「今週の相場の焦点」by Joe Tsuda (津田 穣) ...
21 October 2024 ◎<ポイント> ―150円台定着は容易ではなく、、、― ・今週の予想レンジ:148.00-152.00 先週のレンジ…
24 January 2022
◎<主なイベント>
24日(月)
ドイツ製造業PMI速報値(1月)
ユーロ圏製造業PMI速報値(1月)
米製造業PMI速報値(1月)
25日(火)
ドイツIFO景況感指数(1月)
米消費者信頼感指数(1月)
IMF世界経済見通し
26日(水)
日銀主な意見(1月17日-18日開催分)
ドイツ10年債入札
カナダ中銀政策金利
米FOMC、パウエルFRB議長記者会見
27日(木)
米GDP速報値(第4四半期)
28日(金)
ドイツGDP速報値(第4四半期)
米個人所得支出(12月)
30日(日)
中国製造業PMI・非製造業PMI(1月)
中国財新製造業PMI(1月)
ポルトガル総選挙
◎<マーケットの焦点>――再びリスク回避相場
先週は市場のリスク回避ムードが高まり、NYダウは1645ポイント(4.5%)調整され、ナスダックはダウを上回る7.5%の調整を見た。
世界的なオミクロン株の感染拡大(一日300万人ペースで拡大)に加えて、3月のFOMCで0.5%利上げ観測が独り歩きし、株式市場を不安定化させた。
今週26日のFOMCでの更なるタカ派発言を市場は警戒している。
また原油(NY先物)が一時87ドル台まで続伸し、これも世界経済の回復の足を引っ張るとして不安材料視された。
発表された中国のQ4GDPは+4%(予想+3.3%、前回4.9%)まで減速しているが、今年の中国GDP予想が昨年の8.0%から5.1%に減速するとの市場予想であり、想定内であろう。
ドル円は年初の高値116円台前半から113.60近辺まで下落し、逆にユーロは1.13台で足踏み、ポンドは1月高値1.37台から1.35台に下落するなど、足元は「ドル高・円高」のリスクオフ相場になりつつある。
今週も米国の株価動向が鍵となろう。今月月足でダウは7.5%下落しているが、下げ幅としては2020年3月のパンデミック時における33%下落以来の下落幅となっている(パンデミック以後は基本的に月足は陽線であった)。
果たしてダウは年初の36,952ドルで高値を見たか?
個人的には更なる調整余地はあるものの依然として“ガス抜き”の域を出ないと考えている。
世界のコロナ犠牲者数は2年余りで5.5百万人に達しているが、たとえば2017年時点の世界の年間のインフルエンザ死者数も30万人~60万人に上ると推定される。つまりオミクロン株の感染拡大が阻止されるれば、日々の犠牲者数も減少に向かうと考えるのだが。
一方ウクライナ情勢では緊張の度合いが高まっており、更に26日のFOMCを控えて株価への警戒感は収まらないであろうと予想するため、基本的に「ドル高・円高」局面が今週も継続するとみたい。いずれリスクオン・シナリオに戻ることを念頭に足元のリスクオフ相場に対処したい。
◎<豪ドル相場>
やや軟調地合継続か
先週の相場レンジ―AUDUSD 0.7169-0.7276 AUDYEN 81.49-82.97
今週の予想レンジ―AUDUSD 0.7050-0.7350 AUDYEN 80.00-83.00
先週豪ドルは商品相場(CRB Index)が265台まで続伸する中、国内オミクロン株急拡大にもかかわらず12月の雇用統計が堅調であった(就業者数+6.48万人、失業率は前月の4.6%から4.2%に改善)ことから一時72セント台後半、83円近辺まで上昇したが、週末に向けては“リスク回避のドル買い・円買い”の流れに押されて71セント台後半に反落。特に対円ではドル円の113円台への下落との相乗効果で81円台半ばまで反落している。
国内のコロナ感染者は累計で2.1百万人台に急拡大して日本を抜いた形だが、死者数は抑えられており国民に大きな混乱は見られていない。
今週火曜日に発表されるCPIは前月の+3.0%から+3.2%に上昇見込みであり、足元のボトルネックインフレが長期化するのであれば、RBAの金融政策にも影響するものとして注目したい。
オミクロン株拡大に歯止めが掛るようであれば、豪ドル売られ過ぎ状態でもあり、徐々に底入れするものと考える。
―読者各位―
◎ジョーのTWITTER、フォローしませんか??
アドレスは@joetsudaFX です-相場の話など意見交換しましょう!!
東京銀行(現 東京三菱UFJ)のバーレーン支店で為替・資金ディーラーとしてスタート。ロンドン支店為替チーフディーラー、本店オプションデスク勤務後、1990年外資系銀行(米系、スイス系)に移り為替・資金業務に携わる。
1995年に来豪し第一勧業銀行(現 みずほコーポレート銀行)の為替ヘッドとして2007年まで活躍。
現在 AT FUND PTY LTD, Sydneyのダイレクターを務める傍ら、日本の投資家に日々市場メッセージを発信している。豪州金融市場に友人も多い。為替歴30年。趣味:ゴルフ、テニス、ワイン賞味、ネコと遊ぶ
☆FXトレーディングにはFXマガジン「侍ディーラーが相場を切る」をお勧めします。
詳しくはhttps://foomii.com/00130をご参照ください。
☆現在セントラル短資FXブログに執筆中!(毎週木曜日担当、ヤフーファイナンスに同時掲載)
http://www.central-tanshifx.com/
☆日経新聞月刊誌”日経マネー”に定期寄稿
ご注意!本レポートは著者の作成時点における見解により作成されており、内容等の正確性を期しますが、それを保証するものではありません。投資等のご判断は皆様ご自身でなされるようお願い申し上げます。
21 October 2024 ◎<ポイント> ―150円台定着は容易ではなく、、、― ・今週の予想レンジ:148.00-152.00 先週のレンジ…
23 September 2024 ◎<ポイント> ―先週のFOMC、BOJ会合終わって、ドル安・円安の様相― ・今週の予想レンジ:142-146 ―…
9 December 2024 ◎<ポイント> ―ドルは水準を維持し、米株は史上高値更新― ・今週の予想レンジ:148.00-153.50円 先週…
14 October 2024 ◎<ポイント> ―150円超えの可能性を残す― ・今週の予想レンジ:147.00-151.00 ―しつこくw、150円台回…