JAMSをごらんの皆さん、こんにちは。
毎週金曜日更新の、日本語教師ふんばり記録です。
早いもので、日本語ビギナークラス2は、今週で通常の授業が全て終了しました。あとはテストとフィードバックを残すのみです。
ビギナークラス2は、授業にも文法の変形など登場し、かなり本格的に「日本語を習う」というクラスになりました。そのぶん授業も難しくなってくるのですが、生徒さんは最後まで、一生懸命に、そして元気よく授業を受けていってくれました。
通常授業の最後に「これでレッスンはすべて終わりです。どうでしたか。大変でしたか。」と質問をしたのですが、笑顔で「楽しかった!」と答えてくれたのが、とても嬉しかったです。
生徒さんは、とにかく積極的に授業に取り組むことが得意です。
例えば、形容詞の授業。
基本的な形容詞を教えたら、まずはその言葉の練習を行うのですが、そのときから生徒さんは覚えたての言葉を使って、すぐに自分の言いたいことを表現しようとするのです。
「おいしい」という言葉を教えた次の瞬間には、「わたしの料理はおいしいです。」「先生のクッキーは*おいしいでした。」「私のごはんは*おいしいではありません。」といった発言が教室の中で飛び交います。
*は文法的には間違いなのですが、こういった間違いを恐れずに、どんどん積極的に発言をしてくれるのです。
そして、日本語を話すことに対しても、すごく挑戦的です。
例えば、交通手段の授業。
「やまださんは、飛行機に乗って、日本に行きます。」といった文章を読んだ後で「やまださんは、どうやって日本に行きますか。」という質問をします。
正解はもちろん「飛行機に乗って、日本に行きます。」なのですが、生徒からは
「やまださんは、泳いで日本に行きます!」「1ヶ月間泳ぎます!ながいです!!」
などと、こちらが思いもよらなかったような、ユーモアあふれるセンテンスが返ってくるのです。
こういった、習った日本語を使って、積極的に自分の言葉を表現していこうという挑戦が、いずれ「日本人と日本語でコミュニケ-ションをとる」という、生徒さんと私たちの最終目標につながっていくのだろうな、と思いました。
生徒さんたちの、前向きな姿勢に応えられるように、私たち先生も、積極的に生徒さんと向き合っていきたいな、と思いました。
オーストラリアの留学生ビザ制度に新たな方向性!Ministerial Direction No. 111 (MD111)の導入 2024年12月19日、オーストラリ…
2025年には授業料の値上げへ 2025年からオーストラリア留学の人数制限が始まる予定であることを受け、各学校では20…