ハウスシッティングという仕事を、海外に出てから初めて知りました。家人のお宅に住み込み、子どもやペットのお世話、庭の手入れ、家事全般、家人の留守を守るといった仕事ですが、ホリデーで数週間家を空けることも珍しくないオーストラリアでも、ハウスシッティングは重宝されているようです。
報酬が出る仕事としてハウスシッティングを受けたことはありませんが、友人知人まわりでペットの世話を頼み合うことがちょくちょくあります。私のハウスメイトも、ハウスシッティングに出かけてしばしば家を空けます。飼い主が長期留守にする間もいつもと同じ環境で生活できるので、高齢や分離不安が強いペットのストレスは軽減されるでしょうね。
ハウスシッティングの期間は、大体1週間から2週間が多いようです。動物と触れ合えるAirBnBみたいで、私はとても楽しんでいます。これまでにマリックヴィルや、ハバーフィールド、ブロンテ・ビーチ、フォックス・バレー、そして友人がドッグシッティングをしていたクロベリー・ビーチのお宅へも遊びに行きました。毎回、景色が変わっておもしろい。毎朝ビーチまで散歩してあげるなんて、私にはお金よりもうれしい報酬ですし、近所のマッサージやプールのバウチャーをくれたり、冷蔵庫の中身は自由に使えるので普段は自分が買わないような食材があったりします。もぐもぐ。
私は実家にペットがいたし、ハウスシッティングのペットはよくしつけられていて特に大きな問題はありませんが、やっぱり他人のお宅で大事な家族を預かっているということで、最初はちょっと緊張します。それでも、お互い慣れてくるとリラックスして過ごし、別れの日はちょっぴり寂しい……元気でね!
来月は、近所に住んでいる知人の猫をお世話する予定なので楽しみです。Netflixも見放題! いろいろな暮らしが垣間見られるハウスシッティングのお話でした。
文:武田彩愛(編集部)
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