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Wine & Dine オーストラリア(其の6)

■南オーストラリア州を代表するワインの産地、バロッサバレー

 

 

アデレイドから車で北へ約1時間、バロッサバレーには大小60軒以上ものワイナリーがあります。19世紀中頃、ドイツから宗教の自由を求めてこの地へやってきた移民たちが葡萄畑を拓いたのがはじまりです。ワイン産業の発展とともに、現在ではレストラン、ブティック、アンティークショップ、B&Bやホテルにいたるまで、観光関連施設が整備され、カンガルー島と並んで海外からのツーリストに人気の高いスポットとなっています。ここには大手ワインメーカーだけではなく、こだわりや、感謝の気持ちを大切に持ちつづけている家族経営のブティックワイナリーがいくつもあり、ワインの味わいにも増して、地元の人々とのふれあいがまた格別です。  

 

 

■バロッサバレーでB & Bに宿泊する

 

B & B(ベッドアンドブレックファースト)というと、文字通り朝食つきのアコモデーションのことですが、ここバロッサバレーには大型ホテルやモーテルは限られており、むしろB&Bタイプの宿泊施設が充実しています。B&Bにはホームステイ風のものから、プライバシーを重視したコテージタイプ(貸し別荘風)や高級ロッジ風のものまで、スタイルも雰囲気も多種多彩です。いずれも、客室数が少なくアットホームなサービスが特徴です。B & Bを上手に使いこなすには、まずは出発前の情報収集が大切です。南オーストラリア州のB & Bの多くをカバーしている、Bed & Breakfast and Farmstay South Australiaという非営利団体があります。バロッサバレーをはじめとする主だったS.A.州内のワイナリーのB & Bの情報を手に入れることが出来ます。

 

■雉のパテで一躍有名になったマギービアー  

マギービアーというと、オーストラリアではかなり有名な食品ブランドです。ご主人がバロッサバレーで1973年にpheasant(雉)の養殖場をはじめました。雉ファームが軌道に乗ると、そこで生産される雉を原料とした食料品を販売するためのショップ兼レストランを経営。ここで奥さんの作る料理が大評判となり、自家製の雉のパテがマギービアーブランドを次第に確立していきます。1991年、食品製造に専念するため、多忙だった15年間に及ぶシェフの看板をおろし、現在そこにはファームショップとランチのみを提供するカフェがあります。マギービアーブランドの食品の中で、雉のパテに次いで、ボクはQUINCE(花梨)のジャムをお薦めします。クラッカーにブルーチーズ、その上に QUINCE(花梨)のジャムをうすく塗ると、ブルーチーズのにおいが苦手な人でも、あらあら不思議。でりゃーうまい!なんていって食べられるようになるんです、これホント。豪州国内のちょっとしたスーパーマーケットで手に入るので試してみて下さい。

 All images are protected by copyright to the South Australian Tourism Commission 

 

 

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