旅行/観光

Newcastleは「フレンドリーで優しいオーストラリア人」を実感できる都市だった

交通機関が2.50ドルになる日曜日、NSW州で2番目に大きな都市である「Newcastle」に行ってきました。読み方はニューキャッスルではなく、「ニューカッスル」。セントラルから約2時間半かかりますが、電車1本なので移動は簡単です。(4月16日はNewcastle駅が工事中だったため、手前のHamilton駅でバスに乗り換えました)

 

フラッと一人で、気ままにビーチ沿いを散歩。快晴だったため景色は素晴らしく、気に入った場所で休憩しながら、Bar beachからNobby beach、さらにはその先の岬まで、約2時間ひたすら歩きました。

 

 

運動不足がたたって、Hamilton駅に到着した頃には疲労困憊。帰りの電車まで1時間ほど時間があったので、駅近くのパブでビールを飲むことに。たくさん歩いた後のビールは染みるなぁと、一人しみじみ飲みながら本を読んでいると、「英語話せる?あっちでいっしょに飲もうよ」と、見知らぬおじいちゃん。

 

「オーストラリア人はフレンドリーで優しい」という話はよく聞くものの、私が住んでいるシドニー中心部では実感する機会が少ないのが正直なところ。エスカレーターもエレベーターもない階段で重いスーツケースを片手に打ちひしがれているときに助けてくれたり、パブやカフェで気持ちのいい対応をしてくれたりと、もちろん親切な人はいますが、いろいろな人が行き来する都会なだけあって、各自がそれぞれの生活に専念している印象です。留学生や駐在員も多いので、そもそも誰がオーストラリア人だかもわかりません。

 

そんな私にとって、このおじいちゃんはとても新鮮でした。ナンパ目的ではなく、「一人で飲んでないで仲間に混ざりなよ!」という雰囲気がとてもうれしく、残念ながら電車の時間が迫っていたのでご一緒することはできなかったのですが、温かい気持ちで帰路に着くことができました。これが世にいう「フレンドリーで優しいオーストラリア人」なのですね……!

 

のんびり過ごすにしても、場所を変えれば新たな発見があるもの。雨続きだったこともあって最近は近場をうろちょろしていましたが、今後の休日は積極的に遠出をしようと心に決めたのでした。

 

文:天野夏海(編集部)

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