タウンホール間近のフードコートに店を構え、学生や働くすべての人の強い味方として、
安くおいしい日本食を提供し続けてきた MOMIJIの店主、青木さん。今回はそんな青木さんに、シドニーの変化と MOMIJIの変わらないものについてチョコっと、インタビューをしてみました♪コンセプトはどこよりも安く、早く。
タウンホールは、どの地域にもアクセスできる便利な場所であるとともに、
多くの語学学校や、エージェントが集まった場所でもあるため、おかげさまでたくさんの方が訪れます。 お客様の中には 3ブロック離れたオフィスから来てくださる方もいるんです。当店への往復だけで、お昼の休憩が終わってしまうようなお客様も。 そんなお客様のために、少しでも早く提供し、待たせたくないという気持ちは強いですね。多くの皆様に満足してほしい!といつも思っています。 なるほど、そこからコンビネーションメニューも始まったんですね?
そうです。やはり時間の限られているお客様にとっては、サッときてサッと食べられるものがいいんですよね。
多彩なコンビネーションメニュー
客層、人気メニューは何ですか?
やはり半分は日本人のお客様、残りがアジア人とローカルで半々といったところでしょうか。
人気商品はカツカレー(写真左)やから揚げ丼(写真右)ですね。前回新メニューに加えた、和牛ポン酢定食も人気が高まっています。
また、日本人のお客様には、トン汁も根強い人気メニューだと思います。
ここ数年、お店の変動はありましたか?
正直、毎日いらっしゃるたくさんのお客様に必死で、何かを特別感じたことはないですね(笑)。
いつの時代も、日本人が作る日本食を食べてもらいたいと思ってきただけなので。 ただ、物価高のせいで、フードコート自体の値段が上がり、メニューの値段も上がりました。 それが、とっても心苦しいですね。やっぱり皆さん、安さを求めていると思うのでなんだか申し訳ないです。
そして、趣向としてはたくさん同じものを食べるというのではなく、さまざまな種類のものを少しずつを食べたい!というお客さんが増えています。
寿司ロールが人気なのもうなずけますよね。
最後に、青木さんにとってシドニーはどんなところですか?
「余裕がある国」でしょうか。日本にいるよりも、家族と過ごせる時間が多いと思います。
私も子供が3人いるんですよ。子供たちと過ごせることは、仕事をすることはもちろんですが、私にとってとてもうれしいことですね。 料理人になったきっかけは、食べることが好きだからだったと話してくれた青木さん。「何も考えずただ、料理を作ってきただけなんですよ」と、謙虚に話す一方で「現代でも受け入れられるメニューを」と今でも勉強し、創意工夫を凝らしているそうです。
笑顔で温かみのある青木さんだからこそできた、MOMIJI。長年、変わらない場所で変わらない味を提供してくれたMOMIJIに深い思い入れがある人も多いのではないでしょうか。そして私たち、日本人が日本から遠いこのシドニーで、頑張ろうと思えるのはやはりそんな日本食のおかげかもしれませんね。
ぜひ、皆さんも一度、温かい店主、青木さんのいるMOMIJIに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
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