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◆観光・運輸・通信部会「機内食調理工場視察会」を開催
観光・運輸・通信部会(部会長=岩月光司・JTBオーストラリア)は2008年4月11日、日本航空インターナショナルの協力のもと、シドニー空港近隣に併設されている機内食調理工場の視察会を開催、18人が参加した。今回の視察会は、航空機旅行の際、楽しみの一つとなる機内食がどのように作られているのかを把握するために行ったもの。現在、豪州には機内食会社は3社となっている状況下、日本航空が委託しているカンタス航空系の機内食工場を視察した。 工場内は大きく4つのブロックに分かれており、食材の保管倉庫、機内から運ばれた食器の洗浄現場、生もの等の冷凍保存現場、調理現場の順に見学を行った。同社では、複数社の機内食製造が行われており、各社の特注品については、看板方式を採用して保管を進めるなどの取り組みが行われていた。 調理場では、法的規制や物理的規制などさまざまな制約条件の中で、オペレーションが行われており、そのほとんどが手作業となっている現場を見ることができた。「ベジタリアンなど、特注が入った際、それに全て対応させる必要があるため、出発前の調理現場は戦場そのもの。一つの間違えがあっただけで出発を遅らせることもある」と説明するように、航空事業において機内食は重要なサービスの一つであるという認識を新たにした。「9時間も何も食べさせない状況を作ることはできない」というサービスの徹底がそこにあった。 工場見学後、会議室において、日本航空の整備士・平野三男氏から航空機の機体整備について説明を受けた。平野氏からは、飛行機がなぜ飛ぶのか、燃料の消費量、1機種1ライセンスの現状、航空機整備の期間、方法などについて話を聞いた。 セミナー終了後には、日本航空のシドニー・東京間のCクラスの機内食の試食会が行われた。メニューの説明、さらには、機内食サービスの特徴などについて説明を受けながら、参加者間の懇親を深めた。 |
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