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水害後の中古車市場にご用心!

今、中古車購入を検討しているなら、実車チェックは念入りに。オーストラリアの全国自動車顧問団は、洪水によって損害を受けた車が中古車市場に出回っていることについて、警告を発しました。購入価格よりも、その後の修理費用の方が高くついてしまった(水害でダメージを受けた車の修理は簡単ではない)!という事態に陥ることがないよう、中古車を購入する際の実車チェックは、くれぐれも慎重に行ってください。

3月下旬に発生したサイクロン・デビーは温帯低気圧に姿を変えながら南下し、QLD州南東部やNSW州北部も、豪雨による洪水の被害を受けました。自家用車が水害でダメージを負ってしまえば当然修理が必要になりますが、なかにはその車を(修理せずに)売却してしまおうと考える人もいます。水による車のダメージは一見わかりにくいかもしれませんが、見た目と実際に問題なく動くかどうかは別ものです。

ですから、実車チェックの際は、グローブ・ボックスの中やフロアマットの下、スペアタイヤに水によるダメージの跡がないか等、十分に気をつけて見てみましょう。当然のことながら、エンジンやトランスミッションが水を被ってしまえば大きなダメージは避けられませんし、燃料タンクに水が入れば、走行時に継続的問題が生じるでしょう。

 

中古車購入時にこうした注意が必要なのは、直接水害を受けた地域に限りません。RACQ(全国自動車顧問団のQLD州担当機関)テクニカル・セーフティ・オフィスのSpalding氏は以下のように述べています。「卸売業者と販売業者間での商品(中古車)の移動は長距離に及ぶこともよくあるので、ゴールドコーストで起きた洪水でダメージを被った車がケアンズで販売されていても、それは決して珍しいことではありません。」

 

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