オーストラリア生活で活躍した携帯電話も、帰国にあたり解約しなければなりません。契約形態によって解約手続きが異なる場合もあるので、契約した代理店やショップに確認が必要です。
現地でオーストラリアで購入した携帯電話を、日本に帰国後も使えるかどうかも気になるところ。日本でも格安SIMを利用して通信費用をかなり節約することもできるからです。
今回は携帯電話の解約事情や、オーストラリアで購入した携帯電話の日本での利用方法について紹介します。
テルストラ(Telstra)、オプタス(Oputus)、ボーダフォン(Vodafone)などの現地キャリアと契約している方は、契約時に12ヵ月、もしくは24ヵ月更新のプランを選択されている方がほとんどでしょう。日本のキャリアとの契約形態と同じく、更新のタイミングで解約する必要があり、例えば満期前に解約すると違約金がかかってしまいます。SIMカードのみの購入で契約期間に制約がないプランの方は、どのタイミングで解約しても違約金はかかりません。
更新時期を個人ごとに設定してくれる代理店もあるので(ビザが切れるタイミングで設定されることが多い)、自分の契約内容を確認してみましょう。現地キャリアの違約金は一律ですが、日系の代理店に支払う違約金は残りの契約日数によるところが多いようです。また満期を過ぎても、日割りで料金を支払えば帰国間際まで契約を続けられるケースもあります。
携帯電話をレンタルしている場合は、返却時に保証金が返還されますが、故障やキズなどがあれば返ってこないケースもあるので取り扱いには注意しましょう。
使用するデータ料金の先払いなので、基本的には使い切ったらその時点で終わりです。解約時に何か手続きをする必要はありません。ただし、中には自動更新型のプリペイド携帯もあり、その場合は解約する旨を連絡しないと翌月も課金されてしまいます。事前に更新日を確認しておくといいでしょう。
海外で購入した携帯電話を日本で使うには、利用にあたって技術基準を満たしていることを証明する技適マークがついていることが条件です。例えば世界中で利用されているiPhoneは、国と地域によって流通している端末の型が異なります。これは国ごとに採用している電波の周波数や通信方式が異なるための処置。海外規格のiPhoneを日本で使って知らないうちに他人の通信を妨害したり、通信回線を混乱させてしまうといった事態が起きないように、日本で利用できる携帯電話には技適マークがついています。
これが技適マークです。
海外規格のiPhoneは安く購入でき、カメラのシャッター音を無音にできるなどメリットもありますが、技適マークがないと、電波法違反で罰せられる可能性があるので注意しなければいけません。iPhoneに技適マークの有無は、「設定」→「一般」→「情報」→「法律に基づく情報」→「認証」の手順で確認できます。
契約を休止している方は、休止解除の手続きをすれば再び利用できます。すでに解約済でSIMフリー端末を持っている方は、SIMの契約をすれば手持ちの端末を利用することができます。
携帯電話は帰国間際まで利用する方が多いでしょう。解約時に違約金がかからないよう、事前に解約できるタイミングを問い合わせておきましょう。
また、オーストラリアで購入した携帯電話を日本でも利用したい方は、購入する前に技適マークの有無を確認するようにしましょう。
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