については一切の責任を負うものではありません。関連法規やDepartment of Immigrationの内規は頻繁に変更が行われ、また本稿において例外規定などを含む全てを網羅し、詳述することはできないため、具体的な申請や事案については個別に資格を有する専門家にご相談になることをお勧め致します。なお当社ではGeneral Skilled Migration(GSM)ビザ, 485ビザ、学生ビザ、WHビザ、観光ビザは取り扱いを致しておりません。またアポイントメント無しでご来訪の場合、応対は致しかねますので必ず事前にメールで予約をお取り下さい。]