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特集メルボルン Vol.2 Live Style

特集メルボルン Vol.2 Live Style

Live Style Fashion and Music on Show

2009.4.17-19 @Docklands,Central Pier

※動画は下にあります

 

“ファッショナブルな街”

他都市から来た人々が口を揃えて言う、メルボルンという街についての感想だ。

アートやファッション、音楽といった文化が他都市よりも発展しており、メルボルンのあらゆる場所で毎日のようにイベントが開催されているのはご存知の通り。

つい先日、大規模なファッション・ショーが開催されたばかりにも関わらず、またもや興味深いファッションイベントが開催された。このイベントの趣旨は『ファッションと音の融合』。国内ブランド、海外ブランドを合わせ50ブランドが集結し、屋内では仮設店舗でのビッグセールを開催。また、コーディネート・セミナーやヘアカットショーも行われた。そしてランウェイでは各ブランドが提案する2009秋冬のファッション・ショーが開催と、盛りだくさんの内容。それは、いまや全世界を虜にしている“DIESEL”や“G-STAR”といったブランドから、オーストラリア発の絶大な人気を誇るブランド“Bettina Liano”まで、ファッション通を唸らせるほどである。

また、屋内に設置されたVIPバーにはアルコールやライト・ミールが用意されており、シャンパン・グラスを片手に語り合う人々の中には、ランウェイを歩き終えたモデル達の姿も。 

ランウェイでのショー、そして各ブランドの仮設ショップを廻り感じたこの秋冬のキーワードは“定番スタイルの進化”。既に皆の中に根付いている様々なファッション・スタイルを、各デザイナーが各々で消化し、そこからまた新たなスタイルを作り出している。

その中でも気になったのは“クラ シカル・スタイル”。カジュアルなテイストが売りのブランドでも、今回はどこかクラシックなテイストが漂うデザインに仕上がっていたように思えた。昨年よりブームとなっているチェック柄を筆頭に、タイトなシルエットのジャケットやシルク素材のワンピース、一番上まで留めたシャツに棒タイなど、英国調を漂わ せるスタイリングも目立った。

また、秋冬スタイルには欠かせない“民族調スタイル”や“70’sスタイル”も健在。ポンチョやファーなどの定番アイテムもスタイリングのポイントに使われていた。

個人的に注目したいのは、各ブランドがモデルに持たせていた“ビッグ・バッグ”。毎年入れ替わる小物の流行だが、今回のショーを見る限り、今年は大きめサイズのバッグが主流となりそうだ。男女問わず、1泊旅行が出来るほど大きなバッグを合わせたスタイリングが目を惹いた。

VIPバーの前にはDJブースも設置され、UKからも登場したDJ陣 が音を提供。シャンパン・グラスを片手に談笑している人々のファッションは、ランウェイのモデルに引けを取らないほどファッショナブル。このメルボルンに、これだけ大勢のファッショニスタが存在していたのかと思うと驚かされる。そういう人々は、音の楽しみ方にも長けているようだ。視覚を満たされた後は聴 覚で最新の音を感じ取っていた。音とファッションは切っても切り離せない関係にあるのだと再確認せざるを得ない夜でもあった。その場で耳を奪われた音、“ベースが重過ぎない大人なハウス”…この音に最も注目したい2009年秋冬である。

 

◆会場の様子はこちら◆

このイベントの詳細は

http://www.livestylefestival.com.au

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