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犬の行動~その5~

ついに最終回がやってまいりました!犬の行動学

これでみなさんも犬博士

ワンちゃんの気持ちを理解して、いい関係を築いていきましょう

マウンティング
一般に性行動と考えられていますが、それ以外の意味合いもあります。

興奮していたり、ふざけ、社会的支配心や転移行動(八つ当たりを含めます)の現れであったり、身体疾患の可能性もあります。

男性ホルモンの影響は生後6~9ヶ月頃までの成長期までは、はっきりとしません。

幼い頃に去勢した子犬でも最終的には雄特有の行動をするようになります。

成犬になってから去勢した雄犬では頻繁にマウンティング行為が見られます。

去勢前に交尾の経験がある場合は、他の犬に対してマウンティングを行う可能性が特に強くなる。

去勢していない犬と同様、去勢した犬も雌犬との交尾や射精をすることがありますが、これはあまり一般的ではありません。

自分の地位を誇示したり、他の犬と地位を争う場合はその犬の背に頭や足を置く。

そうした動作の後にマウンティングをしたり、しようと試みることが多いのですが、その場合は抵抗されたり、時には喧嘩や逃げられたりします。

犬が飼い主にマウンティングをする場合、特に興奮している時は社会的支配を表現している場合がほとんどです。

荒っぽい遊びの最中にマウンティングに移行することがありますが、この行為に犬の性別は関係無く雌犬も他の犬や人間に対してマウンティングすることで、社会的支配、興奮、たわむれを表現することがあります。

執拗で過剰なマウンティングには衝動異常や尿管疾患などの身体的問題があるかもしれません。

 

サイレンで遠吠え
サイレンの音に反応しているのではなく、音の高低に反応しています。

高い音が仲間の遠吠えに聞こえてしまうのです。

 

雷が怖い
雷雨を怖がる犬は、そわそわして息を切らし、あちこち歩き回ります。

時には震えたり、夜中に飼い主を起こしたりして慰めてもらおうとしたりします。

恐怖を強く感じる犬は、雷から逃げようとして狂わんばかりに暴れます。

家の中にいる犬は窓やドアを前脚で引っかいて外に出ようとします。

外にいる犬は網戸を破って家の中に入ろうとします。

犬が神経質になっている時に撫でたりすると、誉められていると勘違いするので、なだめることは止めましょう。

嵐の間は美味しいガムでも与えて、一ヶ所にじっとしているよう話します。

 

強い恐怖
怖がったり不安を感じている犬は、逃げ出そうとしたり、服従を示す排尿をしたり、噛む場合もあります。

動物病院など恐怖感を起こすものが明らかな場合は特に、静かにしていたらご褒美をあげて気をそらし、ゆっくりと慣らしていくことができます。

お仕置き、叱責、厳格なトレーニングなどは、いずれにしろ良い方法ではありません。

怖がる犬に対して使うのは特に避けましょう。

 

マーキング
雄犬は自分の縄張りを他の犬に伝えるために、尿をちょっとずつ引っ掛ける。

雌犬の場合は縄張りの主張はしないが、自分の発情を雄に知らせるためにします。

自分のためにマーキングして、安心して動ける範囲を確認するという意味もあります。

排泄後にしきりに後ろ足で砂をかけるような仕草もマーキングの一種で、犬の足の裏(肉球)には汗腺があり、そこから出る汗の臭いを引っかく動作で地面に擦り付けて自分の縄張りを誇示している。

雄犬は片足を上げて尿をするが、これにも意味があり、出来るだけ高い位置にかけることによって、散歩している犬の鼻の高さになる。

そうすると臭いを嗅いでもらいやすい上に、自分のした尿の上にまた他の犬の尿をかけられることが無いと考えている。

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