「今週の相場見通し」by Joe Tsuda (津田 穣)1...
14 October 2024 ◎<ポイント> ―150円超えの可能性を残す― ・今週の予想レンジ:147.00-151.00 ―しつこくw、150円台回…
12 December 2022
◎<主なイベント>
12日(月)日本国内企業物価指数(11月)、日本景況判断BSI大企業製造業(第4四半期)、EU外相理事会
13日(火)WESTPAC消費者信頼感(12月)、NAB企業信頼感・景況感(11月)、ドイツZEW景況感指数(12月)、ユーロ圏ZEW景況感指数(12月)、米消費者物価指数(11月)、英中銀金融安定報告公表、EU運輸・通信・エネルギー相臨時理事会、米下院金融委員会FTX破綻巡る公聴会、OPEC月報、英国全国鉄道海運運輸労働組合(RMT)ストライキ実施予定
14日(水)日銀短観(第4四半期)、英消費者物価指数(11月)、中国中央経済工作会議―2023年度GDP目標や財政赤字について協議、米FOMC、経済予測公表、パウエルFRB議長 記者会見、EU東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議、英国全国鉄道海運運輸労働組合(RMT)ストライキ実施予定
15日(木)NZ GDP(第3四半期)、豪雇用統計(11月)、中国中期貸出制度(MLF)1年物金利、中国新築住宅価格・小売売上高・鉱工業生産(11月)、スイス中銀政策金利、英中銀政策金利、英中銀、2023年第1四半期の国債売却日程発表
ECB政策金利ラガルドECB総裁 記者会見、米小売売上高(11月)、米NY連銀製造業景気指数(12月)、米フィラデルフィア連銀景気指数(12月)
16日(金)フランス製造業PMI速報値(12月)、ドイツ製造業PMI速報値(12月)、ユーロ圏製造業PMI速報値(12月)、英製造業PMI速報値(12月)、米製造業PMI速報値(12月)、ロシア中銀政策金利、英国全国鉄道海運運輸労働組合(RMT)ストライキ実施予定
17日(土)英国全国鉄道海運運輸労働組合(RMT)ストライキ実施予定
18日(日)サッカーFIFAワールドカップ(カタール大会)最終日
◎<マーケットの焦点>―今週は米CPIの後、FOMC、ECB・BOE理事会―実質的に年内最後の“山場”
<ポイント>
・先週は前週下落したドルに週前半はやや買い戻しが入った。発表された米指標が総じて予想を上回ったことも一因。前週133円台まで下落したドル円は一時137円台まで反発した。前週金曜日に発表された強い米11月雇用統計に続き、発表された11月のISM非製造業、11月のPPI、12月のミシガン大学消費者信頼感などが軒並み予想を上回った。
・また中国がコロナ規制の緩和に踏み切りリスクオンになったことや、日本の10月国際収支で貿易収支が予想を上回る1.8兆円超の赤字となり経常収支が今年1月以来の赤字(▲641億円)となったことも円売り戻し材料となった。
・ただ原油価格は12/4のOPEC閣僚級会合で日量200万バレルの減産に合意したにもかかわらず71ドル台まで下落しているのは円買い要因。
・ドル反発と言ってもドル円は136円台に反落し、ユーロも1.05台、ポンドも1.22台を維持するなど、ドルの上値が重いのは今週のFOMCへの警戒感か?
・今週はクリスマス休暇前の実質年内最終週となる。しかも年内最後のFOMC、ECB理事会、BOE理事会が開催され「一年の集大成」ともいうべき週となるだろう!
・前回の米英欧の中央銀行会合では、いずれも前回75bp利上げしたが、今回はそろって50bpへの利上げスローダウンが予想される。どの中銀もターミナルレート(終着レート)が近づいていることは間違いない。その中で米国では、前日発表される11月CPI(予想7.3%、前回7.7%)が、先週のPPI同様に予想比強ければ、少なくとも瞬間的にドル買戻しとなるだろう。
・ドル高調整も一巡しており、個人的には11月CPIも含めて足元発表される米指標の堅調が再確認され、このまま“年末のドル買い需要”に繋がってドル反発地合で今年が終わるような気がする。
・「今年の相場総括と来年の見通し」については12/19にアップされるセントラル短資FX社の「マーケットビュー」を参考にされたい。
◎<豪ドル相場>
中国のコロナ規制緩和を受けて豪ドルは反発地合。このまま年末の資源会社の豪ドル買い予約につながるか?ただ来年を見ればウクライナ紛争の長期化懸念や世界経済減速懸念が見え隠れする
先週の相場レンジ―AUDUSD 0.6668-0.6813 AUDYEN 91.42-92.90
今週の予想レンジ―AUDUSD 0.6600-0.6900 AUDYEN 91.00-95.00
先週豪ドルはドルの反発地合を受けて一時66セント台、91円台に軟化したが、結局は底入れから一時68セント台、93円近辺まで反発する展開となった。
ユーロやポンドの堅調が継続していることや、中国がコロナ規制の緩和を発表したことも豪ドルを支援した。
今週もドルの動向が鍵となるが、米11月CPIやFOMCなど年内最後の主要イベントを控えておりアップダウンが予想される。
ただそろそろ年末に向けての豪州資源会社の来年の輸出予約(豪ドル買い需要)も予想されるため、豪ドルの下値も限定的となろう。
豪州の貿易収支において100億豪ドルをこえる黒字が継続していることにも留意したい。
一方来年を標榜すれば、ウクライナ紛争長期化の可能性が高まる中、世界経済減速懸念が強まる状況であり、豪ドルの先行きに一抹の不安が残るのも事実であろう。
―読者各位―
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◎セントラル短資FX社の「マーケットビュー」(https://www.central-tanshifx.com/market/marketview/column/?morecnt=0&itemtype=1&pdate=20221121)に15年近く投稿しています。
月報(毎月第三月曜日にアップ)ですが斬新な相場観をご披露します!!
東京銀行(現 東京三菱UFJ)のバーレーン支店で為替・資金ディーラーとしてスタート。ロンドン支店為替チーフディーラー、本店オプションデスク勤務後、1990年外資系銀行(米系、スイス系)に移り為替・資金業務に携わる。
1995年に来豪し第一勧業銀行(現 みずほコーポレート銀行)の為替ヘッドとして2007年まで活躍。
現在 AT FUND PTY LTD, Sydneyのダイレクターを務める傍ら、日本の投資家に日々市場メッセージを発信している。豪州金融市場に友人も多い。為替歴30年。趣味:ゴルフ、テニス、ワイン賞味、ネコと遊ぶ
☆FXトレーディングにはFXマガジン「侍ディーラーが相場を切る」をお勧めします。
詳しくはhttps://foomii.com/00130をご参照ください。
☆現在セントラル短資FXブログに執筆中!(毎週木曜日担当、ヤフーファイナンスに同時掲載)
http://www.central-tanshifx.com/
☆日経新聞月刊誌”日経マネー”に定期寄稿
ご注意!本レポートは著者の作成時点における見解により作成されており、内容等の正確性を期しますが、それを保証するものではありません。投資等のご判断は皆様ご自身でなされるようお願い申し上げます。
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