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今週の話題/ホラー映画の楽しみ方

現在上映中の「Conjuring 2: The Enfield Poltergeist」(邦題:「死霊館 エンフィールド事件」)を見に行ってきました。あの「SAW」シリーズでおなじみ、オーストラリアのジェームズ・ワンが監督を務め、実話を元に製作された話題のホラー映画です。

結論から言うと、非常に面白かったです。あらすじは、イギリスに住むとある一家が正体不明の音や人体浮遊などポルターガイストに苦しめられるようになり、そこへ心霊研究家のウォーレン夫妻(1960年代に実在した人物)が元凶を退治しに行くという話です。「なるほど、そういうことだったのか」と興味を引かれるストーリーはもちろん、驚かし方やお化けのデザインなども含め全体的に良い出来だったと思います。

出典:映画公式サイト

 

ホラー映画を大画面で見るなんて(もちろん友人つきですが)、映画や小説を含め、怖い話が嫌いだった昔の私からは想像もできませんでした。「エクソシスト」を見ては号泣し、「着信アリ」を見てからは夜眠れなくなり、鏡を見ることも、シャワー中に目を閉じることにも恐怖を感じてしまうほどでした。

 

ではそんな私がなぜ恐怖を克服できたのか…。ある意味日本から離れた海外・オーストラリアでしかできない方法です。

まず、ネットで日本が舞台の怖い話を検索します。そしてひたすら読み漁ります。その日から3日間は恐怖に引きずられますが、その後はもう何も怖くなくなります。なぜか…。

日本の怖い話というのはたいてい、呪い、お札、団地、学校、畳、ふすまのある和室、田舎の言い伝え、昔から続くしきたりなど、日本独特の要素が元となっている話ばかりです。そもそも環境や生活習慣が違うシドニーでは映画とリンクする部分が少なく、怖い場面がフラッシュバックする瞬間があまりないので恐怖を感じずに過ごせるのです。

そのため、日本の怖い話をシドニーで読んでもそこまで恐怖を引きずらなくてすむというわけです。洋物に多い吸血鬼やゾンビ、悪魔などは、漫画やゲームなどのサブカルで多く取り上げられているせいかあまり怖さを感じませんからね(あくまでも私個人の意見ですが…)。十字架などはもはやファッションのひとつとして出回っていますしね。

日本へ行った際にフラッシュバックが起こることが時としてありますが、それでもここにいるうちは安全です。今こそ背筋がゾっとするような和ホラーを楽しむときですよ。

 

 

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