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楽園伝説・フィジー(後編)

 

 

 

 

 

 

フィジーで聞いた伝説の続きを書きます。昨日のブログがつまらなかった方は読み飛ばしてください。少しでもおもしろいと感じた人はStep to the Fijian Magic。フィジーに1歩足を踏み出してます、のめりこんだらはまります。では、昨日の続きをどうぞ。

その4 ビル・ゲイツ伝説 

 

 

フィジーのとある超高級離島リゾートにて。ハリウッドの大物スターや世界中の億万長者、セレブな方々が訪れることで有名な、南太平洋NO.1といわれる豪華リゾートにビルゲイツが新婚旅行で滞在した。当時すでに超億万長者となっていたが、働きすぎで運動不足気味だったビル。早速、楽園でゴルフを始めるが、なかなかいいショットが打てない。見かねたキャディーのフィジアンスタッフ、『あちゃちゃーだめだめ、へったクソだな、ったく手本を見せたるよ』、と彼のクラブを奪いとり、即座にナイスショットをキメたらしい。

 

その 5 ジョージ・ハリスン伝説

フィジーのリゾートでは、夜になるとスタッフたちがゲストと車座になってカヴァを飲む。ゲストはビールやワイン、人によってはフィジアンと一緒にカヴァを飲み、フィジアンの奏でるギターやウクレレの演奏にあわせてみんなで歌をうたう。そんな中、気分よく飲んでいたジョージハリスンがスタッフに、『ちょっと歌わせて』、とギターをもぎ取り1曲披露した。するとフィジアンたちは『・・・』しばしの沈黙の後、『お前、歌上手いから歌手にでもなったら?』 

 

その 6 クーデター伝説 

 

2000年5月、首都スバの国会議事堂を占拠したクーデター首謀者の一味と見られる武装集団が、バヌアレブ島のサブサブ空港にて国内線航空便をハイジャック。武装集団のボス『いまからこの機は我々が占拠する』、パイロット『・・・』、ボス『おとなしく言うことを聞けば、身の安全を保証する』、パイロット『電話をかけさせてほしい』、ところがバス停のような空港には電話がない。ボス『しゃーないな、じゃあ電話があるところまで行こう』、ということになり、空港から3km離れたサブサブのホテルへ。自動小銃を突きつけられたままパイロットは公衆電話で自宅を呼び出し、『母ちゃんオレだけど、今夜はちょっと帰りが遅くなるから・・・』、武装集団よりも何よりも、奥さんの方がはるかに怖いらしい。

  

以上のように、フィジーのどこかで今日もまた新たな伝説が生まれているかと思います。とにかく彼らは昔ながらの習慣、作法でお客さんをもてなします。フィジアンは海の向こうがどうなのかよく知りません。公害、ストレス、ドラッグ、核兵器や戦争の絶えない経済超大国から、はるばるゲストが海をこえてやってくる理由など、あまり気にしていないみたいです。ラグビーの試合結果とカヴァの産地に関しては、結構コンシャスなのですが。

  

 

Photo by Hidehiko Hama ←フィジーの写真を撮らせたら、ニッポンいちの人です (これ、ホント!) 

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