©2008 Departures Film Partners
同 作品は、一般的にあまり知られていない「納棺師」という仕事を通して人間の生と死を描く感動作。主人公のチェロ奏者が、所属するオーケストラの突然の解散 にともない、ひょんなことから故郷の山形県で納棺師として新たな生活を送ることになる。納棺師とは、遺体を整え、衣装替えや化粧をほどこし、棺に納めるプ ロフェッショナル。ともすると暗くなりがちな「死」をテーマに、愛すること生きることを、ユーモアと移りゆく日本の季節を背景に交えながら描く、心温まる ストーリー。主人公を演じる本木雅弘をはじめ、その妻を演じる広末涼子、見事な存在感を醸し出す山崎努、吉行和子、笹野高史、余貴美子ら実力派俳優たちが 共演。
1986年にニューヨーク映画祭で絶賛された「コミック雑誌なんかいらない!」で注目され、「木村家の人びと」、「陰陽師」、「バッテリー」など数々の作品を手掛ける滝田洋二郎氏が監督を務める。
上映後には、Greater Union George Streetの隣に位置するTON TON REGENTにてレセプションが行われ、映画祭およびメディア関係者らで賑わった。
■レセプションで挨拶するジャパン・ファウンデーションの許斐雅文氏(写真左)と映画祭関係者(写真右)
クロージング・フィルム来場者の声
シドニー在住のKelly Slaterさん:「Departures」は美しいストーリーで本当に素晴らしかった。感動して何度も涙がでそうになった。以前から楽しみにしていた映画祭だけに、クロージング・フィルムが見られてよかった。
シドニー在住のJohn Kungさん:同映画祭では4作品を鑑賞したがどれも素晴らしかった。なかでも「Departures」は、敬遠されがちなテーマを興味深い観点で描いた美しい作品だと思う。今後もっと日本映画が見たくなった。
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