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GO!豪!!メルボルン ビューティー・スパキャリア 高橋裕紀さん、Anne Nguyenさん インタビュー

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ビューティー・スパキャリア 

高橋裕紀さん、Anne Nguyenさん インタビュー

 【プロフィール】

Anne Nguyen 

ディレクター兼ビューティーキャリアカウンセラー

保有資格等:CIDESCO国際認定ビューティーセラピストディプロマ、ITEC国際認定ビューティーセラピストディプロマ、Certificate IV in Training and Assessment、(社)日本エステティック協会正会員  9歳の時にベトナム・ホーチミン市より家族でオーストラリアへ移住。以後、メルボルンにて育つ。メルボルン市内のビューティーカレッジにてディプロマを取得後、CIDESCO, ITEC国際試験に合格し、国際セラピストとして認可される。

就学期間のスクールサロンでの経験に加え、ビクトリア州内のリゾートスパにて3年間勤務。

200810月にビューティー・スパ関連キャリアコンサルティング会社・Dreamworks International Career Centreを設立。

現在、ディレクターとして会社運営を行う傍ら、Bachelor of Health Science in Dermal Therapies(皮膚美容・健康学)のコースを履修。 

高橋 裕紀 Hiroki Takahashi

キャリアコーディネーター兼広報・マーケティング責任者

保有資格等:Diploma of Business Communication (Canada), PIER-EATC(オーストラリア政府認定)教育カウンセラー資格

1981年生まれ、千葉県出身

バーテンダー・音楽イベント企画・TV局の電話オペレーター・家電製品の販売・ITベンチャーの営業など様々な職種を経験。24歳の時に憧れだった海外生活を決意、カナダ・バンクーバーへ渡航。1年間の海外生活の中で英語の勉強・ビジネススクールでのディプロマ取得と日本語教師のボランティアを経験。

26歳の時、タイへ旅行に行った際、Anneと知り合いその後連絡を取り合う仲に。20088月に渡豪を決意、Dreamworks International Career Centreの立ち上げに携わる。

現在、広報・マーケティングマネージャーとして勤務する傍ら、Graduate Certificate in Resort Management(リゾート管理・経営)のコースを履修。

  

 

Q.まず始めに、高橋さんが渡豪したキッカケというのは

Takahashi(以下:T:オーストラリアに来る前は日本のITベンチャー企業で働いてまして、そういった経緯もあり、将来は何か自分のビジネスを持ちたいと思っていました。日本の企業勤める前に、カナダ1年間留学をしていた経験があったのですが、その時から将来は海外で何かをやりたいなという思いがあったんですね。それから帰国した後、一昨年の12月に旅行で行ったタイでたまたまAnneと知り合う機会がありまして。その後帰国してからも連絡を取り合っていました。元々Anneはオーストラリアのスパでビューティーセラピストとして働いていて、将来自分のサロンを持ちたいという夢を持っていたんですよ。僕も起業するという点では同じ目的を持っていたので、この際だからオーストラリアで何か一緒に仕事を始めてみようかってことになったのが来豪のキッカケですね。

Q.では、Anneさんがオーストラリアに住んでいたので、この国を選んだということになるのですか

T英語圏の国がいいというのは以前より頭にあったのですが、海外で新事業を始めるということにあたっては、その国の人の協力は欠かせないと思いました。それに、日本で始めるよりはオーストラリアのほうが何かと新しいチャンスが多いかなと思ったので。

Q.しかし、現在は日本の美容産業は世界で2位だとお聞きしたのですが

Tそうですね。日本は今、エステ・スパなどの全ての美容施設を含めた市場規模、アメリカに次いで2位です。ただ、色々とオーストラリアと日本の美容業界を比べてみのですが、セラピスト採用に対する基準はオーストラリアのほうが高いのではないかと感じます。というのも、日本の美容関係の求人広告などを見ますと、未経験者OK”というところが未だに多いのが現状です。それは経営者から見た方針で、未経験者を1から育てて、そのまま長い期間働いてもらという風習があるからです。しかし仮にオーストラリアで就職するとなると、やはり資格ベースでモノは問われます。最低でもサティフィケイトもしくはディプロマを持った方が応募する資格を持っているということになります。なので、未経験者を雇って育てるという風習はオーストラリアには無いですね。

Q.では、まず学校、そして経験それからプロという段階を踏まなくてはいけないということですね。しかし、学校を卒業した後にどうやって職を探せばよいのですか?

Tそこが、今僕達が提供しようとしているサービスでもあります。元々、ここで学校に通うとなれば学生ビザが必要ですよね。そして就学が修了すれば帰国せざるを得なくなるというネックがありました。そこでメルボルン市内にリゾートスパ・マネジメントのコースを提供している学校があるのですが、今回そこと僕らが協力して、インターナショナル・スチューデント実力のある人にはスポンサー・ビザが与えられるようなリゾートスパを斡旋するというサービスを始めました。

Q.それは画期的なことなのですか?

Tそうですね、今までに無いサービスだと思います。ただ、そのコースを卒業した日本人はまだ居ないのですが、実際のコース修了生の方が今ビクトリア州のリゾートスパで働いてスポンサー・ビザをもらっているという事実があります。これは日本人にも当然当てはまるでしょうということです。

また、日本で資格・経験を持ったセラピストの人達に対しても、ワーキングホリデービザを使って、オーストラリアのリゾートスパで有給インターンシップというプログラムも最近始めました。僕らが最終的に目指してほしいと思うのが、世界中どこのスパに行っても通用するセラピストになるという事ですから、オーストラリアでの職務経験を積んで、海外就職を目指すにあたって大きなアドバンテージを掴んでほしいと思っています。

Q.Anneさんから見た、オーストラリアの美容業界の現状はいかがですか

Anne(以下:A):オーストラリアのスパ業界は、昔からかなり発展していまして、かれこれ30年程前からになります。オーストラリアのスパ業界というのは、様々なセラピストがそれぞれ資格を持って経験も積んでいる方が多いので、基準としてはかなり高いところにあります。また、オーストラリアで資格を取るということは、世界で通用するというメリットもあります。

Q.オーストラリアならではの美容業界というのはありますか?

A:美容業界全体技術レベルの高さは、現時点では日本のほうが上です。しかし、フォーカスしている部分が違っていて、オーストラリアは外見より自らの体内をキレイにするというウェルビーング(健康)に関してフォーカスしている部分が多いですね。アジア各国で人気のコスメテック・タトゥーホワイトニングトリートメント、それから美容整形などのコレクティブ・トリートメントよりもウェルビーングに重点をおいていますので、そういった部分では、自然体での美を意識したオーストラリアのスパ・セラピーは日本のエステティック技術とは、また違った良さがあると思います。 

T:僕も色々と情報を集めてみたのですが、今は日本でもどちらかと言えば、美を追い求めるより、健康や癒しを求める需要のほうがどんどん伸びてきています。欧米のハーブ・セラピーを取り入れているサロンも多いです。元々オーストラリアではそういった技術が確立されている様なので、こうした技術が日本でも浸透してきていると思っていただければいいですね。

 

Q.今、オーストラリアで一番人気のあるスパ・セラピーは何だと思いますか?

A:泥を使ったマッド・ラップ。それからボディ・トリートメントやボディ・スクラブ。あと、アロマを使ったマッサージ等が人気ですね。

Q.日本とオーストラリアの美容に関する価値観は、どこが違うと思いますか?

A:日本人は外見の美を重視するのに比べて、オーストラリアでは体内の健康を意識する人が多いです。街を歩いている人を見ると、真夏で紫外線の強い日でも平気でノースリーブで歩いていますが、これはアジア人から見ると危険な行為に見えますよね(笑)

Q.え、ええそれは本当にそう思います。これは気を付けたほうがいいですよね。話は変わりますが、日本のほうが選択肢は幅広いのにも関わらず、日本の皆は海外に出ようとする傾向が強いように思いますが、それについてはどう思われますか?

Tこれは僕が非常に強調したい部分でもあるのですが、どんどん海外に目を向けていいと思います。当然、住み慣れた日本で勉強して日本で就職するほうが安心感はあると思うのですが、日本のエステ関係の雇用状況はあまり良くない状況にあるのが事実です。例えば日本の学校に行って卒業資格を持っていても、実務経験がないから未経験者と同じように看做されて、低賃金や長時間労働といった問題や、営業ノルマを課せられたりといった状況です。それに比べると、雇用状況はオーストラリアのほうが良いですし、こちらの美容学校では、併設のスクール・サロンで実際にお金を払うお客様を相手にした実践経験を就学中に積むことができます。海外に目を向けてくれている人が多いというのは、僕らにとっては大変嬉しい事ですし、もっと、海外にも様々なチャンスがあるという意識を持っていただけたらと思っています。その為のサポートをするのが僕らの役割です。

Q.こちらで取得できる国際資格は、全世界で通用するのですか?

A:国際資格は是非取っていただきたいです。大きく分けると、CIDESCO(シデスコ)ITEC(アイテック)、CIBTAC(シブタック)と、主に世界中で認可されている3つの資格があるのですが、例えばシデスコで言うと世界30カ国以上で認知されている資格なので、世界のリゾートスパを旅しながら働くといったことも可能ですもちろん日本の美容業界においても、トップクラスの資格として認知されています。

T国際資格を取るには、各団体に認可された特定のカレッジにてディプロマコースを修了し、初めて受験資格が得られる様になります。この仕組みは日本でも同じです。ディプロマコースについては、1年間フルタイム(週5日、9:00-17:00)のケースが殆どです。

A:以前、メルボルンのビューティー・カレッジで勉強していた際に、日本人のクラスメイトがいたんですね。その子は元々、日本のエステサロンで仕事をしていたのですが、あまり良い待遇を受けることも出来ず、そのうえ長時間労働を強いられていたので、新しい事を勉強するということも困難な状態でした。そういった状況を変えたいということでオーストラリアの学校に来たのですが、そこで日本国内だけでなく国際的に役立つスキルを得ることができました。彼女が日本に帰って就職活動をした際に、国際資格を持っていたほうが、持っていない状態よりもずっと良い条件で就職する事ができたそうです

 

Q.では、その資格を持っていれば、オーストラリアに限らず日本でも海外でも働けるということですね

Tそうですね。もちろんこちらで学校を卒業した後は日本で就職したいと考えている人もいると思います。そこで今後は、日本の美容関連に特化した人材派遣会社と提携して、こちらに居る段階から日本での就職の情報を取り入れて、そしてスタッフ希望する条件も充分に取り入れて、十分に交渉してから送り出す形にしたいと思っています。実際そこまでやるのはいかがかなとは思ったのですが、ただ単に学校やコースを紹介するだけでは他の留学センターと一緒になってしまいます。ですから、このプラスアルファがあってこそ、皆さんに納得してもらえるのではないかと思っています。

Q.日本でも国際資格を取ることは可能ですか?

Tええ、可能です。実際、美容学校の数は日本のほうが多いです。しかし、こちらで就学するメリットとして、国際語でもある英語でのコミュニケーション習得がありますし、海外生活の経験が出来るということもあります。国際的視野を持ったセラピストが今後必要になると言われていますし、僕らも確かにそう思っています。日本でも、海外のお客様を扱う美容施設では英語が必要になりますし、5星ホテルのスパに関しては特にそう言えると思います。

Q.例えば学校に行く段階から就職までと考えて、日本とオーストラリアで、費用はどちらが安いですか?

T例えば日本で地方にお住まいの方が、東京もしくは大阪などの大都市に出て来て一人暮らしをしながら学校に通う場合と、オーストラリアの都市に来て学校に通いながら生活する場合では、生活費は多少安くなると思いますオーストラリアではシェアハウスがあったり、食材が安かったりと贅沢をしなければ日本にいるよりも生活費を抑えることができます。日本ディプロマ取得コースの学費は1年フルタイムで通えば大体120~150万円くらいかかりますが、オーストラリアでは目安として$15,000ほどです。そのコース案内や手続きに関しては僕たちが無料で行っています。

Q.例えば短期で通えるコースなどはありますか?

T一般的にオーストラリアにて3ヶ月以上、フルタイムの就学には学生ビザの取得が必要ですが、中には観光ビザ、ワーホリビザにて履修できるコースもあります。

一番短いものですと、1日~2日で履修できるコースがあります。これは、本格的にスキルの取得を行う為のコースと言うよりは、週末に気軽に参加していただけるワークショップとなっています。例えばヨガ、スウェーデッシュマッサージ、アロマセラピー、リフレクソロジー等があり、$280から参加できます。また、1622週間のネイル、メイクアップの短期コースもあり、週2~4日の夜間コースとなりますので、日中仕事をしているワーホリの方でも通うことができます。英語のrequirementIELTS3.5なのでそれほど高くはありません。

Q.Anneさんにお聞きしたいのですが、女性が最も気をつけるべき美容法は?

A:朝と夜はしっかりとクレンジングすることをオススメします。あとは、外出する際にはサンスクリーンを忘れずにすることですね。特にオーストラリアの紫外線は強いですから。あとは、目元を重点的にケアすることも必要です。アイ・クリームなどでケアしてあげてください。

Q.オーガニック・コスメは日本でも人気ですが、肌に対してはどうですか?

A:通常のお肌のメンテナンスに関しては、オーガニックはかなりオススメです。ただ、シミや皺といった特殊なケースをケアする場合は、特別なものが必要なので、その際にはオーガニック・コスメはあまり役に立たないケースが多いですね。

Q.ありがとうございます。女性の皆さんに参考になるかと思います。

A:私は子供の頃から美容に関する情熱を持っていました。それで、まずは自分自身をキレイにしたい、そしてそのスキルを磨いて他の人もキレイにしたいという情熱を持ち続けてきました。そういう気持ちを持った人達に是非素敵になってほしいと思います。

Dreamworks International Career Centre Pty Ltd 

住所:Suite1114 / Level 11, 530 Little Collins Street, Melbourne, VIC 3000

TEL: (03) 9629 1992

日本語直通(日本人スタッフ携帯):0434 235 452

E-mail: info@dreambeautycareers.com

Website: http://www.dreambeautycareers.com

※Dreamworksのお知らせはこちら

※Anne Nguyenさんによるコラム『AUS流 スキンケア&コスメ選びの心得』はこちら

 

  

※Present

Dreamworks International Career Centreのキャリアカウンセリングをご利用された方へ下記ビューティー・スパトリートメントメニューの中から1種類のバウチャー(無料優待券)を5名様にプレゼント致しますフェイシャルトリートメント、ワキシング、スウェーディッシュマッサージ、リフレクソロジー、アロマセラピー

 住所、氏名、E-mailアドレス、現在のご職業(学生・ワーホリ等)、希望のカウンセリング日程、『GO!!!メルボルン』の感想をお書き添えの上info@tryber.com.au宛てにメールでご応募ください。折り返し、担当者よりカウンセリング日程確認のメールをさせていただきます。

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