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ユダヤ人と電気

最近、イースタンサバーブにある今の家に引っ越して来たのですが、

この街のユダヤ人比率はとても高く、礼拝所があったり、頭にyarmulke /skullcapと呼ばれる丸い帽子を被った男性を多く見掛けます。

昨日の事、街をドライブしていると、黒い帽子に黒いコート、カールした黒髪に長いひげを生やしているユダヤ人集団に出くわし、

「平日なのに何かイベントでもあるのかな・・」

と、あまり関心なく通り過ぎたM。

 

そういえば、安息日を重んじるユダヤ教では、金曜日の日没から土曜日の日没にかけては、一切の仕事をしてはいけないのはもちろん、電気製品やガスも使ってはいけないのだそう。

しかしさすがに、一切電気やガスを使わないというのは現代生活では無理がある為、現代のルールでは「土曜日に電気やガスのスイッチを入切してはいけない」ということなっているんだとか。

なのでユダヤ人家庭では、土曜日に電源を入れなくてもいいように、金曜日の晩から電気をつけっぱなしなんですって。

 

昨晩、旦那Tが仕事から帰って来た時の事。

我が家の正面の家のユダヤ人から

「うちのの中に入って電気をつけてくれないか・・」と頼まれたそう。

おいおい、色々と宗教上の事情が有るのは分かるけど、人様の家に侵入して電気をONにするって、そもそも、人がつければいいってこと??

もちろん、そんなことは出来ないとお断りしたようですが、その家庭はもしかしたら昨晩家中真っ暗だったのかな・・・と思いながらも、

特にユダヤ人人口の多いMが住むストリートの金曜の夜は一晩中、明るいのかな・・と、何気に安全?と安心感が宿ったMでした。

でもやっぱり、人の家に入って電気をつけて・・・なんてお願いされても困りますよね。

 

後で調べたところ、昨日は七週の祭りという、過越しの祭り(ペサハ)、仮庵の祭り(スコット)と並ぶユダヤ教三大祭の一つで「シャブオット (Shavuot)」という日だったそうです。

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