「今週の相場見通し」by Joe Tsuda (津田 穣)1...
14 October 2024 ◎<ポイント> ―150円超えの可能性を残す― ・今週の予想レンジ:147.00-151.00 ―しつこくw、150円台回…
27 February 2023
◎<ポイント> 2週連続で米ドル続伸したが、所詮米欧間のキャッチボール
・先週は米ドルが続伸した。ドル円136円台半ば、ユーロ1.05台前半、ポンド1.19台前半、豪ドル67セント台前半まで。
・再び米長期金利(10年債利回り)は4%に近づき、米株価は4週間続落したが先週の下げ(ダウは▲1,010ドル)が一番大きかった。
・前週の予想を上回る米1月CPIや小売売上高に続いて、先週発表された米2月PMIも強く、タカ派的なFRB当局発言が続いた。締めは金曜日の予想を上回る1月デフレータで週末に向けてドル買いが強まった。
・注目の日銀総裁候補植田氏の所信聴取で同氏は緩和継続姿勢を明言し、今後の経済状況によってはYCCの調整もありうるという模範解答で所信聴取を無事通過し、買い安心感からドル円は135円台を固める動きとなった。
・今週は参院で植田氏聴取が行われるが、やはり「先輩(黒田総裁)がいるうちは大人しく」を貫くだろう。総裁就任まで後1ヵ月、どこかで本音がポロリと出るか?
・今週は米2月ISMやシカゴPMI、消費者信頼感などが発表されるがいずれも前月比改善予想となっている。
・一方3/5の全人代を控えて発表される今週の各種中国PMIは改善予想だが、“景気づけ”に更に強い数字を“出してくる(?)”可能性は否定できない。
・ウクライナ侵攻から1年が経過したが、米欧は更にロシアへの制裁を強化する一方、中国は仲介の姿勢もちらつかせている。逆に米国は中国の姿勢に不信感を抱いている節もある。新たな展開があるか?注目される。
・依然不確定要因多い中、ひっくるめて米ドル続伸か?反落か?
ボールは再び米国の元に来つつあるが、依然米欧間のキャッチボール相場であり、ややドル買いに行き過ぎ感があるように感じる。ドルインデックスも再び105を超えており、このまま一方的にドル上昇とも思えないのだが、、、
・“円安がリードする展開”と考えるのもまだ時期尚早か?
◎<豪ドル相場>
↓67セント台前半はやや行き過ぎか?対円ではミックス
先週の相場レンジ―AUDUSD 0.6718-0.6920 AUDYEN 91.32-93.01
今週の予想レンジ―AUDUSD 0.6650-0.6950 AUDYEN 90.00-94.00
先週豪ドルは年初来の安値67セント台前半に続落。対円ではドル円上昇と相殺し合って91円台中心の揉み合いとなった。
米金利先高感再燃に伴うドル全面高が主因であるが、ウクライナ問題に絡んで米中関係が再び悪化していることも嫌気された。
先週発表された注目の2指標―Q4賃金指数は+0.8%(予想+1.0%、前回+1.0%)と予想をやや下回る一方、民間設備通投資(CAPEX)は+2.2%(予想+1.3%、前回-0.6%)と予想を上回るなど、ややチグハグな結果となった。
今週も国内重要指標が目白押し。火曜日の1月小売売上高は前回の-3.9%から+1.5%に改善予想。水曜日のQ4GDPは予想前期比+0.7%(前回+0.6%)、前年比+2.7%(前回+5.9%)と前年比ではかなり減速、1月のCPIは8.1%(前回8.4%)と下落予想だが、はたしてピークアウトにつながるのか?
国内指標は賑わいを見せるが、足元の豪ドルの動きは「豪ドルは米ドルの受け皿」であり、何と言っても米ドルの動向が最重要。
原油などエネルギー価格は早くもウクライナ危機終結を先取りするかのように軟調だが、終結を考えるのはいかにも時期尚早であり、依然先行き不透明感が強い。
一方米中関係の悪化懸念も強く、豪ドルの下押しが継続する可能性はある。
しかし67セント台を割り込み65セント台に向かう相場となれば、世の中がかなり悲観的な方向に進むことになるが、足元の豪ドル下落はその動きとは違うと考える。
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月報(毎月第三月曜日にアップ)ですが斬新な相場観をご披露します!!
東京銀行(現 東京三菱UFJ)のバーレーン支店で為替・資金ディーラーとしてスタート。ロンドン支店為替チーフディーラー、本店オプションデスク勤務後、1990年外資系銀行(米系、スイス系)に移り為替・資金業務に携わる。
1995年に来豪し第一勧業銀行(現 みずほコーポレート銀行)の為替ヘッドとして2007年まで活躍。
現在 AT FUND PTY LTD, Sydneyのダイレクターを務める傍ら、日本の投資家に日々市場メッセージを発信している。豪州金融市場に友人も多い。為替歴30年。趣味:ゴルフ、テニス、ワイン賞味、ネコと遊ぶ
☆FXトレーディングにはFXマガジン「侍ディーラーが相場を切る」をお勧めします。
詳しくはhttps://foomii.com/00130をご参照ください。
☆現在セントラル短資FXブログに執筆中!(毎週木曜日担当、ヤフーファイナンスに同時掲載)
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☆日経新聞月刊誌”日経マネー”に定期寄稿
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