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コンタクトレンズのケア その3

パリーミキの向井です。

今日はソフトコンタクトレンズのケア方法です。

 

ソフトレンズのケア方法

・ソフトレンズに使用する用剤には、マルチパーパスソリューション(MPS)、過酸化水素、ヨード製剤そしてタンパク除去剤があります。コンタクトレンズ装用時に一緒に使用する装着液もあります。

・マルチパーパスソリューション(MPS)による消毒は、中和の必要がなく、1剤で洗浄・すすぎ・消毒・保存の4ステップを行うことができます。MPSはコンタクトレンズのこすり洗いが消毒行程の一部になっており、必ずコンタクトレンズのこすり洗いが必要です。またレンズケースも毎日洗浄、乾燥させ、定期的に交換することが重要です。ケース内に液を継ぎ足して使用したり、前回残った液にコンタクトレンズをつけることは感染症の原因になりますので行わないで下さい。

・過酸化水素による消毒は、H2O2(過酸化水素)の高い消毒力がコンタクトレンズをしっかりケアします。人による消毒効果のムラがなく、比較的簡便です。中和が必要になるので、中和方法を確認しておきましょう。

・ヨード製剤による消毒は比較的新しい消毒方法です。過酸化水素よりも消毒効果が高いのが特徴です。

ソフトレンズ用溶剤

ソフトレンズ用溶剤の商品例イメージ

マルチパーパスソリューション(MPS)

MPSを用いたケアの手順

こすり洗いはMPSか、ソフトレンズ用洗浄剤で行ってください。

タンパク除去剤を使用するときは専用のものを使用してください。レンズケース内のMPSは毎日取り替えます。またレンズケースも毎日流水(水道水)かMPSで洗浄し、乾燥させます。レンズケースは1.5カ月~3カ月に一回、新しいものに交換してください。

過酸化水素(コンセプトワンステップの場合)

過酸化水素(コンセプトワンステップの場合)の手順

・コンタクトレンズの汚れが気になる場合:コンタクトレンズをはずした後に、ミラフローでこすり洗いをプラスします。こすり洗いをした後は、ソフトウェアプラスで十分にすすぎます。

・コンタクトレンズのタンパク汚れが気になる場合:ディスポカップにユニザイムを1錠入れて消毒をします。ユニザイムを入れて12時間以上放置しないようにしてください。※使用後のレンズケースは、水道水でよくすすぎ、自然乾燥させてください。

 

 

 

 

 

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