防災・防犯の準備
日頃から備える防犯意識
海外生活では、日頃の危機管理が重要です。オーストラリアは比較的治安の良い国ではありますが、スリや置き引きは多く、防犯対策として普段の行動でも注意する必要があります。
トラブル回避の工夫として、以下を参考にしてください。
外出時の注意点
- 必要な場合を除いてパスポートや多額の現金などを持ち歩かない。(外出時のパスポート所持は必須ではありません)
- 人の行き来の多い場所では、リュックやバックを前に身につけ、荷物から目を離さない。
- なるべく車道から離れて歩き、バッグやスマートフォンなどを車道側に持たない。
- 不意に話しかけられても、持ち物から注意をそらさない。
- 飲食店では必ず誰かが席に残り、一人の場合でも必ず貴重品を持って移動する。
- クレジットカードやデビットカードで支払いをする際は、伝票の金額を確認し、決済が終わるまでレシートを保管しておく。
- 初対面の人に住所・宿泊先などを教えない。
- 信頼の置ける人物でない限り、女性一人で男性の部屋に行かない。
- 浜辺や車の中に所持品を置いたまま海水浴をしない。
- ヒッチハイクはしない。
- 不審・不要な誘いに対して毅然と断る。
- パブやナイトクラブなどでは、自分の飲み物から目を離さないようにする。
- 見知らぬ人から食べ物や飲み物は受け取らない。
- いっしょにいる人に不信感を感じた場合は、できるだけ早くその場を去る。
- 多量のアルコールの摂取は避ける。
帰宅時の注意点
- 夜間の独り歩きは可能な限り避ける。
- 近道であっても、人通りの少ない場所や狭い道、暗い通り、夜の公園などは避ける。
- 人目につきにくいエレベーターでは、なるべく乗り合わせないように利用する。
- エレベーター内では出入り口付近の操作ボタン側に立ち、万が一のときは、迷わず非常用呼び出しボタンを押す。
- 自宅に入る際は、背後に誰もいないことを確認する。
在宅時の注意点
- 部屋に残すスーツケースや貴重品入れなどには、必ず鍵をかける。
- カーテンは室内が見えないものを選ぶ。
- チャイムが鳴ってもすぐにドアを開けず、インターホンやチェーンをかけたまま訪問者や用件を確認する。
- 不審・不要な訪問者に対して毅然と断る。
上記の対策だけでなく、日常生活の中でも防犯意識を持つことが大切です。周囲の状況に目を配り、少しでも不安を感じたら早めに行動することを心がけましょう。