「豪州かりゆし会」ならびにシドニー日本人コミュニティ「LINK」の共催で、12月12日(水)に、シドニー市内にあるザ・ヘイマーケットホテル(The Haymarket Hotel)で「Okinawa 泡盛 Night(沖縄泡盛ナイト)」が開催された。
沖縄をテーマにした今回のイベントは、初開催だったにも関わらず大盛況。日本人やオーストラリア人だけでなく、まざまな国籍の沖縄ファンが集結した。オーストラリアで入手困難な泡盛の代表銘柄「残波プレミアム」をはじめ、ビールやカクテル全5種類のお酒を堪能した。
沖縄だけでなくシドニーでも定着しているオリオンビールは、まるで水を飲んでいるかのような爽やかな喉越しが特徴的。一方、口の中でふわっとした甘みを感じ、まろやかな舌触りと上品な味わいを感じ取れる泡盛も大人気。はじめて泡盛を口にしたオージーからの評判も上々で、完売するほどにブースは大盛況だった。
「琉宮」「琉海」と名付けられた2種類のカクテルは、どちらも泡盛ベースでつくられている。「琉宮」は赤ワインやカシスが加えられ、沖縄の県花・デイゴを彷彿とさせる赤みが特徴的。海色に輝く「琉海」はブルーキュラソーやバナナリキュール、ドライベルモットが合わせられ、トロピカルな味わいを楽しむことができた。
会場に特設された沖縄フォトブースでは、フォトコンテストが開催され、参加者はそれぞれ琉球衣装や空手、沖縄の民族楽器と共にセルフィーの撮影に励んだ。イベント終盤の結果発表では、上位入賞者に主催者から沖縄のご当地グッズが贈呈された。
イベント中は、世界を股に駆け活躍している「DJケイン富永」氏による沖縄をテーマにした音楽がプレイされた。沖縄の伝統舞踊であるエイサーを演舞するなど会場全体が盛り上がりを見せ、会場は沖縄カラーに染められた。
これから本格的な夏を迎えるシドニーで、180名を超える参加者はユニークな沖縄音楽や沖縄のお酒と共に、トロピカルな沖縄の雰囲気を満喫したに違いない。次回の開催にも期待したい。
取材・写真・文:山鳥 倫