Q:自動車事故にあった際、何をすればいいですか?
A:まず最初に、以下の10点について注意してください。
1. 事故現場から離れない。
2. 必要であれば、救急車を呼ぶ。
3. 警察に通報する。(小さい事故であれば、後日警察に通報する事も可能)
4. さらなる事故を防ぐため、現場周辺のドライバーに注意を促す(ハザードライトを点滅させるなど)。
5. 相手のドライバーと以下の情報を交換し、現場の写真やビデオを撮る。
a. 名前・免許証番号・住所・生年月日・電話番号・車の車種・モデル・登録番号(携帯で相手の運転免許証の写真を撮るのが確実かもしれませんね)
b. 万が一、車の持ち主が別人の場合は、持ち主の名前・住所・電話番号
c. 相手の保険会社の名前を忘れずに!
d. 目撃者の名前・住所・電話番号
6. 事故当時の状況をメモに残しておく。
7. 誰の過失であるか口外しない。
8. 医師の診察を受ける。
9. 自分の保険会社に報告する。
10. 弁護士に連絡する。
上記の10点は、皆さんも良くご存知かと思います。しかし、何点か日本と少し異なる場合がありますので、詳しく紹介します。
3.警察に通報する。
日本では、自動車事故が起きると大小関係なく、必ずと言ってよいほど警察を呼びますよね。日本では、警察への届出を忘れると、保険会社に保険金を請求するときに必要な「交通事故証明書」が発行されないからです。
ところが、オーストラリアは日本と違って、小さい事故・誰も怪我をしていない事故などの場合、警察に電話をしても事故現場には来ない場合が多いです。
事故現場に警察を呼ぶ必要がなかった場合は、もしもの時のために、後日ご自分で警察に通報して、交通事故レポート(”Traffic Incident Report”)を作成してもらうことが大事です。警察では届出番号を発行してくれますので、担当警察官の名前と届出番号を控えてください。
8.医師の診察を受ける。
オーストラリアの一時滞在者の場合、海外旅行保険や留学生健康保険に加入していれば、救急車費用がカバーされます。
なお、痛みや外傷がない場合でも、後日症状が出てくることが多々あります(その症状が何ヶ月も長引くケースも)。軽い怪我などでも、必ず病院に行って検査を受けるのがよいでしょう。
怪我をした場合は、CTP保険会社(強制自賠責保険会社)に賠償金請求ができる可能性がありますので、病院に行って検査を受けるのは、とても重要です。
オーストラリアは、警察と救急車と消防署の緊急電話番号は、全て、000(ゼロ、ゼロ、ゼロ)です。
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