11月18日(日)、ノースブリッジにある日本食料品店、東京マートにて徳島の銘酒、本家松浦酒造の「鳴門鯛」の試飲会が開催された。
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(本家松浦酒造十代目蔵元の松浦氏とJun Pacificの藪木氏)
本家松浦酒造は、創業から210年以上の歴史を誇り、現在ではアメリカやオーストラリアなどの海外輸出にも力を入れている徳島県の老舗酒造メーカーである。
この日は6種類の日本酒が用意され、来店客は思い思いにテイスティングを楽しんだ。
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(左から鳴門鯛純米吟醸、鳴門鯛純米吟醸原酒、ナルトタイ純米原酒水卜米、鳴門鯛吟醸しぼりたて生原酒、鳴門鯛純米ひやおろし、鳴門鯛特別純米)
今回の試飲会で最も人気だったのが「鳴門鯛 吟醸しぼりたて生原酒」、通称「生缶」。海外では”namacan”のニックネームで親しまれているそうだ。
「加熱処理をしていない生のお酒なのでとても飲みやすく、麹のやわらかい香りが広がります。アルコール度数が18.5 度あるのでボディがしっかりとしているのが特徴。アルミ缶なのでアウトドアにはピッタリで、お食事と一緒に飲まれる場合は照り焼きや、濃いめの煮付けにはとても合いますね」(松浦氏)
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キンキンに冷やした飲み口はアウトドアやバーベキューにピッタリ。
「日本の文化と食が海外では人気になってきていますので、コツコツと日本の酒文化も世界に発信していきたいですね」(松浦氏)
日本人はもちろん、地元の人たちが試飲を楽しむ姿が印象的だった今回の試飲会だが、「鳴門鯛」を実際に購入する日本酒好きも多く、今後のオーストラリアでの展開も期待ができそうだ。東京マートでぜひチェックしてみよう。
【東京マート】
所在地:Shop 27, Northbridge Plaza, Northbridge
営業時間:月火水金 9:00-17:00、木 9:00-18:00、土 9:00-17:30、
日 10:00-16:00
電話:(02) 9958-6860
取材・文:塩谷明治