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シドニーメトロがCBDまで開通!今後有望な沿線の不動産を紹介


画像出典:Sydney Metro NSW Government

2024年も上半期が過ぎ、もう年末まで半年を切っています。今年もオーストラリアの不動産市場は好調で、2023-2024年度は全体で8%上昇。

好調の要因はいくつかありますが、人口増加、賃貸の供給数不足、物件価格の上昇による資本増加、新築物件への認可、建築の遅れによる賃貸物件不足などがあげられます。金利上昇がここのところ止まっていることも、不動産購入にポジティブに働いているのでしょう。

このように、ほぼオーストラリアの全州で好調を示している不動産市場。オーストラリアの不動産スペシャリストである「田中不動産」は、「シドニーのメトロ電車が市内まで開通する」というビッグニュースが今後不動産市場にも大きく影響してくると考えています。

2013年にメトロ電車の10年に及ぶ計画がスタートしてから北西エリアの一部が完成し走行しておりますが、近日中にメトロはようやくシドニーCBDまで到達します。すでにメトロが開通している沿線沿いでは、新たな住宅、タウンセンター、ショッピングモール、学校などの建設が進められ、不動産価格も上昇中。今後開通路線が増えていくにつれて、沿線のエリアはますます注目されてくるでしょう。

今回は、そんな将来のマイホーム、投資物件などに役立つシドニーのメトロ沿線の不動産情報を「田中不動産」からご紹介します!

メトロがシティまで近日中にオープン!


画像出典:The Sydney Morning Herald

シドニーを走るメトロは完全な無人、自動運転システムで、時刻表はありません。ピーク時には約4分毎、オフピーク時には約10分毎と、頻繁に車両が到着します。シドニーのメトロ計画はオーストラリア国内でも最も大規模なプロジェクトとも言われており、2030年までには全体で113kmにも及ぶ4つのメトロ路線、合計46つの駅がオープンする予定です。

その4つのメトロ路線をご紹介します。

① Sydney Metro City and Southwestライン


Martin Place駅のイメージ構想 画像出典:Sydney Metro NSW Government

Metro City ライン


画像出典:Sydney Metro NSW Government

シドニーCBDまで繋がるラインで、ChatswoodからSydenhamまでほぼ全路線が地下トンネルとなり、シドニー湾の下も通ります。この路線の開通により、シドニー市内まで、市内から北西、南西まで更に早く便利になります。Epping からWynyardまでこれまで35分かかっていたところが、メトロの開通により26分まで短縮されます。

【開通予定駅】Crows Nest, Victoria Cross, Barangaroo, Martin Place, Pitt Street (Gadigal), Waterloo, Central

South West ライン

SydenhamからBankstownまで、全11の駅が新たにメトロ路線に対応可能となります。現在既存の電車路線は工事のため閉鎖していますが、開通後は既存の車両と並行してさらにシティへのアクセスが便利に。CampsieからSydney CBDまで電車で現在約43分かかるところ、メトロの開通により約20分と約半分にまで短縮されます。

【開通予定駅】Sydenham, Marrickville, Dulwich Hill, Hurlstone Park, Canterbury, Campsie, Belmore, Lakemba, Wiley Park, Punchbowl, Bankstown

② North Westライン

 


画像出典:Sydney Metro NSW Government

2019年にシドニー北西部のTallawongからChatswoodまでの路線が開通し、13の駅がオープンしました。これにより、これまでアクセスの限られていた北西エリアにはすでに大きな発展をもたらしています。

同路線がシドニーCBDまで開通することで、これまでChatswood で在来線に乗り換えしていたのが、メトロ電車1本でシドニー市内まで直通移動が可能になります。

③ Sydney Metro Westライン


Parramatta駅のイメージ構想 画像出典:Sydney Metro NSW Government

2032年完成予定の、24kmの地下を走る路線です。シドニーCBDからParramattaを通過し、 Westmeadまでつながります。開通するとParramattaからシドニー市内まで約20分とかなりの時間が短縮されます。また、Parramattaではライトレールへの乗り換えも可能で、シティや他のエリアへのアクセスがさらに便利になり、Parramattaを中心とした西のエリアが今後益々活性化されるでしょう。


画像出典:Sydney Metro NSW Government

【開通予定駅】Westmead, Parramatta, Sydney Olympic Park, North Strathfield, Burwood North, Five Dock, The Bays, Pyrmont, Hunter Street Sydney CBD
【開通検討駅】Sydney Olympic Park、Rosehill Gardens

④ Western Sydney Airportライン


St Marys駅のイメージ構想 画像出典:Sydney Metro NSW Government


画像出典:Sydney Metro NSW Government

2026年にオープン予定の西部国際空港まで、St Marys 駅から繋がる路線です。St Marysから既存の電車に乗り換え、シドニーの他のエリアに行けるようになりますが、将来にはメトロの延長も検討されています。次のビッグプロジェクトである新空港の開港により、Penrith、Liverpool、Campbelltown-Macarthurの周辺は、新たな街づくりが進められ、新空港と共にこのエリアは大きく生まれかわるでしょう。

【開通予定駅】
St Marys, Orchard Hills, Luddenham, Airport Business Park, Airport Terminal, Western Sydney Aerotropolis (Bradfield)

メトロ電車開通による沿線エリアへのベネフィット

2019年に既にオープンしているNorth Westラインではメトロ電車開通による数々のベネフィットが見られます。過去10年間、沿線沿いは著しい成長を遂げ、人口増加率は23%に達し、近郊エリアの2倍という驚異的な伸びを見せています。このエリアの発展に伴い、不動産市場も活況を呈しており、CBREのデータによれば、メトロ路線沿いの不動産価格は過去10年間で49%上昇し、周辺エリアを5%上回る結果となっています。

特にCastle Hillでは、不動産価値が72%も上昇し、近郊のBaukham Hillの49%を大きく引き離す伸びを記録しています。このような動きは、エリアの利便性や新しいコミュニティへの期待から、若い世代の流入を促しており、現在、住人の45%が35歳以下の若い層です。

交通インフラの整備も進んでおり、Tallawong駅の利用者は2019年のシドニー全体で109位だったのが2022年後半には59位に、Rouse Hillは121位から77位に、Castle Hillは65位から48位へと大幅にランクアップしました。一方、Crows Nestでは物件価値が79%上昇しており、Cammerayの65%を上回っています。

また、KellyvilleやBella Vistaでは、数千軒規模の新築不動産が計画されており、これに伴い新しい学校やコミュニティの整備も進行中です。さらに、Metro Westラインの工事によって、直接・間接を含め80,000人の雇用が創出されると予測されています。

加えて、Parramatta CBDでは今後40年間で46,000の新規雇用と14,000戸の住居建設が見込まれており、2026年に開港予定の西部国際空港およびメトロラインの開通により、シドニー西部エリアでは空港関連、ロジスティック、リサーチ部門で200,000の新たな雇用が創出される予定です。このように、North Westラインはシドニーの発展を象徴するエリアとして、今後ますます注目されることでしょう。


メトロ沿線エリア(濃緑)と周辺エリアの不動産価格の伸びの違い 画像出典:CBRE

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オーストラリアの不動産を購入したい方の不安を少しでも軽減し、どのようにすれば購入が可能かなど、購入者の立場に寄り添ったサービスを提供し、「お客様との信頼」を一番のモットーとする同社には、その後のアフターケアも相談することができ、シドニーのエリアで購入した物件に関しては、可能な限り「田中不動産」で賃貸管理もしてもらえて安心です。

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「メトロ沿線」オススメ物件の一部をご紹介

Castle Hill(キャッスルヒル)

シドニー北西の評判の良いエリア。Showgroundメトロ駅向かいに位置する最高のロケーション。

Showgroundのパークを見渡せ、周辺には豊富なグリーンスペースがあり、コンプレックス内にはスーパー、レストラン、カフェなど30店舗が入店予定。隣のCastle Hill駅には大きなショッピングセンターも。

  • 2ベッドルーム:870,000ドル〜(2024年8月現在)

Parramatta(パラマタ)

パラマタCBDエリアに建設予定の2タワーマンション。パラマタ駅、将来のメトロ駅まで徒歩約7分、ライトレール駅が目の前にある便利なロケーション。

公園がすぐ近くで環境豊かなエリア。コンプレックス内にはスーパー、ショップ、レストラン、カフェもありとても便利。

  • 1ベッドルーム:590,000ドル〜(2024年8月現在)

Epping(エッピング)

従来のEpping駅に加え、メトロ電車のEpping駅もオープン。シドニーCBDまで近日中に開通し、さらに便利に。周辺には定評のある公立・私立の学校、駅前にはスーパー、ショップもあり人気のエリア。

  • 1ベッドルーム+スタディ:$722,000〜(2024年8月現在)

Macquarie Park(マッコーリー・パーク)

Macquarie Parkのエリアで最も高層のランドマークとなるマンション。周辺に遮るものがなく、Lane Cove National ParkやシドニーCBDを望む眺めが楽しめます。

Macquarie Universityメトロ駅まで徒歩7分、ショッピングセンターまで徒歩5分の便利なロケーション。

  • 1ベッドルーム+スタディ:$832,000〜(2024年8月現在)

上記価格は現時点での価格であり、予告なしに変更することがありますのでご了承ください。また上記以外にも他のエリアの物件も多数扱っておりますので、最新の物件情報は「田中不動産」までお気軽にお問い合わせください。

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田中不動産(TANAKA REALTY)

オーストラリア国内の豊富なネットワークを活かした不動産売買のお手伝い、賃貸物件の管理、賃貸物件(リロケーションサービス)・商業物件・投資用物件の紹介など、オーストラリアの不動産に関するさまざまなサービスを提供中。

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会社情報

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