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「今週の相場の焦点」by Joe Tsuda(津田 穣)24 April 2023

24 April 2023

<ポイント>  今週は米Q1GDPに植田総裁“初”日銀会合

・先週はリスク回避も後退。前週のドル下げ一服からドル円133円台~135円台で上下動。
・今週の焦点は27(木)の米Q1GDP(予想+2.0%、前回+2.6%)、特に個人消費に注目!(予想+4.0%、前回+1.0%)。それと28()3PCEデフレータ。
28()植田新総裁の初日銀政策会合
・やや目線を先に延ばすと、米国のターミナルレートと植田日銀への出口期待からドル円下落の可能性。
・しかしその前に①今週植田総裁は緩和継続を強調するだろう。②一方52-3FOMCでは25bpの利上げの可能性大。
したがって今週のドル円は“一度は”上値をテストしそう、、、
―ロングで利食い待―

◎<豪ドル相場>――再び上値(67セント台、90円台)重い展開か

先週の相場レンジ―AUDUSD 0.6677-0.6771  AUDYEN  86.40-90.78
今週の予想レンジ―AUDUSD 0.6500-0.6800  AUDYEN  88.00-91.00

・先週豪ドルはリスク回避の巻き戻しで67セント台後半、90円台後半まで上昇したが、強い米4月PMI受けて67セント割れ、90円割れに反落して越週。
・5月米FOMCで25bp利上げが予想される一方、RBAは利上げ再開を簡単にはしないだろう―「豪ドルは米ドルの受け皿」で豪ドル軟調の可能性。
・今週26(水)の3月及びQ1 CPIに注目!
予想3月CPI +6.6%、前回+6.8%、Q1CPI 予想+7.0%、前回+7.8%。
順調に下がれば再利上げが遠のくが、予想外に再上昇すれば、再利上げ観測も。
・商品相場CRB Indexが再び300を割っているのも気がかり。
・ただ金融不安や、ウクライナ情勢悪化、G7と中国の関係悪化などのリスク要因が再浮上しない限り、豪ドルの大幅下落もないだろう。しばし“保合い”か?

―読者各位―
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月報(毎月第三月曜日にアップ)ですが斬新な相場観をご披露します!!

 

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Joe Tsuda のプロフィール

東京銀行(現 東京三菱UFJ)のバーレーン支店で為替・資金ディーラーとしてスタート。ロンドン支店為替チーフディーラー、本店オプションデスク勤務後、1990年外資系銀行(米系、スイス系)に移り為替・資金業務に携わる。

1995年に来豪し第一勧業銀行(現 みずほコーポレート銀行)の為替ヘッドとして2007年まで活躍。

現在 AT FUND PTY LTD, Sydneyのダイレクターを務める傍ら、日本の投資家に日々市場メッセージを発信している。豪州金融市場に友人も多い。為替歴30年。趣味:ゴルフ、テニス、ワイン賞味、ネコと遊ぶ


☆FXトレーディングにはFXマガジン「侍ディーラーが相場を切る」をお勧めします。
詳しくはhttps://foomii.com/00130をご参照ください。

☆現在セントラル短資FXブログに執筆中!(毎週木曜日担当、ヤフーファイナンスに同時掲載)
http://www.central-tanshifx.com/

☆日経新聞月刊誌”日経マネー”に定期寄稿
ご注意!本レポートは著者の作成時点における見解により作成されており、内容等の正確性を期しますが、それを保証するものではありません。投資等のご判断は皆様ご自身でなされるようお願い申し上げます。

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