こんにちは。iDA AUSTRALIAです。
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「気候変動」「Black lives matter」を発端として、シドニーでは先住民の人たちの暮らしや文化に対する Awareness が広がり始めています。
警察での拘束中や刑務所内における先住民の死亡件数の高さへの抗議だけではなく、これまでの大量生産と先住民の人たちのもののつくり方の大きな違いが「Sustainability」にあり、そこに敬意が集まりつつあるからです。
そしてファッション業界においても、これまで陽の当たらなかった先住民デザイナーたちの露出が増え始めています。
オーストラリアではアボリジニやTorres islandの先住民の人々が、80,000年にもわたり、同じつくり方でモノづくりをしてきました。
ファッションやデザインは彼らにとって、受け継がれてきた物語を伝え、文化を途絶えさせないための手段。
オーストラリアは「歴史が薄い」なんて思われがちですが、とんでもない!ただ、そう見えるとしたら、古代からの伝統が過去のものとならずに、昔から今まで一つの文化として生きているだけと言えるかもしれません。
今回は、80,000年の文化を伝える現代の先住民レーベルをpickupします!
>>>1⃣
まずは「Ngali」というメルボルンのブランドです。
アボリジニのドットやアースカラーのアートは有名すぎて、イメージが定着しすぎていますが、こちらのアイテムはシックな色や、服のラインによる表現が絶妙。
オーストラリアの自然を肌にまとうような心地よさを楽しみましょう。
ウェブサイト:https://ngali.com.au/
>>>2⃣
次は、「かわいい!!!」と飛びつきたくなるレーベル「Gammin Threads」。
先住民の子孫であるデザイナーのTahneeさんは、「Aboriginal family violence prevention service」でお仕事をしつつ、持ち前の創造力を活かしてレーベルを立ち上げました。
プリントTシャツは、Zoom会議で「何それ!?」と言われそう。話のタネになるかもしれません。
ウェブサイト:https://www.gamminthreads.com/
>>>3⃣
最後はナチュラルドレッシーな「MAARA」。
創業者のJulie さんは先住民である自分たちのアートとファッションを融合させ、こちらのレーベルを生み出しました。先住民のアーティストたちの手を借りて、コレクションをつくっています。
「MAARA」とはそもそも、先住民族の言葉( Yuwaalaraay / Gamilaraay語)で「手」を意味するのだそうですよ。
ウェブサイト:https://maaracollective.com/
今回のデモが起きるまで、お恥ずかしながら、Torres islandがどこにあるのかもきちんとわかっていませんでした。
オーストラリアの一員として暮らすということは、この80,000年の文化を生活の中に置いたり、身につけてみたりすることだったりするのではないでしょうか。
食べ物も情報も、どこの国でも同じようなものにアクセスして暮らすことができますが、見てこなかったことが見えるようになると、この大地に一歩近づけたような気がして「生きている」感が沸いてくるから不思議です。
何か、はるかなるものとつながっている心強さ。これも Awareness(気づき)ということなのかもしれません。
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※注1 実査委託先:ネオマーケティング 売上上位の大手人材会社ならびにファッション専門人材会社を考慮し10社(サイト)を選定、調査期間中(2020年2月5日~11日)に募集中の求人を検索し、比較。