大使館・領事館の安全対策情報
在オーストラリア日本国大使館
連邦警察発表:求人広告詐欺についての注意喚起(安全情報)
連邦警察(AFP)は4月20日、豪州各地において偽の求人広告をオンライン上で投稿し、応募者から初期費用として金をだまし取る詐欺が増加傾向にあるとして、被害防止及び対処方法についての注意事項をメディア・リリースしました。
ワーキングホリデー等で就職活動されている方に限らず、求人に応募する際は詐欺の可能性を十分考慮するよう、心がけてください。
- リモートワークやパートタイムの仕事を探している人を標的に、偽の求人広告をオンライン上で投稿し、応募者に対して投資や訓練、登録費用と称して支払いを求めてくる詐欺によって、豪州全体で今年1月だけで既に420万ドル以上の被害額が確認されています。
- 初期費用については返金される前提のもと、一見正当に思えるような少額から請求され、後に高額化する場合もあり、これらの支払い過程で個人情報を盗まれる事例も発生しています。
- 詐欺から身を守るため、以下の注意事項があげられています。
・公式の連絡先を使用して企業に連絡し、正当性を調査する
・広告にはjobのスペルが「j0b」と誤っているものがある
・責任の所在が曖昧な仕事や、給与支払いが非現実的である仕事には注意
・銀行情報や個人情報を共有しない
・前払いで支払いを請求してくる雇用主に注意
・多額のお金がもらえるという投稿記事には関与しない
・銀行口座の使用、借用を頼まれた場合は断る
・不審に感じた場合は、要求を拒否する - 万が一被害に遭った場合は、以下の対処法を参考にしてください。
・詐欺に関する通信をすべて停止
・送金した場合や身に覚えのない支払いがある場合は、金融機関に連絡
・Report Cyberで警察に報告
・詐欺の疑いがある場合はScam Watchに報告
・ソーシャルメディアを通じて被害に遭った場合は、ソーシャルメディアプラットホームに報告
・SNSアカウントのパスワードは高強度かつ多要素認証を有効にする
・IDの悪用が懸念される場合はIDCAREに問い合わせる
・Lifeline(13 11 14)またはBeyond Blue(1300 224 636)は24時間態勢でサポート可 - 万が一被害に遭った場合や邦人が被害に遭ったとの情報を入手された場合は、本人の了承を得た上で当館もしくは近隣の在外公館にご一報ください。