オクスフォードのカフェで働いてるおにいちゃんが可愛くて、お金もないのにわざわざ毎日カフェモカ（M)を飲み、近頃（一ヶ月かかって）やっと名前を覚えてもらって上機嫌な、　相変わらず安上がり女な奈々子です。

先日もお伝えしましたが、、、エリクサー移転。

移転といっても、エリクサーはシドニーからなくなってしまうのは事実。そして私自身もケアンズへ行く＝シドニーはこれでしばしの別れ。

というわけで、自分の中でも、シドニー生活は徐々に〆（しめ）の方向へ進んでおります。

とりあえず、シドニーという街について自分が思ったこと。

私は静岡出身ですが(関西と思われているが、静岡です！！）働いていた、要するに生活的に自立し始めたのは東京。

東京には７年ほど住みました。

奇遇なもので、東京に移ったのも９月終わり、シドニーに来たのも９月、今回シドニーを去るのは１０月はじめ(予定）。わたしはこの時期新しいことをスタートするのが多いようです。(占い師にはこの時期はちょうど厄月といわれてますが。）

みなさん、どうでしょう。東京とシドニー、どちらが都会的だと思います？

みんなが最初にシドニーに来て言う言葉。

シドニーって何にもない！！

これは確かに私も感じた！！とにかく買い物に行くにも店で売ってるものにたいした差はない。高い。質が悪い。デザインは古い。（でも、良くなりつつあるのも事実）

そして、お店の数、ナイトスポットの数、イベント、音楽、やはり何をとっても東京の大きさにはかなわない、、、。

でも、物のあるなしで都会か、そうでないかといえば、都会を決める基準はそれだけではないはず。

例えば刺激。

都会にすんでると、初めて会った人に、　「あなた地元の人？それともどちらかから？」　という質問を必ずする。

東京でもシドニーでも同じ。都会は色んなところから人が集まるところだから。

ただ、その質問をしたとき、やはり東京は日本人メインの街。東北だとか、関西だとか、そういった答えが返ってくる。

そしてここはシドニー。この質問をすれば、オージーはもちろん、ヨーロピアン、アジアン、アメリカ人(会ったことないけどいるらしいしー、、）　答えは世界中色々な場所から出てくる。

そして、色々な所の話が聞ける。（といってもあまり外国人の友達はいないが、、、）これはおいしい。

やはり私も外国に来た人間。近いものより遠いものにどうしても関心がいってしまう　というのは性でしょう。。。

というわけで、私にとってコミュニケーションはシドニーのほうが刺激的というイミで都会的だ。

そして、やはりこれは外国に共通しているのだと思うのだが、やはり自分をアピールしなければならない所なんだ、と強く感じました。

なぜなら私が元彼と１年半暮らしていた頃、彼の友人たちが来ても、わたしはあまり英語が得意でなかった為、うんうん言ってにこにこだけしていることが多かった。

ちょっと気を使ってお茶入れたり、食べ物を出したり。(日本人らしく？みたいな）

そしてみんな私のことを、　「SHE　IS　NICE!!」　と言ってくれました。

今考えると　SHE　IS　NICE　って、いい意味です。ですが、日本人でもそうなように個性のない人は　「あの人いい人よね」　で終わってしまう。悪い人ではないので、悪口もいいようがない。

要するに　SHE　IS 　NICE　＝　まあ、あたりさわりないっすね　

というイミだったと思う。言っておくが私の場合。

でも、これでは友人は出来ない。日本だったら言葉も自由、もっと自分を表現しやすいが、ここは英語圏。ろくに喋れないのに自分を表現、相手を理解というのは結構困難。

でも、やらなきゃ友達は出来ない。

そしてやっと、少なくはあるがオージーの友人ができた。でも、彼らが私に言ってくれたのは、SHE　IS　NICE　ではなかった。

おもしろいね！とか、何でそんな風に思うの？とか、ビッチとか、、、。（笑）

日本人の友人に言われる自分の評価と、あまり変わらないわけですよ。なんだかやっと外人相手にも自分を出せるようになった気がします。（時間かかりすぎ）

自分のキャラはやはり変えられず、（大和撫子系は私にはやはり無理）外人だろうが、英語だろうが、自分はありのままに人に写っているということですな。

ただ単にナイスな人で終わってもそれなりに楽しい。

でも、やはり英語で友人、恋人たちとコミュニケーションとるのは楽しいことだ。今でも日本人が一人だけの状況は少し緊張する。でも、逆に自分だけ特別！！と思ってしまえば楽しく過ごせるときもある。

そういう意味で、ここは自分が強く、常に挑戦していかなくてはならない。めそめそすれば誰かが慰めてくれる東京　（日本人はやはり優しい！！）　とは違い、少なくとも私にとって十分都会的だ。

私はどこへ行ってもやはり日本人で、オーストラリア人ではない。でも、日本人である前に、自分である、ということが大事だと思う。

なので、こんな小さな街、とはやはり言えない。ここはうかうかすると利用されて終わってしまう。

やっぱりここは外国ですね。そして中の大都会（？）でも、とりあえず

I　LOVE　SYDNEY!!

あ、まだ最終回じゃないんで！！