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楽園伝説・フィジー(前編)

 

フィジーには数多くの伝説が語り継がれています。フィジアンの特徴といえば、とにかくやたらからだ大きい、髪型がアフロなこと、よく笑うこともさることながら、素朴というかPUREなところでしょう。それではこれから、ボクがフィジーで聞いた数多くの伝説の中から、特に印象深いものを紹介します。(脈絡ない文章ですいません) 

その1 薬伝説

喋ったり聞いたりはできるけど、読み書きが苦手なフィジアンのおばちゃん。ある日孝行息子が神経痛の薬(茶色いガラス壜に入ったやつ)を買ってきて、服用上の注意をよく言って聞かせた。『飲む前にはよく振ってからのむんだよ!』早速、おばちゃんは薬の小壜を手にとり、もう一方の手を腰にあて、次の瞬間、大きなからだを激しく揺すりゴクン!と一気に薬を飲んだとか。

その2 ビスケット伝説 

ロトゥマという、つい最近まで近代文明との接触が一切なかった島に学術調査隊が乗り込み、ファーストコンタクトを行った。村人たちはモノ珍しさもあり、調査隊を手厚くもてなしたそうだ。お礼に学者がビスケットをすすめると、酋長はじめ村人たちは「こんなうみゃーもの食べたのはわしゃ生まれてはじめてだぎゃ!」と、えらく感動。そして最後に残ったビスケットのひとかけらを、大切に地面を掘って埋め、水を与えていたという。おいおいダロ芋かい! 

その3 トムクルーズ伝説

映画の撮影でトムクルーズがナンディー国際空港に到着。大勢のファンの殺到に備えて屈強なボディーガードたちがトムの警護にあたる。さすが余裕の大物スター、こういう状況は慣れている、でも何か雰囲気が違うぞ。ふと大勢のファンらしきフィジアンたちの視線の先を注意してみると、彼らの関心の的になっているのは、トムではなくて屈強なボディーガードたちじゃありませんか!フィジアンたち『いったいこいつらどこのラグビーチームだ???あーそこのチビ、じゃまじゃま、どけ!』、トム『チビつったって・・・』

(後編に続く)

 Photo by Hidehiko Hama ←フィジーの写真を撮らせたら、ニッポンいちの人です (これ、ホント!)

 
 
 
 
 

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