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GO!豪!!インタビュー BLOODPUPPIES ENTERTAINMENT プロダクションマネージャー 大嶋 利章さん インタビュー

GO!豪!!インタビュー 

BLOODPUPPIES ENTERTAINMENT

プロダクションマネージャー 大嶋 利章さん インタビュー

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【プロフィール】

大嶋 利章 Toshiaki Oshima

 1999年に渡豪後、2004年にBLOODPUPPIES ENTERTAINMENTを設立。

京都府出身、1981年生まれの現在27歳。

 メルボルンに拠点を置くBLOODPUPPIES ENTERTAINMENTは今年で設立5年。日本人とオーストラリア人の2人で立ち上げた、エンタテインメントプロダクション。一体どんな方なんだろう?とインタビュー当日、興味津々で大嶋さんを待っていたら、そこに現れたのはカジュアルでおしゃれな黒いスーツに身を包んだ今どきの若者、弱冠27歳の好青年だった。

                                                               インタビュアー:平塚 敦子

 

Q.BLOODPUPPIES ENTERTAINMENTはどのような会社なのですか?

A.元々会社を始めた時はサウンドプロダクションで、レコーディングやPAの仕事をやっていました。今の音楽業界の風潮でレコードも売れない、プロのレコーディングスタジオを使う人も少なくなってきて、それだけでは利益も上がらないと言うことで、その2年後くらいからツアープロモーターの仕事を始めたんです。始めたきっかけは、ちょうど日本のコンサートプロモーターのクリエイティブマンさんやオーストラリアのチャグ、フロンティアと知り合う機会があって、ツアー自体のセグメントはどんな感じなのか?って話をしていたら、これからはツアーがもっと来るんじゃない?と言う結論になって…。でもこれ1本に絞っているわけではなくて、ライフスタイル、エンタテインメントを提供できる会社にしたいんですよ。だから、招聘するアーティストのレコード販売をするレーベル的な役割や、バンドとレーベルの間に立って仕事をするエージェント的な役割、ツアーコーディネーターなど、今は色々とやっています。

Q.メルボルンに来るきっかけは何だったんですか? そして、なぜこちらで会社を設立することに?

A.父の仕事の関係でタイやシンガポールなど世界を転々としていたんです。で、これからは国際派がいいのかな(笑)?と思い、こっちの大学に行こうと決め、1999年にメルボルンに来ました。その前はアメリカ移住も考えましたが、生活面を考えるとオーストラリアに移り住むのが一番なじみやすいだろうな、と言う結論になって。ちなみに大学はRMITのサウンドプロダクション(録音技師のコース)を卒業しました。中学・高校ではバンドをやっていたこともあって、ずっと音楽系の仕事に就きたいなと思っていたんですね。そしてこちらに来て裏方の仕事をしている時、たまたまあるバンドのヴォーカルと知り合う機会があって、バンドに加入することに。その後、彼女が音楽ビジネス一緒にやらへん??と話を持ち掛けてきてくれて、一緒に会社を設立することになりました。

Q.今までどんなアーティストと仕事をされてきました?

A.去年は関西で活躍しているBLOODというアーティストのツアープロモーションやTHE BAWDIES、LUNA SEAのSUGIZOさんがUKのバンドJuno Reactorと言うトランス系のバンドに参加していたので、そのコーディネートなどですね。その他ローカルのバンドのプロモーションやツアーを回したり…。そして次(4月)に来るのがエイベックスのアーティスト、Aural Vampireです

 

Q.ちなみに日本からこちらに来るアーティストって多いですか?

A.うーん、あまりいないですね。結構日本のレーベルやマネージメントと話をしていたら、日本にとってオーストラリアのマーケットはまだまだ未開拓なんですよ。国の面積は大きい割に人口が少ないし売り上げも望めない。でもレコードが売れなくてもライブツアーやると意外にお客さんがたくさん入る、特にメルボルンはライヴ文化がすごく強いから、他の国の大きなアーティストを見ていると、世界ツアー周って絶対ここに来るんですよね。…とまぁそういうことを説明して、僕らもいるし、日本からできるだけこっちに来てもらえるようにと思ってはいます。

 

 

Q.さて、今まで印象に残っている仕事ってあります?

A.全部印象的です!何が起こったか全部覚えていますよ(笑)。例えばこちらが全部仕事を仕切っていても、箱(ライヴハウス)や一緒にツアー周るバンドの手違いで、こちらも足を引っ張られることも多いんです。例えば箱の責任者と連絡が取れないとか、ローカルのバンドのマネージャーが契約内容と違うことを言ってくることもあるし、こっちはルーズで…。日本ってそんなことあまりないじゃないですか?しかし、どれもこれも全部いい勉強にはなっていますけどね。僕らはそれらをサポートするのが仕事だから、できるだけ満足してもらえればと思っています。そして今のところみんなまたオーストラリアに帰ってきたいと言ってくれているので、まずまずかな(笑)。

Q.大嶋さんが今注目しているアーティスト、呼びたいバンドっています?

A.います! 今ハマって聴いてる音楽はハードコア…、スクリームがあったりするうるさい音楽なんですけど、アメリカンのバンドでAlesanaとか、カナダのSecret and Whisper。彼らまだこっちでは流通もツアーもやっていないので、一緒にできればいいなぁ。

Q.私も音楽の仕事をしていましたが、大嶋さんにとっての音楽の仕事の魅力、続けられる秘訣って何でしょう?

A.何でしょうね…?結構飽き性なので長続きしないんですが、音楽だけは今も続いている。モノを作るのが好きなんですよ。自分で曲を書いたり、バンドもやっていますし、裏方の仕事も好き。例えばツアープロモーションでも先が見えないモノ作りじゃなくて、ツアー1本ずつしっかり終りが見える。そして完成した時に、やり終えた~!って達成感があるのはいいですよね。ただ趣味と仕事が一緒だから、24時間常に仕事のことを考えちゃいます。ネットさえあれば今のところ仕事も回せるし。…不健康!

Q.この流れでオフの日と言うのも変ですけど、何されています? 趣味とかは?

A.休むと決めた日は、自分のバンドの曲作りをしています。あとはできるだけ外に出て友達と遊んだり。趣味は…、僕動物が好きなんですよ。自宅にジャーマンシェパードとゴールデンレトリバーがいて、一緒に遊んでいます。コンサートなどにも行きますよ。ローカルのバンドから大きいアーティストまで色々観に行きますが、ただ客として観に行くだけじゃなくて、プロダクションってどうなんだろう?とか常に考えていますけどね。あと海外ドラマシリーズが好きで、「24」とか「Office」、「Bones」などを観ています。

Q.仕事やプライベートでの今後の夢は何ですか? 大きくなくてもいいです(笑)。

A.そうですね。頼りにされたいと言うか(笑)。オーストラリアに行くんだったらBLOODPUPPESしかいないよねと、ぱっと名前が出てくる存在になりたいです。あとは自分のバンドでご飯を食べられるようになりたいな…というのはあります。

Q.最後に、大嶋さんが考えるメルボルンでの音楽の楽しみ方は?

A.メルボルンは色んなジャンルの音楽が各エリアによって行われているから、インディ系の音楽を聴きたければBrunswick、ロックだったらVictoria Marketの近くだとか、エリアでの絞り方もできます。あと、こっちはみんな気さくだし、お酒飲みながらお客さんとすぐ仲良くなれるじゃないですか。だからそこで新しい友達とか見つけて、一緒に新しいライヴハウスに行ったりして楽しんでほしいですね。

※Present

 4月18日(土)The East Brunswick Clubにて行われるAural Vampireのライブチケットを1組2名様にプレゼントいたします。

住所、氏名、E-mailアドレス、『GO!豪!!メルボルン』の感想をお書き添えの上、4月10日までにinfo@tryber.com.au宛てにメールでご応募ください。

 なお、プレゼントの当選は発送をもってかえさせていただきます。

BLOODPUPPIES ENTERTAINMENTホームページ

URL: http://www.bloodpuppies.com

Aural Window(大嶋さんのバンド)Myspace

URL: http://www.myspace.com/auralwindow

Aural Vampireオフィシャルホームページ

URL: http://auralvampire.com/index.html

[Live Information]

Aural Vampire Australian Tour 2009 メルボルン公演

日時:2009年4月18日(土)

場所:The East Brunswick Club

住所:280 Lygon Street, East Brunswick, VIC 3057

Box Office: 03 9388 9794

URL: http://www.eastbrunswickclub.com/

 

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